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せいゆう丸釣行記
ジュニアくんも最近忙しくなったようで、港にお泊りしている日が少なくなってきております。
たいへん良い傾向だと思いますが、思いついたらちょっと乗って沖に出てマキマキするなりシャカシャカするなり、要は気軽に手軽に海に出てお魚と出会う頻度を高めることが大事だと思いますよ。
遊びの釣りって一発勝負をかけて釣れなくて心折れて帰るより、お散歩がてらに遊んでマキマキ・シャカシャカする程度が丁度良い。
港の中はあまりに暑くて、帰って来たジュニアくんに詳しくお話し聞くに至りませんでしたが、どうやら昨日は60m付近の深場はあまりパッとしなかったようですが、漁場マップ9~12 及び 16~17番あたりが良かったみたいでした。
それにしても大きなアラですね。
小物釣り師の自分はこんな大きなアラを釣ったことないから、マキマキ・シャカシャカって凄い力があるんだろうね。
普段自分がアジ釣りしている場所の近くにこんなアラが潜んでいるのだから驚きなのと同時に、海でお散歩しながらマキマキやってると、かなりの頻度で高級魚であったり大物だったりと出会える確率が高いような気がしてまいりました。
考えてみればアジが普段から生息する場所には、当然それを餌にしている大物がいらっしゃる訳だから、GPSに打ち込まれている漁場マップを頼りにうろちょろしていれば、結構お魚と良い出会いがありそうですね。
人に乗っけてもらうのも良いけど、自分の力で海に繰り出して、場所を考え潮を感じながらお魚を捕まえてくることを覚えてしもたら、もう止められないですがね。
台風が近づいて来るみたいだから、今週の中盤以降お休みの日はジュニアくんのメンテナンスを行いますわ。
それにしても暑くなりましたねー。
海上は南風が吹いて涼しいけれど、お昼頃港に戻ってきたら地獄の暑さになっておりました。
サマータイムの第1日目の出港時間は午前5時過ぎ。
どうしても予定時刻より30分早くなっちゃうんだよね。
漁場マップ22番に到着したのは6時前で、お昼までの釣りではあるが釣る時間はたっぷりある。
一昨日シマアジの良型が釣れた場所でしたが、なぜかゴマサバしか喰って来ないのでありました。
ゴマサバといってもまん丸と太った型ばかりで、サバ缶作るには十分なサイズでありますが、そろそろイサキかシマアジが喰ってくれないと彩りが面白くないのであります。
それならと場所を100mほど移動してみたら、イサキのダブルがあったりシマアジが喰ってきたりと大正解でありました。
沖の瀬での釣りは、アジ釣りと違ってあまり場所を移動しないほうが良い場合が多いけど、昨日の場合は変えて良かったようですね。
まあ、お刺身が楽しめるくらいは釣れたので、良かったことにして頂戴ね。
昼前になると最近お決まりの南風が強くなりまして、11時には納竿しました。
夏になると南風が吹くのは織り込み済みですが、ここまで吹いてくれると嫌になっちゃいますね。
天気予報では西の風だそうだが、海の上では朝から立派な南風がビュンビュン吹いてくれていて、早朝の出港時から南からの波がザンブザンブと来ておりました。
「こりゃ8時頃まで持つやろか?」 と思いながら沖に船を進めて行きましたが、なんとか11時まで持ちこたえることが出来ました。
ところが潮が一昨日と同じように動いておらず、イサキの姿はまばらでありました。
ところで自分はアジを釣る時はアジの群れを追いかけて結構動き回りますが、沖の瀬での釣りはあちこちするのはかえってムダでありまして、餌を撒いて色々なお魚が集まるのを待ったほうが確実と考えております。
アジは餌に集まることはありませんが、瀬の魚は時会いを待つのが鉄則と信じております。
従って最近キャビンの人になることが多いのですが、決してサボっている訳ではありません。
耳だけはデッキのほうに向いておりまして、お魚が床でピチピチ跳ねてる音を子守唄がわりに聞いておるのです。
これホントだよ。
潮が動いていない時はイサキの喰いが極端に下がりますが、その代わりにメジナやシマアジの稚魚あたりが喰ってくれるとそれなりにお刺身程度確保できまして、昨日も貧漁と言えば貧漁なのですが、そこそこ夕飯のおかずにはなったかもね。
シマアジと言えば最近ドンドン大きくなって稚魚から幼魚くらいになってきましたね。
中にはキロ近いのもいますが、お刺身はさぞかし旨いだろうね。
養殖のブクブク妙に太ったシマアジは、たまにデパ地下あたりで見かけるが、天然のシマアジを店で見ることはまず出来ないのでして、あとどれくらい滞在してくれるか分かりませんが、もう少し釣り人を楽しませてくれると良いですね。
今日からサマータイムということで昼で終漁としますが、多分しばらくは南の風で帰港を余儀なくされることでありましょう。
ところで台風が発生したそうで、今週半ばはその影響を受ける予報が出ましたね。
せいゆう丸もあちこち修理やメンテをせにゃならぬ箇所がありまして、橋の下のドックでしばらく作業することになりそうですわ。
ジュニアくんは昨日も元気に出撃されましたが、昨日の南からの爆風が吹き始めて気になり電話するも、釣りに熱中しているのか操船に必死なのか、呼び出してはいるが電話に出てくれない。
コールしているから、とりあえず沈んではいないであろうと妙な納得しながら帰りを待っていたが、せいゆう丸が帰港して程なくして帰ってこられた。
なんでも60m付近から黄金の瀬の近くを通り過ぎ、サンクマールの沖合まで流されながらシャカシャカしていたらしい。
帰りは相当波がきつかったそうで、 「ヤバイ!」 って瞬間があったみたいですが、こんな体験は大事ですね。
和船のようなオープンデッキのボートは、雨・風・波が直接乗員に及ぶので時として辛くて怖い思いをすることがありすが、実はその体験が後の安全操縦の糧になるのです。
いきなりキャビン付きの快適な大きなボートから始めると怖さを知らないものだから、荒天にとんでもないことをしてくれる場合が多いような気がいたします。
ジュニアくんでみっちり練習して体験して、怖いことヤバイことを体に覚えさせると良いかもね。
漁の結果、良型のカンパチ・マダイ・ハガツオ・イサキ・カサゴ・ホウボウ・ヒメジなどの美味しそうなお魚を沢山捕まえてこられてました。
怖かった思いをしたけど、結果が出せて良かったね。
昨日の南風は凄かったですねえ。
陸上ではそうなかったのかも知れませんが、午前10時頃からだったでしょうか、それまでそよそよ心地よかった南風が次第に爆風になり、海上は白うさぎが飛び跳ね一気にシケの状態になりました。
干潮の関係がなければもっと早く上がりたかったのですが、帰港を決断したのは12時過ぎで港に到着したのは午後1時前でしたが、潮が満ち始めたギリギリのタイミングで入港出来ました。
昨日の潮は風で生じた水面の上り潮以外ほとんど動いておらず、イサキが数匹の超貧漁となってしまいました。
前日姿を見せなかったシマアジの稚魚が釣れてくれたのが唯一の救いでしたが、じっと竿先見ている時間が長すぎましたね。
イサキ メジナ シマアジの稚魚 ゴマサバ ムロアジ ハゴイタハゲが、ほんのちょびっとだけ釣れました。
今日も南風が吹くような気配ですが、お昼まで持てば良いですけどね。
それから梅雨が明けたような夏本番のお天気になりましたが、暑くて体調壊す恐れがありますので、平日はサマータイムと言いましょうか、夜明け頃出漁してお昼には帰港するようにいたします。
お元気な爺っちゃま達には物足らないかも知れませんが、この時期船中で元気そうにされてても船から上がると足元おぼつかなくなることが多いので、涼しくなるまでそういたしますね。