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せいゆう丸釣行記
橋の下の天然ドックで、せいゆう丸とジュニアくんの修理・整備をしたかったのだが、台風逸れてこっちに来なかったのに、漁船が全部避難港に入って来て太いロープが交錯した状態となり、入りも出もならん状態になっちまった。
ここら辺の漁師さん達は高齢化が進んでいるためか、台風がやって来ると喜んで避難港に船を避難させて、パチンコに行かれると聞いていたが、どうやらそのようですわ。
そんなことで、休漁3日目の昨日も何も出来ずにやむなくブラブラしておりましたが、久しぶりに釣り具の量販店をハシゴすることになりました。
どの量販店もルアーやジギング・鯛ラバの用品のブースが一番目立つ場所に面積を取っていて、残念ながら餌釣りの用品はおまけ程度にしか面積を取れてないのでありました。
ブームって怖いね。
うろうろしていて1軒目のお店で気が付いたのですが、冷凍庫のアミの水無しが見当たらない。
確か850円くらいのお高いお値段で、ヒロキューの水無しアミが売られていたと記憶しているが、探すもやはり見当たらないので店員に聞いてみた。
「スミマセン、実はメーカーが持ってないんですよ。来年の漁期まで水無しアミはありません。」
とのことで、2件目の量販店に向かうことに。
さらに3店舗目・4店舗目に向かい水無しアミを探すけど、やはり1個も無い。
聞いてみるとやはり答えは 「メーカーが持っていない。」 でありまして、全国的なのかどうか知らないが、少なくとも宮崎市内の量販店で水無しアミは来年の3月頃までは売られないことになりますね。
その代わりに水ジャブジャブのアミが700円の高値で売ってあった。
そのあたりの事情を365つり具えさ店の店主に聞いてみると、今年4月の漁期の三陸沖は天候不順で出漁出来なかったため、メーカーに水無しアミを作る余裕が無かったそうな。
ならば365つり具えさ店も水無しアミが無くなってしまうのではと聞いたところ、 「今年の早いうちに年間契約してあるから大丈夫ですよ。」 と涼しい顔してお答えになった。
365つり具えさ店では、今のところ海郷という餌メーカーの完全水無しのアミだけ置いているので、もしそれがなくなれば撒き餌が完全に店頭から消えるのではと不安だったが、こちらの勝手な杞憂でまるで心配ないようだ。
水ジャブジャブで袋の文字だけ大きく水無しアミの販売が横行している宮崎市内でありますが、メーカーの品質保証の下の水無しアミで550円の驚きの値段の品は、宮崎市内にはこのお店以外に無いですね。
多分家族だけで経営しているから出来る技なんだろうね。
最近始めたサマータイムで半日程度の天秤釣りだったら、このアミ1角でギリギリ間に合いますがね。
それくらいアミがびっしり詰まってますがよ。
でも意外と皆さん水ジャブジャブでお高い餌を買っておられるが、いちいち値段を気にしなくて構わない裕福なお方が多いのでしょうかねえ?
最初のお写真は海郷株式会社からお借りしたもので、冷凍前の三陸沖のアミを捕獲した直後のものですが、南極でオキアミを捕獲しているお船はこんなにデカイみたいですよ。
冷凍設備がヒロキューのお船より最新式だそうで、瞬間に凍らせる時間がより短いので、クオリティーがまるで違うそうな。
獲れたてのオキアミってこんな感じで透明なんだね。
冷凍してこんな風に保管しているみたいです。
今日でお休み4日目ですが、そろそろ休み飽きしてきましたなあ。
スパコンの予報見てたら、うわー、こりゃホンマに10日くらいお休みになるかも知れないね!
月末は先だから今は慌ててないけど、中旬あたりになるとソワソワしながら、かあちゃんの顔色を伺わんといかんごとなりますね。
冷凍庫の中には半額ハンティングした食料が十分に備蓄してあるし、ありがたいことに皆さんから色々と食べ物を頂戴するから、たいへん助かっております。
お金をかけずに生活出来ることを日々模索しておりますが、工夫と努力すれば意外と出来ちゃうもので、生活のムダを徹底的になくしていけば、そんなに難しくないですね。
でもその域に行き着くまでに、自分の場合3年はかかっちゃいましたけど。
外食は一切しない、コンビニには行かない、自販機に近づかない、お買い物は午前3時頃で基本半額品しか買わない、技術料は散髪以外払わない、都市ガスは極力使わない、頂き物はなんでも有り難く頂戴する等々、自分でこうして書いていても 「そこまでする?」 的生活しておりますが、慣れて当たり前になるとへっちゃらだね。
自分の今までの生活を振り返ると、子供を育てていたから仕方がなかったけど、随分無駄な支出をしてきたことに気づかされますわ。
仕事上の付き合いと称して飲み屋のハシゴしたり、不必要な電化製品を購入したり、幸いにも賭け事は一切しなかったのが救いだが、それにしても今考えると貯めときゃ良かったと後悔しても、時既に遅しであります。
不思議なものでサバイバル的生活しているような今が、これまでの人生の中で一番幸せに感じられることでして、何も持たないし何も買わないことに不満は全くないですね。
かあちゃんはどう考えているか知らないが、別に不平を言わないから、多分こんな生活がこのまま続くのでありましょう。
まあ、そんな自分の生き方をひけらかすつもりはないが、お魚を釣って大事に食べていただいた次のようなお話を伺うと、本当に嬉しくなりますがね。
「昨日釣った魚から魚卵を集めて、塩漬けにしたものを使って、
大変美味しいです。
魚卵が新鮮で大量にあるから、エネルギッシュな感じです。」
だそうです。
イサキとアジを結構釣ったお方ですが、卵まで加工してパスタを作るなんて凄い方もいたもんだ。
釣りの楽しみはお魚を釣り上げる面白さに加えて、釣ったお魚を全部無駄なく美味しくいただく事だと思ってますが、このお方はまさに両方楽しまれておりますなあ。
仕掛けの工夫も日々考えておられるようで、釣りの腕前も段々上手になり、毎回お会いするのが楽しみなお方であります。
ジュニアくんでのお遊びも次第に増えつつあるようですが、自分が作ったあの海域の海図は随分参考になりますので、興味がお有りであればコピーしてお渡ししますよ。
A3のカラーで、北は昔の波高タワーあたりから南はサボテン沖までの海域の海底地形図で、漁場マップとリンクしてるのから結構見てるだけで結構ワクワクするし、次の出漁の計画立てるのに役立ちますね。
自分は遠いとことか深い場所が嫌いだから、是非とも凪ぎの日には出撃して色々なお魚を捕まえてきて、お話しを聞かせてもらえると嬉しいですがね。
昨日は久しぶりに義父の墓参りを済ませ、家でのんびりゴロゴロしちょりました。
海の上では暑さは感じないのですが、家にいると暑くてたまらずエアコン掛けて過ごしてましたが、こんな涼しい環境に慣れてしまうと海での生活が出来なくなっちゃうかもね。
暫くは台風の影響でお休みを余儀なくされるけど、そのあたりがチト心配だなあ。
ところで自分は隣県の大分や四国の愛媛のリアス式海岸に特別に憧れておりまして、かつて三崎港で目にしたアジ子の群れは忘れることが出来ない。
そんなことであっち方面のアジ釣りのお船や鯛ラバ船のお船のサイトをたまに覗きに行くのですが、釣果の最後にバラシって書いてあることが多いので、てっきり地方名でバラシという価値の低いお魚が居ると思っていたが、どうやらお魚を 「ばらす」 意味であることに最近気が付いた。
せいゆう丸ではお魚を 「ばらす」 ことは当たり前でフツーのことでして、いつも 「あれー?バラシちゃったあ!」 と叫んでおられるからごく当たり前のことだと思っていたが、あちらではそうではないようだ。
なぜわざわざ 「バラシ」 と記載するのか理由が分からんが、普段ばらすことがほとんど無いから珍しい現象として取り上げているのか、はたまた 「良い場所に連れて行ってやったのにバラシやがって!」 と憤慨しておられるのか、そのあたりは分からないけど、お魚の名前の最後に特別書かんで良いように思えるがなあ。
一昨日は今までに最高に潮が引いた日でありまして、うちの港の中はこんな具合であります。
3艘のお船が砂の洲にお座りした状態になっておりまして、 「これで避難港の用を為すのか?」 と港湾行政のお方達にお尋ねしたいのだが、いつものご返答は 「なにせ予算がありませんで・・・」 らしい。
義務的予算は潤澤にあっても、こうした基本的な整備事業に回すお金がないらしいのだが、そのあたりが不思議でならぬ。
お船の組合も色々な形で要望しているそうですが、多分そのまま放置されてしまうのでしょうなあ。
何かしら大ごとでも起きない限り、面倒な案件にはまず動かないのでありましょう。
不作為の責任が問われない世界は幸せで良いですね。
今日は大雨予報が出ているのでウロウロせずに家にじっとしておきたいが、恐らく我慢ならずに港に行くことでしょう。
年取って車や船に乗れなくなったら、自分はすぐにボケてしまうやろう。
こんな調子だからお船を引退した後は、本気で洋上生活したいと思ちょります。
そしたらすぐにかあちゃんから捨てられるやろうけどね。
900ヘクトパスカルとは驚いた。
しかも大陸に行って朝鮮半島を横断してと、随分長旅されるようで、こりゃ向こう10日間は漁に出られないかもね。
まあ、やらんといかん事が多すぎるので、一つ一つ片付けていくつもりですが、とりあえず今日は義父の墓参りに行ってきますわ。
ところで昨日は、最近釣れてない中でも最も釣れなかった日でありまして、夜のお刺身がやっとこさ食べられる程度の釣果でありました。
残念なことにサバさんとソーダさんとムロさんがどこかに行かれてしまったみたいで、仕掛けを絡ませ厄介な連中ではありますが、居なくなるとやっぱり寂しいのであります。
それでも久しぶりにアジのお姿拝見したので、少しは慰めとなりました。
それにしても暑くなりましたねえ。
潮が引いてて港に入れないから外の港に係留してキャビンの中で昼寝してたが、起きたときは汗びっしょりでありました。
風があまり吹かなかったので凄く暑かったけど、身体が暑さに慣れてるから自分は平気だけど、普通のお方だと救急車のお世話になるかも知れんね。
普段デスクワークでエアコンのお部屋で仕事しているお方は、絶対に真似しちゃダメだよ。
ゴマサバも食材としては非常に優れたお魚ですが、とにかく横方向に走り回るから仕掛けをグチャグチャにしてくれて、釣り師には 「あーあ、またサバや!」 と、半分嫌われることがあります。
釣れだしたら群れで行動しているためか、次から次に喰ってくるのでお船の中は大騒ぎになるのであります。
美味しくいただくためにエラを外すが、血の量が半端じゃなくて、デッキは殺人現場みたいに真っ赤っかに染まるし、もつれた仕掛けを解くのに面倒な作業が発生する。
それでも美味しいお魚だから釣れればありがたいのだけど、ずっと釣れ続けると嫌気がさしてくるのも事実であります。
ところが昨日はあれだけ混ぜくってくれたゴマサバが、まるで居なかったですね。
今週からサマータイムで出港は午前5時30分にしているが、やはり5時の出港となりました。
ちょうどお日様がお目覚めの時刻でして、夜明けの海はいつも清々しい。
6時前には22番に到着して、仕掛けをドボン。
いきなりイサキが喰ってきたが後が続かない。
潮は緩やかな上りですが、グランブルーには程遠い緑色していて、最近潮が動かない傾向が続いております。
イサキは潮が動かないと食欲出ないお魚のようでして、昨日も盛期のようにパクパク喰ってきませんでした。
それでも時折美しいシマアジの稚魚が釣れたりして、なにも釣れずに退屈でしょうがないことはなかったです。
イサキ メジナ シマアジの稚魚 ゴマサバ ムロアジ ハゴイタハゲ サンノジが、お刺身を食べられる程度には釣れたけど、あいも変わらず市場に持って行けるくらい爆釣した試しが無いですがね。
他のお船に伺ってみると、皆さん大爆釣されたお話を良くなさってるので、釣れてないのは多分自分だけでありましょう。
ただ、いつの頃のお話しだったのかは聞かないようにしてますけどね・・・。
さてと、台風がようやくお越しになるそうで、天気予報で確認すると大陸に向かってこちらに少し近づくようです。
大した影響はなさそうなんですが、漁師のお船が昨日早々と避難港である我が港にドデンと入って来てました。
綱を張るので邪魔になって入りも出も出来なくなり、台風が通り過ぎるまではお船を出せない状態になります。
港の端っこに泊めている自分の船は今日までは漁に出れそうなんですが、多分明日から暫くは港の中は漁師の船で一杯になり身動き取れなくなりそうです。
従って明日から台風が通り過ぎるまで、港の中でメンテナンスをしておこうと思います。
最近ジュニアくんのことばかりに係りっきりだったので、せいゆう丸の船首部分の損壊復旧や、その他諸々の修理・整備を実施したいと思っております。
来週の火曜日頃からは沖に出られるかも知れませんね。
ああそれから、土曜日に少し変化が生じておりますので、カレンダーを参考になさってくださいね。