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2015-12-23 13:02:00

CBW調べによる牛肉パッカー上位30社の1日当たりと畜能力は、ここ数年にわたる牛飼養頭数の減少により、2013から2014年にかけて1万4000頭以上減少したが、2014年から2015年には飼養頭数の増加もあって安定した。2015年にはタイソン社のデニソン工場閉鎖があったものの、その分は同社の他工場での生産増加と、初めて上位30位入りした2社の操業開始で相殺された。

30社合計のと畜能力は、52工場で1日当たり12万2635頭。前年の12万2010頭から625頭、0.5%増加した。上位3社および上位5社のと畜能力には、ほとんど変化がない。上位5社のと畜能力は9万7627頭で、前年に比べて50頭の増加。タイソン社はデニソン工場の閉鎖に伴い、ダコタとネブラスカ工場のと畜能力を増大させた。ニューアンガスLLC社は南ダコタ州アバディーンの工場を閉鎖したが、新たに10月にノーザンプレインズビーフ工場を稼働。ただ実際に1500頭の処理能力を完備するには、まだ1年以上必要かも知れない。ウェスタンリザーブプロテイン社は初めてのランクイン。

タイソンフード社は、と畜頭数・売上高ともに全米最大の地位を維持している。同社のと畜能力は、6工場で2万9000頭。2位はJBS・USAビーフ社で9工場・2万7125頭。3位はカーギルビーフ社の6工場・2万3000頭。4位はナショナルビーフ社で、2工場・1万2000頭。5位はアメリカンフーズグループの4工場・6500頭。

2014年の商業用と畜頭数に占める上位3社のシェアは62.3%で、2013年の61.6%から0・7ポイント上昇したが、肥育去勢牛・未経産牛に占めるシェアは72.1%で、2013年(75.1%)に比べて3ポイント低下した。上位5社の商業用と畜に占めるシェアは77.9%(2013年78.4%)、去勢牛・未経産牛に占めるシェアは87.8%(同92.7%)でいずれも低下した。

 

 

 

※2015年12月7日 CATTEL BUYERS WEEKLY

 
2015年ビーフパッカーランキング上位30社 2015年ビーフパッカーランキング上位30社