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2015-10-25 10:36:00
東京・世田谷の有名店「シニフィアン・シニフィエ」の志賀勝栄シェフから製造技術を受け継いだパン屋「Emotions De gout -味覚の感動」が21日、台北市内に正式オープンする。オーナーの林界宏さんは「味は絶対に最高のものを」と話し、高品質に自信を見せる。
志賀シェフへの働きかけからレシピを譲り受けるまでにかかった時間は2年近く。台湾に紹介したいと考えたのは「パンを食べるのは健康的なことで、一種のライフスタイル」だとする志賀シェフの理念に共感したからだと林さんは語る。
同店で使用するのは天然酵母。発酵時間は18時間におよぶため、1日に焼くのは1回のみ。志賀シェフのもとで修行をしたパン職人の謝佳陵さんは、毎朝4時半起きでパン作りに臨む。
同店の商品の中には1個300台湾元(約1100円)近くするものもあり、決して安くはない。林さんは「パンの本質を維持し、合理的な利益を得るために価格では勝負しない」と話す。それでも8月20日のプレオープン以来、多くの客が訪れており、その8割はリピーターだという。(中央社フォーカス台湾)