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2011-07-27 22:34:00

「ラーメン一杯のスープに含まれるカルシウムは牛乳の4倍、普通の肉類の十倍以上」--。中国で450店舗以上を展開する日本のラーメンチェーン店「味千ラーメン」(本店熊本市)の常連客なら、なじみのあるフレーズだろう。しかし中国メディアが最近、「味千ラーメンがPRしている煮込み豚骨スープは濃縮スープを希釈している」と報道。これに対し、味千ラーメンは24日、「確かに濃縮スープを希釈して提供している」と報道内容を認めた。四川省の地元紙「華西都市報」が報じた。>>味千ラーメン 大陸部でのみ品質問題が発生したのはなぜ?

 実際に同店公式サイトの「スープに含まれる栄養素」というページでも、「中国農業大学食品科学・栄養工程学院の栄養・分析研究室」の分析結果を紹介し、「コクと風味の高い同店ならではの豚骨ラーメン1杯(360ミリリットル)当たりに含まれている栄養素のうち、最も突出しているのはカルシウムで1600ミリグラム。これは肉類の10倍以上、牛乳の4倍に値する」「含まれているタンパク質のうち15%がコラーゲン」とスープの栄養価の高さをうたっている。

 一方、味千ラーメンを展開する重光産業株式会社が提示した中国農業大学の「食品成分検査報告書」にも、同大学の公印が押された「栄養成分評価報告」があり、同じく「豚骨ラーメンに含まれているカルシウムは100グラム当たり485ミリグラムで、牛乳の4倍、普通の肉類の10倍以上」とされている。ただし、この検査に使われたサンプルは「濃縮スープ」となっており、店で実際に提供している希釈スープではない。

http://j.people.com.cn/94476/7451157.html