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せいゆう丸釣行記
昨日は東風が強い予報だったので、沖行きはお休みして橋の下の天然ドックでドライブ周辺の整備をしておりました。
ドライブのオイル交換もしたかったので、浜にドデンとお座りさせたらドライブが降りないから、使わなくなったスチール製の燃料タンクを船尾に据えて少し持ち上げた形にしましたが、座りが悪くてコテンと横倒しになったら大変なので、ロープで固定するなどの処置が必要であります。
この時点では潮が完全に干上がってなくて砂地がまだ柔い状態なもので、雨靴が 「ズブ・ズブ」 と沈んで足を取られるので、コンパネを足場にして作業しておりました。
これがドライブのプロペラの部分ですが、ドライブの油圧チルトアップ装置が随分昔に壊れてて海中に降ろしっぱなしにしているからフジツボや海苔の養殖場みたいになっております。(笑)
これはプロペラと犠牲亜鉛(プロテクションジンク)との間に取り付けてあるカラーなんですが、なにやらエライことになっておりました。
カラスの巣床のように道糸やハリスや釣り針が複雑に絡まって、長い歳月にわたるお魚との格闘を彷彿とさせてくれるようであります。
これをほどいてみると
よくもまあこれだけの糸が絡んでいたとは恐れ入りましたわ。
犠牲亜鉛(左)もこれだけやせ細っておりまして、新品の物(右)に交換しました。
この後にドライブのギヤオイルを抜き取って新油を注入して昨日のお仕事を終えましたが、なにせ全部一人でやらなければならない上、潮が上がってくる前に全部の作業を終えなければならないので、取り掛かったらそりゃ休む暇もなく一心不乱に作業を進めなきゃいけなので、終わった時にはもうクタクタになっちまいましたがな。(笑)
それでも潮が引くのを待つ間には、キャビンの中でベッドにごろりとなってタブレットをいじくって来年のカレンダーの更新作業などが出来るようになったので、結構楽しいし時間潰しになってタブレット導入は正解でした。
今朝は夜明け頃を中心に大雨予報になってますがそのうち止みそうなので、お昼は反対側の船底をゴシゴシしてフジツボを除去する仕事でもしましょうかね。
もう見ただけで釣れなさそうなのが 「菜っ葉潮」 なんですが、確か去年もこの潮に悩まされてた気がいたします。
その菜っ葉潮の発生の原因なのかどうかは知りませんが、黒潮の大蛇行が始まってもう2年が経とうとしております。
これが2年前の1月のまともな黒潮の流れであります。
それから間もなくして都井岬沖で小蛇行が始まり、2017年7月頃ついに南紀沖で大蛇行が見られるようになり、現在もその蛇行は続いております。
その影響なのか他の要素なのかは分かりませんが、とにかく年々お魚が釣れなくなってきてるのは事実のようであります。
それならばと、こちらも技術を高めて平均的にお刺身を楽しめる程度に釣れるよう努力しているものの、自然相手のお遊びに平均的結果を求めるのは、まあ無茶な話しといえばそうかも知れぬ。
昨日はそんな努力の限界を痛いほど感じた1日となりました。
昨日の出港時間はいつもよりチョイ早い7時でありました。
スパコン予想では午後から強い南風が吹く予報だったのと、午後1時半過ぎが干潮で例によって川底が浅くなって帰港出来なくなるから、午前中勝負ということで早めの出港といたしました。
こんな感じでお魚は居ないことはないのだけど海底にビターっと張り付いた感じで、まあ口をなかなか使ってくれなくて喰いが浅くて、目の前でサヨナラするシーンが何度あっただろうか。
せっかく喰わせても半数以上は逃げられる感じでした。
これでやっとやっとの結果でありました、
でもまあ、皆さん夜には晩酌しながら新鮮で美味しいアジのお刺身を楽しめたでしょうから、今の厳しい時期ではこの程度で勘弁してもらいましょうかね。(笑)
さあて今日から数日は低気圧の通過で大荒れになりそうなのでお休みになりますが、長らくやれてないドライブ周辺の整備を重点的に橋の下の天然ドックで行う予定であります。
一昨日は、最後の最後にやっとのことでアジの群れに遭遇してつじつま合わせることが出来ましたが、昨日はさらに厳しい状況で、どうにもこうにもなりませんでした。
出港時間は7時30分。
夜明けが随分早くなったので、燃料や水を入れたりの準備作業にゆとりが出てまいりました。
普段は潟付近を探索しながら南に下るパターンなんですが、昨日は気分転換の意味もあってチョイ沖のアジのポイントに直接行って、戻ってくる時に探索しながら釣りをする作戦に変更しました。
それは一昨日サバしか釣れない時間帯が長かったこともあったのですが、ところが昨日はサバすら釣れない時間帯が長くて、しかも喰ってきても喰いが浅いのか目の前でバレてしまうことが何度もあって、頭の中はイライラ・グツグツ沸騰状態になっておりました。
何度もイカリを掛け直してチョイ沖のあるゆるポイントを回っても、居るには居るけどさっぱり食欲が無いのかまるで釣れず、KATA爺さんにおかれては睡眠不足の体調不良もあってか、お昼過ぎまでアジがわずかに3匹という大撃沈状態でありました。
大潮の干潮ということもあって午後3時過ぎでないと港に入れないので時間はたっぷりあるけど、さすがにお昼過ぎてもそんな状態では夕食に美味しいお刺身にありつけようもないので、最後の最後に祈る気持ちで潟のアジのポイントに付けてみることにしました。
先に1隻のプレジャーボートが付けてたけど、幸いにも微妙にポイントを外してくれてたのでベストポジションを確保出来たのですが、それまでの喰いの悪さが嘘のようにポツリポツリと釣れてくれて、なんとか一晩のお刺身を楽しめる程度には釣れてくれましたわ。
高級魚しか釣れないマキ・シャカ釣りと違って、餌釣りでは大衆魚しか釣れないので釣れた絵に華やかさが無いのが難点と言えば難点ではあるけど、デカアジは通年お刺身で美味しくいただけるので、やっぱり餌釣りはやめられませんですわな。
さてと沖に出られるのは今日の午前中までかな。
午後からは次第に風が強くなって、明日からしばらく荒れた天気になりそうなので、長らく出来てないドライブ周辺の整備などじっくりしましょうかね。
昨日の 「あさぎり」 の船長はプレッシャーが半端なかっただろうなあ。
ジェントルM爺にお孫さんが誕生して、100日目の 「食べ初め」 のお祝いに 「爺がマダイを釣って来る!」 と意気込んで釣りに出られたらしいので、失敗は許されなかったのであります。
見事に立派なマダイを2尾ゲットされてたけど、優勝力士が抱えても良いような立派なマダイでしたね。
良かったね!M爺。
海の上はポカポカ陽気で風はそこまで強くなく波もほとんどありませんでしたが、海の中はかなり厳しい状況でありました。
出港時間は7時30分で、わらわら集まった来られたサラリー諸氏のお顔を拝見すると、なんとなく 「今日は釣れなくても、まあ良いかなー!」 的にリラックス気分になるのは不思議であります。
「今日も釣ってやるぞー!」 とギラギラした欲の念をぷんぷん発散してお越しになる爺っちゃま達と違って、サラリー諸氏は日々の疲れを癒しに来られてると自分が勝手に思っているだけなのだろうが、とにかくリラックス気分で沖に出てみました。
潮は軽い上りで水温が19度チョイと手前で悪くはなかったけど、始めのうちは風が北寄りで潮の力と風の力が拮抗してて、船があらぬ方向に動いてしまいイカリ打ちが難しかった。
それでもなんとかお魚の群れを見つけて仕掛けを投入すると、サバ・サバ・サバ。
マサバが多くて型も随分大きくなってきたものの、釣り上げる途中に右に左に走り回るので仕掛がグチャグチャになって、 「船長!サバの居ない場所に連れてってよ。」 と無理なリクエストが飛び出し始めたので、潟付近を諦めてチョイ沖に行ってみました。
そこは自分は最近寄り付かなかった場所ですが、釣り師匠が好んでアジを釣ってたポイントだったのを思い出して寄ってみたのが良かったみたいです。
始めの頃はサバが喰ってきてたけど、いつの間にかアジがポツリポツリ釣れ始め、南風が強くなった2時30分に納竿するまで退屈しない程度にアジが釣れてたようです。
それにしても苦しい状況が毎日続いております。
「サバすら釣れない」 より 「サバしか釣れない」 のほうが当然まだマシなんですが、サバばっかりの時は 「どうにかしてアジのお刺身を食べさせてあげたい」 と考えるから、結構頭の中はフル回転で過去のことを思い出したりして状況打開策を考えているのですわよ。(笑)
ということで、昨日はそれぞれのご家族の皆さんに美味しいお刺身を食べさせてやれたのじゃないかな?
今日も凪ぎ予報なので、近場から探してみましょうかねえ。