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せいゆう丸釣行記
ちょっと早く目が覚めてしまいました。
漁をしている時と体の疲れ方が全然違っていまして、漁に出ていないここ2週間は体がなまった感じが致します。
さて、最近我が愛車のシャレ男について書いておりませんでしたが、エンジン始動が不調になった2月の始めのころ、苦肉の策としてインテークマニホルドをバーナーで炙ってエンジンに火を入れたりしていましたが、なんせ早朝の3時4時にエンジンを火で炙ったり、セルモーターを何十秒も回し続けると閑静な住宅地の住人に迷惑がかかると思いさすがに諦め、今は予備車のカローラディーゼルに乗り換えております。
自分はお察しの通り新しいまともな物を持たない男でして、ただ代わりと言ってはなんですが、いざとなった時のバックアップの品がゴロゴロしておりまして、何かあってもそんなに不自由しないのであります。
カローラディーゼルももうすぐ40万キロを迎えようとしている20年選手のお車でありますが、現役バリバリで実燃費20km/L以上でありまして、そこらへんのエコカーと遜色ない低燃費車であります。
カローラディーゼルはシャレ男が我が家に来る直前にタイミングベルト交換したばっかりで、向こう15万キロは大丈夫な状態にしていたのですが、シャレ男があまりの低燃費なため予備車として待機してもらっていたのであります。
まだまだ総走行距離50万キロを軽く超えられる状態の車でありまして、日常の整備は当然自分で全部やっておりますので車の状態は手に取るようにわかりますよ。
ちなみに自分は故障や不調を見つけた場合、まず自動車解体屋に足を運んで自分で部品を取り外し格安で調達するようにしていまして、どうしても無い時はネット通販、それでもない時は仕方ないので最後の手段、ディーラーで新品を頼むようにしております。
このようなことができますと、修理代がかかるようになったから新しい車に乗り替えるといった発想がなくなり、車を長く所有して乗り潰すまで乗ることができる訳でして、修理費も限りなくゼロ円に近いのであります。
ホントは新しい車を買えるようなお金がないからなのだが・・・グスン。
先日ふと思いつき春先の暖かい日にシャレ男のエンジンを久しぶりにかけてみたら、グローヒーターに相変わらず電気通らないものの10秒くらいセルを回していたらあっさりかかってしまいました。
氷点下の厳冬の時期と今では20度近い気温の差があり、予熱プラグが故障しているシャレ男のエンジンに火が入るか入らないかの微妙な分かれ目になるようです。
30年選手のシャレ男の部品は既に絶版になっていて、もちろん解体屋に物があるはずもなく、さすがに自分ではどうしようもないのですが、世の中には救いの神様がどこかにいらっしゃるもので、以前紹介したことのあるN-G30 diesel turbo さんにお願いして点検修理を依頼することになりました。
N-G30 diesel turbo さんはシャレードを3台所有していらっしゃるシャレードの達人でありまして、シャレードに関して深い知識と高い技術をお持ちの方であります。
そんなわけで今度の土曜の夜から日曜日にかけて北九州まで地道を走り、シャレ男をシャレード病院に連れて行ってまいります。
火曜日からは漁に出る予定でありますが、一昨日の漁友の情報では相変わらずまるでお魚がいないようなのですが、たまにデカチンアジが釣れたりすることもありますので、慌てずゆっくりまったりと海に出たいと思います。
シトシト雨音が覚めかけの耳に聞こえまして起床し、真っ暗な部屋の片隅でかあちゃん起こさぬようカチャカチャしております。
昨日、以前車から外して保管していたラジオを整備がてら設置しましたので、良い音質でラジオ番組をキャビン内とデッキで聞けるようになりました。
それまでは静かで音もない環境で黙々と整備をしておりましたが、そんな時ふと口ずさんでしまうメロディーがありまして、そのほとんどが自分が幼少の頃に聞いたアニメソングであります。
既に人生の後半戦に突入している自分でありますが、自分が幼少の頃は白黒テレビが丁度普及し始めた頃でして、その当時親の仕事の関係で福岡市に住んでいたため、比較的数多くのテレビ番組に接することができたんですな。
エイトマン・スーパジェッター・ソラン・冒険ガボテン島・ビッグエックス・オバQ・ワンダースリー・忍者部隊月光などなど、多分4歳~10歳の頃に観た番組であったんだろうが、50年くらい経ってるのに歌詞やメロディーを良く覚えているものだ。
年を重ねるにつれ、人間ってだんだん思い出の中で生きていくようになるんだと、自分の両親を見ていてそう思うのですが、自分はまだそこまではないが時として小さい頃の記憶が蘇ることが多くなったような気がします。
そのあたり、仕事や子育てに必死だった若かりし頃とはちと違ってきた気がする。
作業しながら口ずさんでいると歌詞の一部に欠落が生じておりまして、毎回そこで歌が止まってしまう。
別になんてことはないのだが、スッキリしないというか、悶々を抱えてしまうというか、釈然としないというか、「あれー、なんだったっけ?」、になってしまうのであります。
自分はあまり使ったことありませんが、今やユーチューブなる無料動画サイトって便利なやつがありまして(誰でも知ってるわな)、なんとその悶々を一気に解決してくれたのであります。
検索かけるとだいたい一発で出てきまして、番組によっては全話公開しているのもあります。
今の今までそんなに沢山公開されていること知らなかったので、懐かしさのあまり先ほどテーマ曲をいくつか視聴したのでありました。
いやー、懐かしかったなあ。
と同時に悶々は解決はしたが何か気が抜けたというか大事な物をなくしてしまったような変な気分であります。
忘れかけていたものを無理やり掘り起こさず、そのままにしていたほうが良いのかも。
思い出は長い年月の間に自分の中で美化していることが多いようでして、欠落したままの記憶としてとどめておいたほうが良いのかも知れませんね。
八神純子の曲に、「思いでは美しすぎて、それは悲しいほどに・・・」、のくだりのとおりであります。
忘れかけた歌詞はそのまま飛ばすか、「フンフン」と、口ずさめば良いのだから、多分ユーチューブであの頃の番組を見ることはもうないでしょうね。
自分の年齢を意識し始めたせいゆう丸の船長の独り言でありました。
自分の船でお魚を捕るためには、いろいろなステップを踏んで初めて成しうるわけでありますが、漁場に着いて魚探で魚を見つけることは極めて大事な作業になります。
お魚がいない場所でいくら餌を撒いても魚が釣れる可能性は間違いなく低いと言えますが、まれに辛抱して餌を撒いていたらいつの間にか魚が集まってきて魚探には魚がビッチリ写っていた、なんてこともあります。
海の中にはお魚が集まりたい場所というのがありまして、しかしそれはいつもそこなのではなく、刻一刻変化致します。
ビターっと瀬際から離れなかったり、パヤンパヤンとうろちょろしてみたり、特にアジは気まぐれでありましていつも悩まされます。
ですから過去に実績のあった場所を丹念に探し回って、お魚が集まっている場所を見つけなければ釣りにならない訳です。
その時魚探がおおいに活躍するのでして、特に最近の魚探はデジタル処理なる高度な技術で瞬時に情報を解析して画面に映し出すそうで、ノイズやゴミなどとお魚を区別することが可能になったそうな。
自慢じゃないが自分の魚探はフルノの製品でありまして、大まかではあるがお魚のサイズが数字で出るようになっております。
機械のことですから誤差や判別間違いは当然ありますが、傾向的なものは掴めますので自分は相当信頼しております。
以上はマイボートで魚を釣る時のお話しでしたが、一方遊漁船に乗ってお魚を釣る方達に魚探の情報を提供することが必要だろうかと考えたとき、自分は絶対必要だと信じております。
せいゆう丸にご乗船いただいたお客様には出来るだけ魚探を見ていただいて海の情報を提供するようにしておりますが、今までは船首側でお客様に釣りをしていただくスタイルでありましたので随時魚探を覗いて頂くわけにはいきませんでした。
こんどのせいゆう丸は船尾がお客様の釣りスペースになりますので、このような感じで魚探を取り付けてみまして、お客様が振り返ればいつでも海の状況が確認できるようにしたいと思います。
丁度1台GPS台魚探が余ってましたので、今後本体をブラケットで固定して発振器を船体に固定して用をなすように工夫したいと思います。
ご存知かもしれませんが、シマノとフルノが共同で開発した探見丸というシステムがありまして、最新のは親機の魚探から情報を発信してスマホで見れる仕組みらしいのですが、そんなスマートなものではありませんけど、首を回していただき振り返っていただくだけで、それなりに楽しめたり参考になったりおもしろかったりするんじゃないかな。
特に入れパク状態になった時のお魚の躍動感はすごいものがありますよ。
お客様に是非見ていただきたい光景であります。
でもそんな時って釣るのに一生懸命で魚探なんぞ見る余裕はありませんけどね。
いよいよ船検の日を迎えましたが、はたして1年の間に自分は人様から調べられる立場に何度立たされるのだろうかと、ふと考えてしまいました。
いえ、決して悪行をはたらいて調書を取られるような話ではなくて、人様よりちょっとだけ器用なところが災いして、親や子供達の車検や自分の船検を一手に引き受けているものですから、とにかく検査を受ける頻度が人様よりめっぽう多くて結構忙しいのであります。
検査を受けるには事前の申請手続きという面倒なお仕事がありまして、一生懸命住所・氏名・年齢など何度も書いた上、決してお安くないない検査手数料を収めて検査を受けまして、合格して初めて公のお墨付きをいただくわけであります。
そんな自分でありますので、検査官と呼ばれる方との接触はそれなりにおるのでなんとなく判るのでありますが、しかし今日は心地よくスムーズに検査を実施していただきました。
的確な検査と質問と確認を実施していただき、10数分でつつがなく検査終了していただきましたが、ツボはしっかり押さえていらっしゃる。
しかもこちらの話をじっくり聞いてくれていて嬉しかったあ。
お名前お聞きするの忘れていましたが、検査のプロとお見受けいたしました。
(検査官が検査のプロであるのは当然ですが、ここらへんは人あたりの問題であります)
さて、順調にJCI(日本小型船舶検査機構)から書類を送付していただければ木曜日あたりに書類が届きますので、ご予約いただいている土曜日には間違いなく海に出られると思います。
釣れるか釣れないかわかりませんが、早く漁に出たいですね。
明日もキャビン内の電装品やお掃除など、最後の整備をしたいと思います。
昨日(15日)は朝から小雨でありましたが、雨には雨の日にできる仕事をしなきゃいけないので、午前6時に港に向けて出発しました。
一昨日までに大きな仕事は片付けたので、この日はキャビンの中にこもりお片付けでありました。
お布団たたんで毛布をその上にしまって、ゴミを拾って拭き掃除。
家でめったにやらないお仕事を黙々とやっておりました。
ところで今日の写真についてでありますが、かなり無骨な絵でありますけど、デッキから前進・後進と増減速を操るクランプ部の写真でありまして、ハンズマンで1個数百円で購入したものであります。
このクランプはかなりスグレモノでありまして、操作の微妙な動きを支えてくれるのでありますが、見た目があまり良くないのであまり自慢はできないけど、この方法に行き着くのに結構ホームセンターを探し歩きましたよ。
さて我が家のお話になりますが、4月11日は娘の結婚式でありまして、10日・11日・12日は休漁いたします。
釣行を考えられていらっしゃる方には申し訳ありませんが、よろしくお願いします。
先日そのことすっかり忘れていて常連のお客様からのご予約をお受けしてしまったのですが、かあちゃんに 「来月11日予約もらったよー」と報告したらかあちゃんの形相が一変してどエライ怒られてしまいました。
「信じられん、自分の娘の結婚式を忘るれとは聞いたことないわー」
火が付いたように怒られてしまいました。
結婚してもう半年以上経っておりまして、その時家財の調達から引越しの作業まで必死に頑張った自分としては気分的に落ち着いてしまっているんでしょうか 「ああやっぱり式は挙げるんだ」 くらいの感覚なんですが、かあちゃんにとってはそうじゃないんですね。
そういえば衣装合わせとかで、かあちゃんはここ数ヶ月娘に付き合って式場に何度も出かけて行っていたっけ。
怒るのも無理ないですわな。
かあちゃんの機嫌が直るまで忍の一文字であります。
とは言うものの、式まで1ヶ月を切ったわけですから、そろそろ父親としてしてやれることを実行しなきゃいかん訳でありまして、式の時に娘がちょこっと喜んでくれるものを作り始めようかと思っております。
親にとっても子にとっても節目の日になるのでしょうから、怪我や病気にならんよう気を付けねばと思っております。