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せいゆう丸釣行記
若狭の道の駅をあとにしたのは午前4時丁度。
まだ真っ暗でしたが、3時起床が習慣になっている身体のため、これ以上寝るのは無理なので出立することにしました。
残念ながらまだ暗かったので、豊饒の海若狭湾をじっくり見ることはできませんでしたが、なんとも穏やかな、しかし複雑な海岸線がうっすらと見て取れました。
舞鶴の港には海上自衛隊の大きな、そして不気味な色した艦船が数隻係留してありました。
舞鶴市内の街並みにを走りながら観察すると、海上自衛隊に関連した施設や建物が目に付き、地元の方々にとっては普通の風景なんでしょうな。
見慣れぬ自分にとっては、ちょっとおっかない感じがしましたね。
宮崎の田舎に住んでいると少し違和感があったのが正直なところです。
それから敦賀・大飯の原発の近くには、いずれも大きな規模のレジャー施設というか、海に関する立派な施設が多分相当な費用をかけて作られたんでしょうね。
まあ地元の方々にとっては便利で快適な施設なんでしょうが、その地域を通り過ぎてしまうと、自分が思い描いていた静かで落ち着いた若狭の海岸線がまったりと続いておりました。
その落差というかギャップがなんか大きくて、原発の偉大さ?を感じてしまいましたね。
但馬を通過し鳥取に入ると無料の自動車専用道路が島根松江まで延々と続き、燃料消費削減に大きく寄与してくれました。
宿泊地の山口市に到着したのは午後4時過ぎで、およそ12時間の運転でありました。
出発地の美濃太田から山口まで700kmで、スタンドで給油すると21リットル丁度で満タンに。
計算すると33.3km/Lの結果でありました。
岐阜市内でかなり混んだ道路を走った割には、鳥取~島根間の好条件も相まって、想像以上の高燃費でありました。
このシャレード君に出会えて本当に良かったと思えた瞬間でもありました。
さて明日は初めて乗船いただくM2さんとご一緒することになりました。
潮の流れ具合で変わるかもしれないが、黄金南で漁をする予定であります。
この写真は、昨日南東方向に船先を向けて走行しているときの様子であります。
視界は50mないくらいでありました。
今朝4時50分頃、堀切峠から日向灘を見渡すと、昨日の濃霧が嘘のように爽やかに晴れわたっておりました。
先輩漁友からの情報によると、宮崎魚市場ではアジがかなり上がっているそうで、自分が卸しているお店にもいっぱい並んでいる模様。
こんな時にアジに固執していると売れ残るのが関の山。
急遽イサキ釣りにチャレンジすることにしました。
黄金の瀬まで足伸ばすつもりでしたが残燃料に不安があったため、サンクマール前の潟でイサキ狙うことにしました。
上り潮が早い時にはイサキのキロ近くがよく釣れる場所ですが、潮が止まるとまったくつれないところでもあります。
残念ながら今日は潮がピタリと止まり、玉砕でありました。
結局8時には海から上がり、シャレード君の足回りの手配や、家族の用を済ますことにしました。
今日の海上の霧は凄かったです。
50メートル先が見えず、どっちが岸でどっちが沖なのかさっぱりわからない状態でした。
一応出ては見たものの、大型船にぶつけられでもしたら大変だと思い、すぐ帰港しました。
帰宅して昼寝して久保田オートに部品探しにシャレード君と出かけました。
ホイールキャップなど物色してみましたが、当然部品取りのシャレードがあるわけがなく、何も買わずに駐車場に戻ってみると、怪しそうではないのですが、いかにも自動車関係のお仕事されていると思しき2人の男性がシャレード君を眺めておられ、近づく自分に声を掛けてこられました。
「このシャレードはヤフオクに出ていたやつじゃないですか?」
よー知っちょられるわ・・・・(^_^;)。
結局その場で拿捕され、miyaza輝✩旧車会の事務局に連行され入会手続きをした次第です。
古いものが大好きで、ベクトルがちょこっと尖っておられる御方は、「うををををー。スゲースゲー」を連発されると承知しておりますが(自分もその部類であるが)、miyaza輝✩旧車会の事務局ではそれが全開でありました。
シャレード君を手に入れることができた偶然が、たくさんの方々と知り合えるきっかけになる予感がいたします。
miyaza輝✩旧車会の皆様方、新参者でありますがどうぞよろしくお願いいたします。
ところで岐阜からの帰り旅の、若狭から先をまだ書けておりませんが、北九州で偶然このシャレード君を見かけて声を掛けてこられた方がいらっしゃいました。
みんカラのシャレードのブログにアップされていらっしゃるN-G30 diesel turboさんでして、岐阜から九州に向かっている情報を掴んでいて、本当に偶然にチラッとシャレードの半身を見かけ追いかけてこられたそうです。
「このシャレードは岐阜から運んでいるのですよね?」
よー知っちょられるわ・・・・(^_^;)。
そろそろ寝る時間なので、明日また書き込みする予定ですが、明日はイサキ狙いで頑張ります。
台風通過後に岐阜にシャレードを引取りに行ったため、海に出るのが10日振りとなりました。
岐阜から帰ってきてニタニタしながらシャレードをいじくっていると、かあちゃんから「早よ釣ってこんと商売にならんが」という無言の圧力・視線を感じ始めたので、今日はせいゆう丸に乗って久しぶりの釣行となりました。
今日は初めて乗船いただいたKさんと一緒でありました。
Kさんは錦江湾で大物釣りをされるそうで、大太刀魚やブリなどの大物を好んで狙っていらっしゃるそうです。
錦江湾の認識不足の自分は、Kさんのお話に「なるほど、なるほど」とうなずくだけで、小物釣り師の自分には遠い遠い世界のように思えましたが、こんな小さなせいゆう丸に乗船していただいたお礼をどうすればよいか考え込んでしましました。
10日のブランクはさすがに大きく、事前に先輩漁友に情報を頂いてはおりましたが、実際自分で体験しなければわからないことが多いのがこのお仕事。
「そうだ。原点に帰って一番近い漁礁に行こう。」と、思い直しタンク前に船先を向けました。
自分にとってタンク前の漁礁は、困った時の駆け込み寺で、今まで何度も自分を救ってくれた場所。
イカリ投入後、程なくしてKさんの大物仕掛けに大きなあたりと引き込みがありましたが、チョット巻き上げが強引だったそうで痛恨のバラシ。
ううううむ残念。
その後あたりが遠のいたのでイルカ沖に移動するもピクリともしない。
その後野島沖に移動して魚探を見ていると大きな反応が・・・。
多分生まれたばかりのアジの赤ちゃんだろうと判断したが、その下に白真アジ様がいらっしゃるかもとの期待を込めてイカリをドボン。
これが良かったようで、10日ぶりの釣行にしてはまずまずの釣果になりました。
Kさんは大物釣師の信念を貫いて、なにか大きな獲物がくるのをひたすら待ち続けていらしゃいましたが、今回は残念ながら恵まれませんでした。
でも小物釣り師の自分から拝見すると、大物釣るには揺るぎない信念が絶対必要なんだろうなあと感心するとともに、自分には性格的にちょっと出来ないなあとも思った次第であります。
Kさん、今日はお疲れ様でした。
潮の関係で時間短く申し訳なかったけど、機会がありましたらまたお出でくださいね。
また釣り談義させてくださいな。
順序が逆になりましたが、岐阜行きはカーフェリーと普通電車・ディーゼル機関車乗り継いでの旅でした。
カーフェリーはさすがにでかく、せいゆう丸みたいに横揺れしません。(当たり前か)
船舶工学の見地からすると大きな船のほうが速力上げやすいそうで、19800馬力の2基掛けで25ノット出すようです。
ちょこっと計算してみると船体1トンあたり3.3馬力で25ノット出すわけですから、1トン程度の普通のプレジャーボートを3.3馬力で25ノット出すことと同じと考えると凄いことですよね。多分最低90馬力は必要なはず。
まあ理屈はともあれ、ドラム缶くらいのピストンがロングストロークで上下運動する振動を寝床で感じながら眠りにつく快感はたまらないですね。
自分は根っから船が好きだからなんでしょうが、ディーゼルエンジンの素晴らしさを知れば知るほど音や振動に心も身体もシビレてしまいますよ。
この写真は南港に着いた時のフェリーの煙突から出される排気ガスを撮影したつもりなのですが、出来ればガスの匂いを確かめたいと煙突の後ろに回りたかったのですが、係員以外立ち入り禁止で、残念ながら排気の匂いをかぐことはできませんでした。
でも行き交うたくさんの大型船から排出されるガスの匂いを微かに感じながら、プチ船旅を楽しむことができました。
一般人には理解できない感覚でしょうね。
実際この位の船旅でいいかも。何日もかけてのクルーズをBSでよく見かけますが、風呂に入り飯食って酒飲んで寝たら、間違いなく初日で飽きが飽きがきますね。自分は。
ところで事前にフェリー到着後の南港から美濃太田までの工程をネットで調べてみると、いずれも新幹線を利用しての案内でありました。
自分はほかの誰よりも時間だけは沢山持っているので、なにもお金使って時間を買う必要がないから新幹線はパスし、普通電車乗り継いで最後の高山線ではおよそ20年ぶりにディーゼル機関車に乗車しました。
電車よりディーゼル機関車はいいですね。
音もさることながら、運転士がスロットル上げたり下げたり、クラッチ入れたり切ったりなどの作業が手に取るようにわかり、自分も運転してみたい衝動にかられてしまいます。
エアコン効かないしうるさいし臭いし、あまり一だ的には歓迎されるものではないでしょうかね。
ディーゼル大好き人間しかわかないでしょうな。
さて明日は初めてのお客様が乗船していただくことになり、そろそろご飯食べて寝ないと2時半に目が覚めないので、野宿後の若狭から山口までの550キロの強行軍については後日早めにアップします。