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せいゆう丸釣行記
昨日(14日)作業をしておりましたら、常連でいらっしゃるHAさんが、港の船の所まで奥様とご一緒にお越しになりました。
ドライブがてらお船の進捗状況を見にこられたそうで、当ホームページをご覧頂いていることと、新せいゆう丸に関心持っていただいていることに感謝した次第です。
HAさん、お越しいただきありがとうございました。
もうすぐ完成しますので、しばしお待ちを。
こんな感じで船の乗せ換え作業しているここ10日近くの間、初めての方も含めて数名の方にお会いすることができました。
釣行記ならぬ船の乗せ換え状況をグダグダ書き込むしかない今の自分にとって誠にありがたいことでして、ホント励みになりますね。
ところで月曜日(16日)に定期検査を受けることになっておりますが、黒潮丸の船名をせいゆう丸に変えます。
ホームページとの兼ね合いでせいゆう丸に統一したほうがよかろうと思いまして、同じ名前にすることにいたしました。
「せいゆう丸」は自分の釣り師匠から譲り受けたお船でありまして、名前の由来はわかりませんが、師匠が体をこわされて手放すことを決断するのに随分と悩まれた、愛着のこもったお船でありまして、名前を継ぐことにいたしました。
こんごともせいゆう丸をよろしくお願いします。
整備の進捗状況ですが、デッキウオッシュの本体取り付けとスイッチ取り付けと配線が昨日完了しまして、今日は実家の倉庫を物色して使ってないホースをいただいて取り付けるだけであります。
写真を何枚か貼り付けました。
橋の下の天然ドックにお世話になって、今日でちょうど1週間経ちました。
昨日アノードとペラを取り付けましたので、今日はせいゆう丸を横にくくりつけたまま当たり前の場所に移動しました。
せいゆう丸を右側にくくりつけていたので左に曲がるのが大ごとでありまして、逆に右には曲がり過ぎる。
風がなかったから何とか所定の場所に移動できたが、風が強い日は絶対やっちゃいかん仕事であります。
2ステーションにしたのは良かったのだが、ステアリングポンプ(ヘルムポンプ)から舵を動かすシリンダーまでの油圧配管が複雑となりまして、油圧ホースの中のあちこちにエアーが溜まっていて、何度もエアーを追い出す作業をしたが完全に出しきれませんでした。
今日はその作業にえらい時間を食われましたけど、ようやく満足のいくレベルまで調整できたのでちょっとだけ川の中を走ってみました。
走るといっても時速10km程度でありましたが、せいゆう丸に2年近く乗っていたので最初は何か勝手が掴めませんでした。
直進性については圧倒的にせいゆう丸が優れておりまして、さすが漁船の直進性は違うなあと感心した次第。
しかし自分が右側左側に移動しても船体が傾くことがほとんどなく、安定性はせいゆう丸の比ではない。
車もそんなところが少しはありますが、お船は全ての要求を満足することはできませんで、何かを犠牲にして成り立つ乗り物であると理解しております。
直進性が良ければ曲がりにくい、居住性を取れば釣り座が少なくなるし風に流される、早く走れば燃料食う、とにかく色々ありまして、何艇乗り継いでも完全に満足いくお船にたどり着くのはかなり困難であります。
黒潮丸は自分にとって多分最後のお船でありまして、船齢高いし見た目もお世辞にもグッドではありませんけど、お客様に釣りを楽しんでいただけると良いがなあと思っております。
今日はキャビンの天井の色塗りまではできましたが、散水設備までは手が回りませんでしたので、明日はその作業と片付けを含めて色々したいと思います。
やっぱり予想通り10日はかかりますね。
昨日は午前中日向のお船の係留申請のため、日向市の北部港湾事務所に出向き、手続きを完了させてきました。
時間がなかったのでチラリとしかお船を見ることができませんでしたが、特に変わったところはないようで少し安心したところであります。
内海のお船の乗せ換え作業がなければキス釣りでも出来たのでありますが、干潮で潮が大きく引くのも昨日まででしたので、天然ドックで作業せざるを得ない自分は急いで内海港に向かうことにしました。
写真は堀切峠の山桜でありますが、あまりに綺麗だったのでアップしました。
船上からの作業ではちょいとできない、犠牲亜鉛(アノード)とプロペラの取り付け、そして船尾に取り付けた魚探の発振機のコードをまとめなければならなかったので、どうしても船尾側に降りてそれらの作業を行う必要があった訳ですが、無事完了いたしました。
長靴の半分のところまで水に浸かりながらの作業でしたが、地面が泥状なため足を取られながらの結構しんどいお仕事でありました。
泥に雨靴がハマると抜けなくなり、御嶽山での噴火災害の救助に携わった自衛隊員の大変さを思い出しましたね。
今日は天然ドックを離れ港内の定位置に両船を戻し、残った作業を進めたいと思います。
本日の主な作業は、キャビンの天井部の塗装と、ビルジポンプを機関スペースに取り付けてホースから出る海水でデッキを洗い流せる仕組みを作りたいと思います。
今日の作業で大きな作業は完了すると思いますけど、やっているとまだ細々あるんだよなあ、これが。
お金をほとんど使わず自分の労力だけで出来た今回のお仕事でありますが、人間その気になれば何でも出来るものでありまして、まさにこれがボンビーな自分流のこだわりなのであります。
なんと言いましょうか、自分に出来ないことがあることに我慢ならん訳でして、出来るようになるにはどうすれば良いかひたすら考えるのであります。
幸いにも昔と違って今はインターネットという情報の宝庫からいとも簡単に必要な技術を学ぶことができるので、そのあたりは楽になりましたね。
今だに散髪だけはどうにもならないものの、あとはたいがい自分でやっつけてしまうけど、いつも思うがこの情熱をお金儲けに向けられなかったのが残念だったと、自分もかあちゃんも同じ思いなのであります。
それから気になる海の状況ですが、昨日久しぶりに漁に出た先輩漁友MA氏からの情報でありますが、海底は掃除機かけた後のようにまっさらのキレイ状態だそうで、お魚1匹見かけることがないそうでありまして、疲れ果てて心折れて早く帰港されたもよう。
鵜戸沖まで行かれた方々もボウズだったそうでして、燃料炊いて、餌撒いて、やはり心折れて終わったそうな。
最近遊漁船がお客様乗せて出ていく姿を見てはおりませんが、この調子じゃ依頼があってもお引き受けできる状態ではありませんね。
大分の漁師のホームページを見てますとあちらは水温が11度しかないそうで、今まで経験したことのない温度だそうです。
こちらは14~15℃ですが、それでもあまりに低すぎて完全にお魚の活動が停止しているものと想像しております。
昨日の市場のアジの最高値がやはり3000円を超えていましたので、多分地魚の入荷はゼロに等しいものと思われます。
結果オーライでありますが、この時期に乗り換え作業が出来たのは良かったと思います。
今はダメですが、そのうちお魚が釣れる状況になりましたらば、こちらからもお声かけさせていただきたいと思います。
カモメのカー助はお腹減ってないかなあ?
気がかりであります。
ここのところ海に出ていないので漁に関する情報をお伝えすることができておりませんが、昨日も漁友達は出漁しなかったようで、アジの市場最高値が連日キロ3000円を超えております。
よほど地魚が捕れてないのか、アジ大好きの宮崎人は高くても食べたいのでしょうかね。
昨日は孫の宮参りで西都市岡富住吉神社でお参りをしてまいりました。
ここの神主さんが義母の親戚なもので、我が家のお参りはいつもこちらでお願いしております。
あまり知られておりませんが、約150年前に広島の厳島神社の大鳥居を建造し直す時にこの神社の境内の楠木を切り出して、大鳥居の片側の用材として海路で運び奉納され現在に至っているそうな。
樹齢800年ほどの大樹だったそうで、厳島神社の荘厳な大鳥居の片側の御柱にふさわしいよほどの大木だったわけですね。
ちなみに現在の大鳥居は平清盛造営時から8代目だそうで、次の御柱の候補になる材が果たしてあるのか興味のあるところです。
そのことがあってかは知りませんが、岡富住吉神社は航海守護の神様を祀っているそうで、自分も海でお仕事をする身なのでいつもこちらでお祓いをしていただいておるのです。
さてさて、誰もが1度は耳にしたことがあるとは思いますが、お祓いを開始するときに最初に神主さんが発する言葉の、「掛けまくもー・・・」でありますが、実は日本全国ほとんどの神主さんがお祀りの最初に奏上しなさる祝詞(のりと)でして、祓詞(はらえことば)と呼ばれております。
この祓詞の中に「筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に・・・」という行があります。
自分はシーガイアの近くに住んでおりますので、なんか日本中でお祓いの時に自分宅を語っていただいている気がして嬉しいのであります。
宮崎には出雲や伊勢のような歴史的な大規模社殿こそありませんが、我が家の近くは間違いなく古事記に記された地域でありまして、天孫降臨で有名な高千穂や天岩戸の日之影と並んで、神様とゆかりの深い場所だと勝手に信じております。
ちなみに禊の池が市民の森の中にあるんですよ。
以下、祓詞の全文と内容について書いてみました。
お仕事の合間にでも見てくださいな。
祓詞
掛(かけ)まくも畏(かしこ)き伊邪那岐大神(いざなぎのおほかみ)
筑紫(つくし)の日向(ひむか)の橘(たちばな)の小戸(おど)の阿波岐原(あはぎはら)に
禊祓(みそぎはら)へ給(たま)ひし時(とき)に成(な)りませる祓戸(はらへどの)大神(おほかみ)等(たち)
諸諸(もろもろ)の禍事罪穢有(まがごとつみけがれあ)らむをば
祓(はら)へ給(たま)ひ清(きよ)め給(たま)へと白(まを)す事(こと)を聞食(きこしめ)せと
恐(かしこ)み恐(かしこ)も白(まを)す
口に出してお名前を申し上げるのも恐れ多いイザナギノ大神が、筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原で禊祓えなされた時にお生まれになった祓戸大神等よ、もし諸諸の禍事や罪穢れがあるならば、お祓い下さいお清め下さいと申し上げる事をお聞き届けくださいと恐れ多くも申し上げます。
自分がまだ幼かった頃(50年くらい前)は、フランケンシュタインとかノートルダム寺院のせむし男とかミイラ男など、ちょいと怖い外国の映画や番組が結構流行っておりましたなあ。
小さい時に意味も分からず恐々その番組を見ておりましたが、今考えると現実離れした内容でありましたが、幼くてなんでも吸収したい子供にとっては、想像力を掻き立てられるなかなか面白い内容だったように思えます。
そして昨日、自分が作らんとしているお船を眺めながら、突然顔や体に縫合跡があるフランケンシュタインに姿を思い出してしまったのであります。
とりあえず2ステーション化は成功しまして、キャビン内とデッキ上でステアリングと前進・後進と増速・減速をできるようになりましたが、それにしてもツギハギだらけの装備であります。
まさにフランケン的なお船であります。
自分もたまにはお船を販売しているお店に遊びに行くことがありますが、展示しているお船はみんなピカピカでとにかく格好いい。
流れるようなスタイリングで色艶がとにかくすごい。
当然お値段も家を半軒建てられるくらいの価格だと言う。(家建てたことないからわからんが)
まあ、漁は格好でできる仕事ではありませんのでそんなことどうでも良いが、一方地元漁師のお船を拝見すると機能美と申しましょうかムダがまるでありませんな。
漁のため犠牲にする部分もありまして、居住性など最初っから考慮に入れてない。
ただ、風に立ちまっすぐ走るなどの機能に特化しているから仕事になるんですな。
フランケン的ツギハギだらけのお船ではありますが、来週には検査を終えいよいよ稼働することになりますので、ときどき当ホームページをチェックしていただければ嬉しいです。
ちょっと自虐ネタになりましたが、実際はかなり良いお船でありまして、ご要望があれば遠出も楽にこなせると思いますよ。
ところで今日は2人目の孫のお宮参り。
仕事をお休みして、これから実家の両親を迎えに出なきゃなりません。
孫の風呂入れや90歳前の親の面倒も見なきゃいかん、それなりに忙しいせいゆう丸の船長であります。