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せいゆう丸釣行記
自分の年になってくると(個人差はあろうが)ちょっと前のことを思い出すのが億劫になってまいります。
とは言うものの脳ミソ絞りながら思い出し、詳報を書いてみたいと思います。
最初はとりあえずいつものポイントに着けてみましたが反応がほとんどなく、サビキ仕掛けで時々釣れるのはアジ子の大きめの奴ばかりで、大きいアジは姿を見せない。
MIさんが天秤仕掛けに変えてみたところ、ニベ1匹と中アジより大きめのが2匹で止まってしまいました。
しばらくしていつものポイントを諦めて南下することを決意しましたが、それからが流浪の旅の始まりでありました。
ペンション前・イルカ沖・伊比井の手前・・・、あちこち探し回るも魚影がまるで出ないばかりか、掃除機をかけた後のように海底はまっさらの状態でありました。
沖の瀬も覗いてみましたが全然ダメで、打つ手なしの状態が続くハメになったのであります。
そんな時の神頼み。
せいゆう丸の前の所有者で、自分の師匠のTOさんに電話で状況を報告したところ、「沖の瀬の北側にいるはずだから移動してみたら」、とアドバイス頂いたのでそれに従ったところグワッとした魚影が出ておりました。
「ここがもう最後」と思って移動してところ、サビキにも天秤にも良型のアジが食ってきまして、大きいのは40cmを軽く超えておりました。
全然釣れなかったので嬉しかったですね。
ところで新せいゆう丸には割と広いキャビンがありまして、途中KAさんがちょっと気分悪くされてここで仮眠されましたが、程なくして復活されておりました。
10日間色々と自分なりに工事を行い、この日初めてお客様をお迎えしましたが、及第点はつけて良いかもしれませんね。
お客様用のデッキ上に設置した魚探もなかなか面白く、魚影が出ると釣れ始めるのがお客様にわかるので良かったと思います。
訳の分からんタイトルで恐縮でありますが、今日ご乗船頂いたISさんはこれを見てニヤリとされることでありましょう。
今日はいい感じの軽い上り潮でありましたが、沖の瀬や伊比井の遠方ではISさんに型の良いメジナが1匹釣れたのみで時間だけが過ぎまして、結局最後の最後にいつものポイントにかかることにしまして、強風の中何とか15匹くらいのアジを確保することができました。
一昨日のお客様の時もそうでしたが、最後に群れを見つけて何とか格好がついたのでありまして、ほっと胸をなで下ろすせいゆう丸の船長でありました。
それにしても今の時期お魚を見つけるのがとにかく大変でありまして、先輩漁友の情報によりますと、今日出撃したお船のほとんどがその方以外完全ボーズだったそうです。
そんな悪条件の中、おかげさまで今日のせいゆう丸はさほど沢山ではないものの、お客様がご家族で2~3日食べるに十分なアジが釣れたのは本当にラッキーだったと思います。
一時入れパク状態になったのですが長続きせず、西の風が強い中辛抱強く竿を振ったのですが(お客様が)、2度目の入れパクは来ることなく終漁となりました。
ホントは風が弱まればイカリ打ち換えして場所を変えたかったのですが、あの強風の中ではとてもそんなことはできなかったのでやむなくジッとしていたのであります。
そんな中、カモメのカー助がせいゆう丸の近くにやってきて、いつもの 「なんかちょーだい」 をやっている。
好物の厚揚げを1個ペロリと平らげてもまだ催促している。
ふと今朝方マックスバリューで購入した餃子が残っていることを思い出し、少しずつちぎって与えたところよほど美味かったのか、目の色変えて足をバタバタ漕いでお船に近寄って「それちょーだい」、と催促するのであります。
よくよく観察すると飛ぶのが得意なあの子達は、風が強い時は羽を広げるだけでふわりと海面から少し浮かびまして、海面に少し現れたヒレのようなアンヨを空中でパタパタさせているのが実に可愛い。
餃子を持った手をぐるぐる回してカー助にアピールすると、彼は上手いこと体をコントロールさせてせいゆう丸のすぐ近くで空中ホバリングするんであります。
ほんの2~3メートルの近さで人様とカモメが顔を突き合わせている状態の中、餃子を空中に「ポン」とほおり投げてやりますと、カー助は見事に餃子を空中キャッチするのであります。
結局餃子を5切れ食べさせたところで帰港いたしました。
漁師とカモメの友情物語のネタが少しずつ増えているのであります。
明日は車の入れ替えと長距離運転の疲れを癒すため休漁し、北九州での出来事を下書きしたりして、ゆっくりまったりと1日を過ごそうと思います。
一昨日(21日)の夜に自宅を出発して北九州にシャレ男と走り始めたのですが、釣の疲れがあったのか、それとも既にお休みの時間だったからか、走り始めてわずか1時間もしないうちに頭がクラクラし始め、道の駅都農で車中泊することにいたしました。
缶酎ハイをぐびりと飲んでシャレ男の中で眠ったのですが、春先の気候とはいうものの夜中はやはり寒く、時々エンジンかけて暖を取りながら朝を迎えました。
目が覚めたのが午前3時でいつものお時間。
北九州のシャレード総合病院に着いたのが丁度午前8時でありました。
詳細は後日またご報告することにいたしますが、とりあえず不具合箇所を直してもらい、午後3時前に北九州を出発して自宅に到着したのが午後8時でありました。
高速・有料道路を使うことなく全部地道を利用して、総距離530kmくらいでしたが、昨日だけで500km走っちゃいました。
帰る途中に豊後高田の昭和町でクラシックカーの展示も見てきましたが、自分の30年選手のシャレードがまだ赤ちゃんに思えるほど昔の立派なお車が並んでおりました。
皆現役で活躍しているようで、シャレ男もまだまだ今からって感じでしたよ。
今日はお客様と一昨日最後の最後に釣れた沖の瀬に行ってみたいと思います。
今から北九州に走れねばならないので速報だけ。
久しぶりに伊比井まで足伸ばすも全然お魚がおらず、最後の最後で沖合に群れを見つけまして、久しぶりにデカチンアジの姿を拝見しました。
大きいのは40cmオーバーでありました。
詳しくは北九州から帰ってきてから報告しますね。
行ってきまあす。
ああ忘れてた。
カー助は元気にしておりまして、お客様から餌もらってました。
思い起こせば今月の5日を最後に、沖に出ることなく港の中ばかりで過ごしておりました。
2週間の間、せいゆう丸の入れ替え作業に没頭しておりまたが、昨日めでたく新しい船検証が届きましたので、本日から気合を入れて漁に出ます。
この間カモメのカー助に食料を調達することができなかったけど、どうしているんやろうか?
やせ細って見る影もなかったらどうしようか?
船が変わったから自分の顔を思い出してくれるやろか?
等々、お魚が釣れる心配よりカー助のことを気にかけているせいゆう丸の船長であります。
自分が整備に時間を費やしている間、漁友達は沖に出て期待を打ち砕かれ、しばらく経って出て行ってまた心折れての繰り返しだったようです。
餌を撒けども撒けどもアジ1匹食ってこない日が続いておりまして、忍耐力のある先輩達は朝から夕方近くまで振り続けているのだが自分にはとてもそんな真似はできない。
毎年のことでありますが、この時期水温が15度近くに下がりましてお魚が餌を食べるどころか、生死の状況に置かれているようなんですよね。
日向灘界隈の亜南方系のお魚においては海水温15度はかなりの低水温なんでしょう、魚探で確認すると大掃除をしたように海底にはさっぱり魚影がなくなります。
北に行きますとそれ以下の水温でも同じ魚種が餌を普通に食べて釣れているみたいですが、ここ宮崎の海では17度くらいが限界のようであります。
面白いのが和歌山(南紀というのかな?)あたりの水温は昨日17.5℃だったみたいで、潮が上ってイサキがよく釣れているみたいです。
宮崎より緯度が随分上なのに、水温が黒潮の関係でこちら高いようで変なのですが、宮崎では4月の中頃にようやく黒潮が接岸しますので、あとひと月は釣果は期待できないかも。
昨日も初めてのお客様からお問い合わせいただきましたが、このホームページの釣行記をご覧いただき釣れる頃にご予約くださいませとお伝えしました。
自分はしばらく夜明けのサゴシを狙ってみます。
これから4月下旬までの間、キリキリパーで1kgオーバーのナギに成長したサゴシが日によっては10本以上釣れることもありますので、かあちゃんからゲキ飛ばされながら頑張りたいと思います。
もちろんサビキ・天秤もあちこちでやってみますので、その結果は即アップしますよー。
毎日のお仕事の合間にでも、頭休めにこの釣行記に目を通して頂ければありがたいですよー ♪。