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せいゆう丸釣行記
相変わらずジュニアくんの活躍は素晴らしいわ。
朝から夕方まで北に南に走り回って、カンパチ3本・ハガツオ3本・根魚等をゲットして帰港されてたよ。
今日はチト忙しいので写真のみ。
半額ハンティングと今日の準備で早く出ないといかんので、写真のみ。
イサキを釣りに行ってイサキが1匹も釣れないと言う大撃沈をやってもうた。
とかなんとか言って、お刺身程度は釣れたけどね。
あれは台風からのうねりだったのだろうか、昨日の午前5時過ぎに堀切峠から見た海は北東からの大きな波と風波が複雑に入り混じってグシャグシャな状態でありました。
「疑わしくは中止」 を一昨日のうちに決めてたから、昨日はお久しぶりのお休みでしたが、やっぱり午前2時におめめが覚めてパチパチ打って、マックスバリューで半額ハンティングして、そして内海に足を運ぶのであります。
この内海通いの習慣だけは絶対に抜けないようで、恐らく1年365日のうち360日は港に行ってるのだろうなあ。
毎日通っているからチトした変化に敏感になっておりまして、自分のお船はもちろんですが、他人様のお船においても気に掛けるようにしております。
ズラッと並んだお船を一通り眺めて、異常がないか確認するようにしてるんですよ。
自分的に、経験上この港は宮崎県内で最も安心で安全だと確信しておりまして、どんな大きな台風が来てもへっちゃらであります。
ご存知の通り、自分はお船のキャビンの中でおねんねする事をこよなく愛しておりますが、ここでは普段波が全く立たず揺れがないので、時々お船の中で寝ていることを忘れるてしまい、寝とぼけて 「ここは何処?」 てなことがあるくらいですわ。
それでもこの港には大きな欠点がありまして、それは干潮時に水深が浅くなって入港できない時間があることなんですね。
一昨日も潮が上がるのに帰港して3時間半も待たなきゃいかん状態で、大潮の干潮にはホトホト参っております。
船外機の和船であればエンジンをチルトアップしてギリギリ入港出来ますが、シャフト船や喫水の深いお船は潮が上がるまでひたすら待たんといかんのであります。
せいゆう丸は本来油圧でドライブをチルトアップ出来る構造になってますが、とうの昔に壊れていて修理する気がそもそも自分に無いので、待たなきゃならない時間がそれだけ長いことになります。
時間だけは人よりなんぼでも持っておりますので苦にはならないけど、待っている間は退屈ですわな。
長年こんなことをやっているから、入港出来る限界の目安をあちこち持っているためやり損ねることは無くなりましたが、初めてお船に乗るお方は全然分からんだけに不安でしょうね。
そんでもって、自分の目安になる目標物の写真を先日撮ってきたので、これを参考にしてもらうと良いね。
まずは赤灯台のテトラポットでありますが、目印にしているのが一番左端の物であります。
このテトラポットの下段の先端まで海水が浸かっていたら完全にオッケーであります。
ジュニアくんだったらそれより少し下がっても大丈夫ですが、この写真の水位だと橋の下の天然ドックまでが限界ですね。
この写真の奥の砂浜にゴロタ石が現れ始めたら要注意であります。
これは母港に向かって右側の魚市場の堤防ですが、黄色の線が示すようにこの顎の部分まで水が来てたら大丈夫です。
ジュニアくんだったらこれより10cm空いても大丈夫です。
この写真はせいゆう丸とジュニアくんを繋いでいる堤防ですが、やはり黄色の線まで水が来ないとお座りしますよ。
この状態では橋の下にも来られないね。
こんな具合に顎まで水が来てれば問題なしであります。
もしヤバそうだなと思ったら、乗員をお船の前に移動してもらって船尾を持ち上げてドライブ位置を上げてやり、チョビチョビとギヤを入れたり抜いたりしてじわじわ進むと、わりと安全に入港できるものですよ。
絶対にやってはならないのは、進まなくなった時さらにエンジン回転数を上げて無理やり前進させることでして、推力でさらに船尾が下がってプロペラを海底にぶち当てて、最悪プロペラ破損もしくはドライブのギヤを損傷させてしまいます。
せいゆう丸のプロペラは確か7万数千円すると思いますが、ドライブまでやっちゃうと数十万円がパーとなっちゃうんだな。
自分もこれまで結構失敗してプロペラを多少曲げてしまっているが、加減は知っているので致命的な事態には幸いにもまだ遭遇してません。
とにかく潮が上がって来るまで待つということを守りさえすれば馬鹿なトラブル起こすことないから、この事だけはキッチリ覚えておこうね。
今日は波は収まりつつあるので、今からお魚求めて出立しますわ。
とにかく暑いねえ。
ジュニアくんも6時に出港したが、昼過ぎには帰って来た。
最近昼に潮が引き過ぎて水深が浅くなり、橋の下を通過できないのでやむなく下の港でせいゆう丸に繋いでしばらくお休み。
午後4時半頃にようやく入港できました。
真っ赤な顔して帰って来られたが、せいゆう丸と似たような場所でマキマキされてたみたいで、やっぱり自分の目の届く場所におられると安心しますがね。
ベイトは沢山いたそうだが、活性が良くなかったと申されてたよ。
どのお魚も高級魚で美味しそうだね。
でもやっぱり自分はマキマキ・シャカシャカはやらないね。
だってあんな暑い中、どう考えてもしんどそうだもんね。
自分は基本お気楽で悔やむことをしない性格でありますが、さすがにあれだけ釣れなければ心折れてくるのであります。
過去の経験を振り返り必ずお魚はやって来ると信じて毎日出漁するのですが、自分の過去といっても大自然の過去とはレベルが違うようでして、気まぐれなお魚は時として自分が知らない行動をするようであります。
黄金の瀬周辺は水深が浅いから高水温をまともに受けているからなのか、いらっしゃるのはサンノジサンちゃんばかりで、お船の周辺でユラユラと楽しそうに泳いでいるのが見える。
魚探にはビッチリと魚影が写っていたけど、それはどうやらサンちゃんのようだ。
で、悩みに悩んだ末に出した結論は、しばらく浅場を諦めることでありました。
イカリを打つ作業や手巻きリールでの巻き取り作業のことを考えると、どうしても浅い場所での釣りを自分は好むのでありますが、ここまで水温が上がってしまうとそんなことを言ってる場合ではない。
そんでもって昨日は、普段行かない沖の深場に出撃することにしました。
出港は午前6時。
少し曇り空で夜明けがいつもより少し遅い感じでありましたが、いつもながら夜明けの頃は風が涼しくて、明けた窓からの潮風がすこぶる心地よいのであります。
沖に向かっている途中、後から追いかけてきたジュニアくんと併走していましたが、微妙にあちらの船足が早いようで、抜かされてしまいました。
それにしてもせいゆう丸は船足の遅いお船ですなあ。
現地に到着する直前に澄んだ下り潮が来ているのを感じておりましたが、北風も相まってギヤをニュートラルにすると時速3km以上の速度で船が南下して行く。
そうでなくても岩が少ない場所だから、こんなに早く流されたらとてもじゃないがイカリが掛からないのでして、スローで前進かけながらイカリが小岩にかかるのをアシストしてやったら、何とかポイントの範囲内でかかってくれたのでした。
いつも思うのだがイカリを打つ作業は難しいね。
多分お船の作業の中で一番微妙なことが多く、毎日やっていても 「難しいなあ!」 と思うのであります。
ただ単に船を走らせ流すだけならそんなに難しいことはないのだが、色々な要素が絡んでくるからイカリ打ちは難しい。
とりあえずポイントで仕掛けを投入できたのですが、何故か1投目から竿先が 「コクン・コクン」 したのでありました。
ここ最近1投目からお魚が食いついてきたことがなかったので我が目を疑ったが、間違いなくお魚が食っている。
上がってきたのは小ぶりでしたが綺麗なチダイくんでありました。
その後コンスタントに喰ってきてくれて、お刺身程度にちょびっと釣れたので、暑いのもあってお昼には納竿して帰港することに。
チダイ・イサキ・アジと魚種が多くないのが少し残念ではありますが、それぞれのサイズがデカく、お刺身・塩焼き・煮付け・フライ等々、何でもできるお魚のお土産に大満足でありました。
昨日までの大不振を考えるとつくづく申し訳なかったなあと思うのだが、これからは好きではないが暫く深場中心の釣りになるかも知れないね。
手巻きの場合少ししんどいかも知れないが、腕の筋肉の鍛錬と思って頑張って頂戴な。
今日は熱低からのうねりが来るとの予報を聞いて、昨日のうちから休漁することに決めておりました。
「疑わしくは罰せず」 ではなく 「疑わしくは中止」 を今後も守っていきたいものですね。
「あちゃー、出られたんやなあ。失敗したあ。」
そんな程度で丁度良いと思ちょります。