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2015-10-09 10:23:00

中国  2015/10/08(木曜日)
レストラン京王、中国でカレー店を展開へ[食品]

私鉄大手の京王電鉄(東京都多摩市)を中心とする京王グループ傘下で、レストラン事業を展開するレストラン京王(東京都府中市)は、台湾の飲食企業など2社と組み、中国でカレー店を展開する。年内に上海市に1号店を出店するのを皮切りに、2020年までに100店に広げる計画。中国で日本のカレーの人気が高まっていることを追い風に、需要の取り込みを狙う。

店舗名は「游香食楽」で、運営は3社が共同出資する合弁会社、上海游香餐飲管理が行う。出資企業は◇レストラン京王◇台湾の上場企業の雅茗天地の子会社である上海仙踪林餐飲管理◇小田急電鉄の子会社で不動産事業の企画や設計などを手掛けるUDS(東京都渋谷区)――で、資本金は900万元(約1億7,000万円)。出資比率は上海仙踪林餐飲管理が50%、レストラン京王が40%、UDSが10%。店舗はフランチャイズでも展開し、店舗運営などで雅茗天地のノウハウを活用する。

1号店は上海市の繁華街である淮海路のショッピングセンター「大上海時代広場」に出店する。五穀米や野菜など健康を意識したメニューがひとつの特徴で、カレーは火鍋風煮込みカレーや野菜カレー、オムカレーなどさまざまな商品を取り揃える。富裕層やホワイトカラーなどをターゲットとして見込んでおり、想定客単価は80元に設定。売上高は月60万元を目指す。

レストラン京王は現在、日本でカレー専門店チェーン「カレーショップC&C」を20店舗展開している。



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