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2015-10-17 11:07:00

「秋田の食材で最高の料理提供」 都内仏料理店シェフが視察

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県食肉流通公社で秋田牛の枝肉を視察する小川さん(左)

 東京・広尾の高級フランス料理店・レストランひらまつの店主兼料理長小川大樹さん(34)が13日から2日間の日程で秋田県を食材視察に訪れている。今月30日には今回確かめた食材を使い、同店で特別ディナーとして提供する。小川さんは「秋田の食材のおいしさを存分に生かし、最高の料理を提供したい」と意気込んでいる。

 視察は県や秋田銀行の案内で実現した。同店は今年から地方の食材を使ったディナーを1日限定で提供している。第1弾は8月に長崎県島原市の食材を使ったコースを用意した。

 本県の食材提供は第2弾。コースは1人3万円で、想定する利用客約60人の7割近くは予約で埋まっているという。食器には大館市の曲げわっぱを使用。店内を秋田市雄和産のダリアで飾るほか、あきたこまちの新米2合をプレゼントする。

 同店は昨年から秋田牛(あきたぎゅう)を食材に使っているが、小川さんが現場を訪れるのは初めて。13日は秋田市河辺の県食肉流通公社を訪ね、枝肉冷蔵庫を視察。格付けされた枝肉の色やサシのバランスを確かめ、A5ランクの秋田牛のヒレをコースのメーン料理に使うことを決めた。