ミャンマー  2015/11/11（水曜日）
ピザハット１号店、ヤンゴンで開業［食品］

ファストフード世界大手の米ヤム・ブランズが10月下旬、最大都市ヤンゴンにファストフードチェーン「ピザハット」の１号店を開業した。同じヤム傘下の「ケンタッキー・フライド・チキン（ＫＦＣ）」は先に２号店が開業しており、米系ファストフードの進出が本格化する兆しだ。

ヤムは「ピザハット」の出店で、香港のジャーディン・グループの子会社ジャーディン・レストラン・グループおよび地場流通パタマ・グループ傘下の小売大手シティマート・ホールディングスと提携。１号店はシティマートがヤンゴンのダマゼディ通りに構える商業施設「マーケットプレイス」の敷地内に設けた。

ヤムは「ＫＦＣ」の出店では、シンガポール証券取引所上場のミャンマー系投資持ち株会社ヨマ・ストラテジック・ホールディングスにフランチャイズ権を付与。１号店はヤンゴン中心部のボージョーアウンサン通り沿い、２号店を大型商業施設「ジャンクション・スクエア」の敷地の一画に開いている。

軍事政権が長年にわたって支配してきたミャンマーでは、外国企業の本格的な参入が遅れてきた。ファストフードチェーンは韓国の「ロッテリア」、マレーシアの「マリーブラウン」など少数にとどまる。