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2016-08-14 14:42:00

2016/08/08(月)

日系カフェがHCM市に開業、都道府県と連携

シンガポールに本社を置き、電子商取引(EC)サイトを運営する日系企業スターマーク・ホールディングスは7日、ホーチミン市にカフェ「アガタジャパン.カフェ(agataJapan.cafe)」をオープンした。日本食を提供するほか、日本の47都道府県との連携を通じて、各地の物産などを紹介する。

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【左】「アガタジャパン・カフェ」の外観【右】看板メニューの「gennai茶漬け」=7日、ホーチミン市

 

同カフェは、ホーチミン市1区のダンズン通りに立地する。「土用の丑(うし)の日」にうなぎを食べる習慣を発案したとされる江戸中期の博物学者、平賀源内をテーマとし、うなぎを載せただし茶漬けや抹茶パフェなどのカフェメニューを提供する。茶室を備え、茶道教室といった日本文化イベントを定期的に実施する予定という。

日本の47都道府県との連携により、各地の伝統や物産を紹介する。第1弾として、「秋田県フェア」を開催。同県の酒や菓子、なまはげグッズなどを紹介する。スターマークは、連携を希望する都道府県を随時募集している。

スターマークの現地法人、スターマーク・ベトナムは昨年11月、日本製および日本人プロデュースの商品を取り扱うECサイト「アガタ・ジャパン」<https://vn.agatajapan.com/>を開設。実店舗となるカフェをオープンし、ECサイトの商品を店頭で確認、飲食を通じて体験し、ECで継続購買するオムニチャネルモデルを構築している。また、現地テレビ番組と連携して11月からレギュラー番組を放映し、日本文化の紹介や日系製品の販売を強化していく。

スターマークは、「日本文化の商社」として、ベトナムのほか、シンガポール、香港などで事業を展開。2024年までに世界195カ国・地域に日本の文化を発信することを目標としている。