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2015-10-15 12:51:00

フランス  2015/10/14(水)
米ウーバー、パリでランチ配達サービスを開始[運輸]

美食の都パリで、米配車サービス大手ウーバー(Uber)が14日、昼食の配達サービスの試験展開を開始する。同社の低料金プラン「POP」をめぐっては先に、仏憲法評議会が政府の営業禁止命令を支持する判決を下したばかり。新サービスにより同国での巻き返しを図る。仏紙ル・フィガロなどが13日伝えた。

8~10区で導入されるこのサービスは、専用アプリ「ウーバー・イーツ(UberEATS)」を通じて利用可能。既に北米とスペインの計10都市で展開されている。利用者は毎日午前11時30分~午後14時30分に、あらかじめセレクトされた提携レストランが提供する3~4点のメニューから希望のものを指定する。ウーバーは合理的な配車システムにより、注文から配達にかかる時間を10分以内に抑えられるとしている。ランチの価格帯は8~12ユーロで、デリバリー料金は一律3ユーロとなる。

先に停止を求められた「POP」は、商業免許を持たない運転手による相乗り車を手配するサービスで、スペインやオランダでは既に営業が一時的に停止されている。