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2011-05-17 18:00:00

イングランド東部サフォーク州で開発された紙製の牛乳パック「グリーンボトル」が注
目されている。年内には、スーパー英2位のアズダの15店舗が取り扱いを始める。市場
に出回る牛乳パックの9割が高密度ポリエチレン(HDPE)製である英国で、新たな
流れを作り出しそうだ。サンデー・テレグラフが15日、伝えた。
このボトルと同名の小さな企業が開発したもので、紙製の外装と、実際に牛乳が入った
プラスチック製の内袋の2層構造を持つ。飲み終わった後は簡単に解体でき、どちらの
部分もリサイクル可能な資源ごみとなる。外装はコンポスト化も可能だ。
グリーンボトルの生産コストやスピードはHDPE製と同等で、牛乳以外にもシャン
プーやハンドクリーム、エンジンオイルなどの容器として活用が期待される。
同社によると、英国では毎日1,500万本以上のHDPE製牛乳パックが消費されており、
それらが生分解されるには500年の歳月を要する。一方、グリーンボトルは約5週間で分
解するという。

http://news.nna.jp/eu.html