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せいゆう丸釣行記
ご長寿台風5号は、まだ東北あたりをウロウロしてますなあ。
でもおかげで奄美以外の九州にはさほど大きな被害が無かったので、不幸中の幸いでありました。
昨日は海が穏やかになり沖に出てはみたけど、釣り師匠から 「シケ明けに釣れたためしはない」 とさんざん聞かされてたし、実際今まで撃沈の時が多かったので、ほとんど期待せずに沖に船を進めてみました。
1週間出てないので情報はゼロだから、当てずっぽうで沖の磯場に掛かってみると相変わらず潮がまるで動いておらず、しかも風がクルクル変わりポイントがズレまくるため、出来るだけロープを短く結わえて対応するがそれでも30m位は位置が変わる。
しかしお魚さんの反応はチョイとばかり出てたので、少しは期待してリールの音を聞いておりました。
それにしても暑い。
地獄での拷問受けてるくらい暑いけど、後ろではキャピキャピと盛んにお話しをされながら、釣りに興じておられる。
釣りがあまり好きでない自分はキャビンで汗ダクダクになりながら、 「そこまでして釣りをしなくても良かろうも。」 と思いながら、めまいすら感じながら耐えるしかないのであります。
昨日はこの欄にちょくちょくお顔を出されるスーパー爺っちゃまのタコ釣り名人さんと、ご自分でお船を日南に所有されてるが遠征釣りが多いというチョイと変わった釣り師のI氏と、ご一緒させてもろた。
おふたりとも前世は何かの海洋生物だったのか、そして余程お魚にいじめられたのかは知らんが、船に乗ると親の仇のごとく釣りまくるのが共通点でありまして、そして何より上手い。
休憩することなく黙々とマシーンのようにお魚を釣られるお姿を拝見すると、とてもじゃないが一緒に竿を出すことなんぞは恥ずかしくて考えられないのであります。
唯一 I氏の失敗は、かなり大きなカンパチを船べりまで手繰り寄せたけど、最後の反転で取り逃がしてしまったしまったことかな。
お昼過ぎて暑くて我慢ならなくなったので、 「もう帰りましょうや。たまりませんが。」 と懇願して帰港の途につくことができ、ようやく地獄から解放されたのでありました。
シマアジやカンパチのお子様も数匹混じっていたので、台風前と少しお魚が変わってきた感じでした。
タコ釣り名人さんのシマアジはグッドサイズで、ヨダレが出そうなくらい美味しそうでしたよ。
さあて今日はスズキくんも出撃するから、多分同じ場所でイサキ狙いすることでしょう。
フカセの達人の お食事処 「ひろ屋」 のひろちゃんがどのような竿さばきを見せてくれるか楽しみだね。
ああそれから、カレンダーの12日と14日に仕事都合で変化がありました。
良かったら是非どうぞ。
台風5号は宮崎直撃する直前に東に曲がってくれたので、大きな災害をもたらすことなく立ち去ってくれたけど、紀伊半島に上陸した後勢力保ったまま北上し、日本縦断の旅を楽しまれておられるようだ。
記録的なご長寿台風みたいで、先月21日に誕生されて昨日で17日間ご存命だそうな。
19日と6時間が台風の長寿記録だそうで、今のところ時速15kmのママチャリ程度のゆっくりとしたスピードで進んでおられるのだが、何故か上陸した後も勢力が急激に衰えることなく元気いっぱい各地に雨を降らせているみたいです。
雨雲が台風の中心より南側にふんだんに広がっているので、通過した後も大雨が続いているみたいなんですが、関東方面は確か水不足気味だったので、恵みの雨になるかも知れませんね。
明日あたりでご長寿記録更新となりそうですが、海に関わる仕事をしてると台風に20日近くもウロウロされたらホントたまりませんわ。
先月の29日に台風からのウネリが押し寄せて来て31日まで沖に出ることが出来ましたが、それから丸々1週間のお休みを余儀なくされたことになり長期の夏休みと考えればそれなりに有意義な時間を過ごせたものの、海水浴場などは一番の稼ぎ時に10日近く営業できないわけだから、その経済的ダメージは計り知れないですね。
漁師も沖に出られず避難港にしばらく漁船を入れっぱなしにしてあり、多分昨夕には全部出て行ったと思うが、ロープを張り巡らせてるので自分たちも出るにも出られない。
台風が一度近づくと海関係のお仕事は週単位の休業となるので、台風の季節は経済的に厳しい時期でもあります。
トンボが随分多く飛び始めたから、そろそろ秋の気配かもなあ。
今年も台風が沢山お越しになるのだろうかね。
さてさてネタが特に無いので、今日はお船の沈について考えてみます。
お船をわざわざ沈めることを考えるバカはいないと思うけど、意外とこれを考えることが大事なお船の沈没事故を未然に防ぐことに繋がるんですわ。
このお写真は借り物ですが、これほどじゃないけど自分も過去に沈没寸前までやらかしたことが2度ありまして、大慌てしたことがあります。
船を沈させるには早い話、船の中に水を入れてやれば良いのですが、意外とこれが難しいのであります。
艇体が大きくなればなるほど艇内の容積が大きくなるから、バケツで船の中に水を注いでもとてもじゃないが疲れちまって沈させることは出来ない。
船によっては船底に溜まった水を排出するのに船尾に栓を施したのもありますが、それを外して海水を入れ込んだとたとしても隔壁があるから沈までには至りません。
とにかく船は簡単には沈まないのであります。
ところがロープをちょちょいとするだけで、簡単に沈させることができるんですわ。
それは大潮の満潮時に、太いロープで目一杯岸ギリギリに船首を結びつけると、次の満潮時には見事に沈していることになります。
何故かと言いますと、お船が首吊り状態になるから潮が引くに従って船尾だけの浮力で暫くは浮いているけど、そのうち限界がきて船尾から浸水して、満潮を迎えると見事に完全に沈没状態になるのですなあ。
いとも簡単に数百万円で購入したお船をロープ1本でお釈迦に出来るお話しなんですが、こんな不謹慎なバカな話をわざわざ取り上げたのは係留時にやらかす不注意でこんな悲惨な結果をもたらす恐れがあることを知ってもらいたいからなんですわ。
自分が毎日港で確認してる項目の1つにロープの張り具合がありまして、潮が引いた時首吊り状態にならないかいつも気を付けて確認してます。
実際にあった恐ろしい話なんですが、隣の船のお方が自分の船のロープが張ってて岸に近づかないから、隣のお船を岸に寄せて乗り込ませてもらった際、ロープをキンキンに岸に近づけたまま縛り、次に自分の船に乗り込んで道具を積んでそのまま沖に出ていき、帰ってきたら隣のお船が沈んでいたそうな。
ちょっとした油断で他人に数百万円の損害を与えてしまうことになるんですなあ。
レンタルで、スズキくんやはたはた君で沖に出て行って帰港し船をロープで繋ぎ止める時には、このことを十分に頭に入れておかないと大変なことになりますわよ。
その日どの程度潮が下がるかを必ず潮見表で把握しておき、潮が大きく下がる時には十分にロープを弛ませる癖を付けて欲しいものです。
道具を岸に揚げたり、自分達が上陸する時には必ずロープを手繰り寄せ縛るはずだから、縛ったロープを必ず解くことを忘れちゃ駄目だよ。
さあて今日は久しぶりの沖行きになりますが、果たしてまともな釣りになるでしょうかねえ。
何がしたいのか、良く分からん台風だったね。
ほとんど徘徊してる老人みたいにあっち行きこっち行きと、どこに行くかまるで定まらず、結局はウロウロして2週間以上長生きして、その間ずっと波だけ立てて迷惑掛けて、やっと過ぎ去ろうとしちょります。
でもまあ当初心配したほどの影響がなかったから、とりあえず 「良かったね。」 にしておきましょう。
おかげで昨日もゆっくり夏休みをエンジョイ出来まして、先週に引き続き 「サンデーモーニング」 も観れたし、 「うちくる」 も観れた。
昨日は広島に原爆を落とされて72年目だったのですね。
平和宣言では広島市長が政府に対して、 「核兵器禁止条約の締結促進に本気で取り組め。」 と注文付けてましたなあ。
日本は安保上アメリカの核の傘の下にあるという微妙な立場にあるとは言え、識者から会議そのものに不参加なのはいかがなものかとの意見が出されて、自分もまさにその通りだと思ったけど、核に関する去年閣議決定された答弁書の内容について恥ずかしながら知らなかった。
「憲法9条は一切の核兵器の保有および使用をおよそ禁止しているわけではない」 なんだって。
閣議決定される前に、当時の内閣法制局長官が参院予算委員会で、 「憲法上、あらゆる種類の核兵器の使用がおよそ禁止されているとは考えていない」 と答弁した(させられた?)らしいけど、世界で唯一核の惨事を体験した国の内閣や、法律問題に意見する立場のお役所の憲法解釈とは到底信じ難く、思わず背筋がゾゾっとしちゃいましたなあ。
早い話、核を持ったり使用を禁じてないという意味は、一般常識的には現行憲法下では核を保有し使っても差し支えなしと言い換えられるはずだが、頭の良すぎるお方達はそれを正面から肯定せず、訳の分からん詭弁をのたまう。
本当に危ないねえ。
昨日の広島の原爆慰霊祭をテレビで拝見してますと、支持率急落で追い込まれておやつれになられた感もあるが、信じたくないけど安倍さんの戦前回帰の思想をお持ちの報道はその通りなのかもなあと、ますます安倍さんの危うさを感じたところであります。
そういえば教育勅語の教材使用について、今年の3月31日に 「憲法や教育基本法に反しない形」 という条件付きで、教材の使用を認める閣議決定をしたけど、核に対する考え方と合わせても、このお方の感覚は普通でないと言わざるを得ない。
「この人達に負けるわけにはいかない!」 発言で、多くの国民も明らかに 「この人やっぱりおかしい」 ことを知らしめたけど、いよいよ危うくなる前に気が付けて本当に良かったと思います。
だから我々国民は、常日頃から政治に関心を持っておかないと、いつの間にか権力の暴走を許しちゃうことになりかねませんね。
決して安倍さんの全てを否定してる訳じゃなく、外交を中心に大きな成果を上げて来られたのは率直に認めるけど、 「権力という刀を鞘に収めたままが本当に権力を発揮する」 ということをご存知なかったのが、このお方にとって一番の不幸だったのかもね。
お外は昨日に比べて随分と静かになりました。
西風が結構吹いてる感じですが、明日には沖に出られそうです。
さあて今から内海に向かって、片付けなどするとしましょうかね。
昨日は台風対策に抜かりがないか点検のため、いつものように夜明け頃内海港に到着した。
波はさらに高くなってて海は一面真っ白で、フロントガラスに塩分が飛んできてすぐに白くなり、ウオッシャー液を出してワイパー動かして落とすけど、しばらく走るとすぐにまた白くなる。
車を大事にして磨くのを趣味にしてるお方は、絶対に走りたくない環境だろうね。
そんでもって一昨日繋ぎをしっかりしてたのでパトロールしただけで帰宅したけど、途中かあちゃんからメールが入って、お知り合いのお方が通勤途中にバイクで事故に会い、意識不明の重体になってるらしいとのこと。
結婚されて間もなくて、まだ1歳にならない子供さんがおられるから、もしものことになったらどうなるやろうと考えたら落ち込んでしもた。
心配で仕方なかったので、そのお方の中学の時の恩師さんに連絡させてもらって状況を確認してもらったら、程なくして 「ICUに入ってるそうですが、意識が戻って大丈夫らしいですよ。」 と嬉しい連絡が入りました。
思わず 「ああ!神様ありがとうございました。」 と呟いちゃいましたね。
自分の息子と同い年ということもあるし、働きぶりをよく見ているけど本当に一生懸命仕事されてるお方だけに、神様が助けてくださったと感謝しましたわ。
自分は若い時にはバイクを乗り回し結構危ないことしてたが、結婚し子供が出来たらスッパリやめたので幸いにも大怪我することなくこの年まで生きて来られたけど、自分一人じゃなくなった時点で本当に体を大事にしなきゃいけませんねえ。
やりっぱなしの人生を歩んできた自分が言うのも何なのですが、家族のために何が何でも、事故や怪我や病気に遭遇しちゃならないね。
1日も早く回復されて仕事に復帰されることを、心からお祈りします。
さあて、いよいよ一番恐れていた宮崎直撃の台風が起こしになりますね。
昨夜は親宅にお泊りしてたけど、これから本格的に荒れてくるでしょうねえ。
準備は万全でしょうかね。
水の確保だけはしっかりしててね。
もし浄水場がやられて断水が続きトイレの水が流されなくなったら、大変だと思いますよ。
いよいよ台風5号の高波がドッカーンとやって来ました。
多分波高は5mくらいあると思いますが、もう磯はグチャグチャで何が何だかわからん状態でありました。
GPVの進路予想では宮崎直撃の表現してましたが、もうここまで来たら避けてくれる可能性はなさそうですね。
シケがおさまって沖に出られるのは9日辺りかもな?
昨日は暑いし雨が突然降ってくるしで、港でロープの状態の点検だけやって早く帰宅しました。
さてさて、安倍第3次改造内閣が発表されましたが、テレビで見ていてふと 「築城10年落城1日」 のことわざを思い出しましたなあ。
安倍さんは目を閉じて何秒か深々と頭を下げて陳謝してたようだが、何に対して謝ったのか不明である。
多くの国民は、 「安倍さんは誰より一番気にしてる支持率が一気に下がったから、とりあえず謙虚であるところを見せたかっただけじゃない?」 と冷ややかに見てるはずだ。
つい最近まで、こんな謙虚なお姿を拝見することがなかったどころか、麻生さんとニヤニヤ薄ら笑い浮かべて野党を小馬鹿にして野次を飛ばしてた映像が頭にくっきり残ってるから、手のひらを返したように謙虚な演出をされても、にわかに信用できる訳がない。
もしそんな演出で支持率が回復すると考えておられるとすれば、このお方本気で国民はバカで忘れっぽいと思ってるのであろう。
多くの国民が本当に知りたいのは、官僚に忖度させて嘘を言わせ、真相を隠蔽し続け、真実を語らずうやむやにし続けた理由でありまして、誰の力がどのように働いたかというところなんですね。
さらに表に出てないだけで、いたるところでそんなことが普通に行われているのではないかという疑念が広がりを見せており、国民は安倍さんに対し疑いをますます深めているのであります。
官邸のご意向にしっかり従って(目一杯忖度して)、国会で強弁し続けてメチャ偉くなられた佐川さんが、最終的にこのまま逃げ切れるのか興味のあるところですが、関係者から真実が語られなければ支持率がさらに落ち、最後は解散して信を問うしかないよね。
NO!を突きつけられたのは安倍さんなんだから、改造しても支持率回復とは関係ないだろうけど、でもまあ顔ぶれを拝見するとその道の経験者を多用していて、安定感あって良く仕事をしそうな感じだね。
ただ仕事が出来るのは当たり前のことだし、信用を失うのと仕事が出来るのは別次元の問題だから、諸問題について安倍さんが腹をくくって国民にキチンと説明できるるかどうかで、今後の動向は決まるでしょう。
「築城10年落城1日」
この言葉を安倍さんがいつも胸に秘めてれば、こんな事態にならなかっただろうがなあ。
不愉快なのは、今まで党内から安倍さんを批判する声がほとんど聞かれなかったそうだがが、ここに来て求心力が低下し始めると、あちらこちらから批判的声がくすぶり始めたそうな。
城が落ちる時って、そんなものなんだろうね。
いよいよ明日は宮崎に近づいてくる台風5号ですが、親宅に発電機を準備して停電対策などしようと思ってます。
多分広域で停電が長く続くと思いますよ。
今のうちに準備できることはしておいたほうが良いですね。
例えば浄水場がやられて断水が続くことも有り得るから、お風呂に水を一杯貯めておくとか、ペットボトルに飲料水を沢山確保するとか、大潮で潮位がかなり上がるそうなので海岸付近のお方は予め逃げる場所を決めておくとか、余裕のある時にやれることはやっておきましょう。
自分はとにもかくにもお船に何事も起こらなければと、ただそれだけ念じております。
今回の台風では、想像以上の災害に見舞われる可能性は大ですぞよ。