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せいゆう丸釣行記
このタイトルの言葉は、例の三半規管が壊れている老船長が良く使われるのですが、最近まるでその通りになってしまいました。
水温28度で潮は下りか2枚潮ばかりで、イサキに欲しい上り潮がやって来ない。
例年大挙して浅場にやって来るイサキをほとんど目にしなくなりまして、釣れた話は60mより深い場所ばかりであります。
今年はどうなってるんやろね。
2日連続して撃沈するとさすがにこたえますがね。
よって今日は釣果の話題にあえて触れず、お料理の写真でごまかすことにいたします。
これは昨日お友達の漁師さんからいただいたハガツオのお刺身。
写真の色が良く出なかったけど、グリーンカレー。
鶏の手羽元は半額品だし、お野菜は全部頂き物ばかりでして、コーンは群馬からのお土産であります。
グリーンカレーの素とココナッツミルクも実は頂きものであります。
これは先日かあちゃんのお誕生日に息子が作った豚の角煮です。
圧力かけてるからトロットロでしたよ。
これはふと思いついた創作料理だそうで、少しコンソメで味を付けてジェルで固めたソーメンの上に佐土原ナスを甘辛く煮込んだものをトッピングしたらしいが、柔らかいお味の一品でありました。
野菜が多すぎる感じもするが、オリーブオイルが香ばしいイサキのカルパッチョ。
この頃からアルコールで写真写す手元が狂い始めたようだが、得意のパスタ。
これは村田椎茸の舞茸をはじめ頂き物のお野菜ばかりで作った天ぷらですが、お魚はキスがないのでメジナを代わりにしました。
こんな感じで我が家の食生活の状態がお分かりだと思いますが、材料は頂き物ばかりでお金をほとんどかけてないけど、あとは技術で美味く作っちゃう感じであります。
さてと今日はあまり好きではないけど、高水温の影響が少ないであろう深場に行ってみようかな。
昨日は船で出て行かれた人達から、何かしらお魚が釣れた話を聞くことが出来ませんでした。
しかも1匹も。
サボテン駄目、イルカ駄目、オネの瀬駄目、ダメダメダメばっかりで1匹のお魚が釣れなくて、暑さも相まってお昼で帰港された船が続出だったようだ。
当然のことながら、そうでなくてもいつも釣れないせいゆう丸がこんな日に釣れる訳がなく、暑い中沖の瀬で一生懸命餌を撒いて頑張るも、水温28度の前には為す術がありませんでした。
海水温が28度というのはあまり記憶になく、地上の気温で言えば熊谷や館林あたりの猛暑日の気温にあたるのかもね。
こんなに猛烈に水温が上がってもお元気に水面近くまで上がってきて、パクパク餌を食べまくるのがサンノジサンちゃんでして、どんな身体の構造になっているのか知らんが、まあ食欲旺盛に餌を食べておりました。
結局沖は全く駄目で昼前に失意の帰港となったのですが、ダメ元で帰りしなに天然の養殖場に立ち寄り仕掛けを入れてみると、アジ・マダイ・アカハタなどがポツポツ釣れて、ようやく昨日の晩ご飯のお刺身が釣れた次第であります。
昨日も天然の養殖場に助けられたのであります。
昨日はジュニアくんも出撃したのでありますが、船長さんは長年免許を更新されてなくて、つい先日新しい免許書を手にされたそうだが、操船の練習を兼ねてあちらこちらで餌釣りや鯛ラバにチャレンジされてたみたいだが、この高水温で何も釣れず疲れ果てて帰ってこられました。
昨日もお昼が干潮で、潮が引いてて入港出来ずにやむなく午後3時過ぎに帰港されたが、もう気の毒なくらい暑さでヘロヘロ状態でお帰りになられましたわ。
自分は自動車運転時も含め普段エアコンの中に入ることがないので、この程度の暑さではさほど暑いと感じないが、仕事場がエアコン環境のお方は用心したほうが良いね。
足にくるくらい疲れることがありますよ。
さて、今日はどこから攻めるかな。
でも多分釣れずに、今日も失意の帰港になるやろうね。
この記事をご覧の皆さんに置かれては、お船の名前がジュニアだけに何かしら若いイメージをお持ちと存じますが、船齢を人様の年齢に換算したら、敬老の日にお祝いしてもらえる位十分に高齢なお船であります。
その割にはエンジンの稼働時間が数百時間と少ないので好調そのものなんですが、消耗部品が次々に寿命を迎えて来ていて、最近その交換に手を焼いているけど、そんな修理をチマチマやるのも自分は大好きでなんですなあ。
とは言うものの、多気筒が当たり前の近頃では、4サイクル2気筒ディーゼルのサウンドを耳にする機会がほとんど無くなりまして、ジュニアくんの 「ババッ! ババッ!」 とエンジンから発せられる力強い不連続な鼓動を自分的には非常に気に入っております。
昨日も夕方、そのクラシカルなエンジン音をたてて戻って来るジュニアくんを、橋の下の木陰で涼みながら待っておりました。
帰港されてお話を伺うと、どこに行ってもドブ潮状態でかなり苦戦したみたいで、釣果はあまり上がらなかったとのこと。
それでも食べ頃サイズのマダイ2枚とオオモンハタやヒラメやカサゴなどをゲットされておりましたね。
「少しでも釣れたから良かったね!」 と頑張った若者たちを讃えてみたものの、自分のお船よりよっぽど釣れていたのが少しショックではありましたけど。
しかし皆さん良く遊ぶねー。
早朝から夕方まで、10時間はあの暑い中を海に漂っているんだからね。
遊び倒すってこんなことかも知れないけど、若いお方達はやっぱり元気だわ。
ジュニアくんでのお遊びが、また今日からのお仕事の活力になってくれると嬉しいですがね。
今日はジュニアくんはお休みしてVベルト交換した後、明日から連チャンで沖に出る予定であります。
今まで沖に出ればお刺身程度はとりあえず釣れてはおりましたが、昨日は遂にそれも叶わぬ日でありました。
沖の瀬に到着して仕掛けを投入するけど、3時間経過してもコトリとも竿先が動かん。
魚探には良いサイズのお魚がウロウロしているけど、何故か口を使わん。
ならばと、普段行かない深場に移動して餌を撒くけどサバ子しか喰わない。
ならばと、お久しぶりのアジの漁場に向かい良い反応があったので仕掛けを投入するも何も喰わない。
ならばと、最後の砦の天然の養殖場で最後の賭けに出たら、ようやくアジが数匹喰ってきてくれたけど、午後になって緑色の汚い潮がドバドバ下ってきて、はい終漁。
なんでやろかね、移動しまくってイサキが1匹の超貧漁の1日でありました。
海水表面温度が28度を超えてきておりますが、底はそこまで上がってはないと思うけど、とにかく暑いわ喰わないわで疲れただけの1日となりました。
今日はどこに行こうかなあ。
昨日の大貧漁を思い出すと悩ましいのであります。