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せいゆう丸釣行記
5日(土)はNさんが乗船され、昨日と同じ黄金の瀬の南に陣取り、天秤仕掛けでイサキ狙いの漁を行いました。
海は穏やかで最高の沖磯漁となりました。
Nさんは、前々回大きな真鯛をゲットされた完全フカセ仕掛けでトライ。自分はオーソドックスな天秤仕掛け。
すぐに自分の仕掛けに立て続けて6~7匹のイサキが釣れるも、8時を過ぎる頃になると突然あたりがなくなる。
一方Nさんは最初あたりが無かったものの次第に調子を上げられ、イサキ3枚を含め良型ゴマサバやソーダカツオを数多く釣られておりました。
自分には逆立ちしても、ゆったりまったりしたフカセ仕掛けができるとは思いませんが、いろんな釣り方があるもんだと興味はありますね。
Nさんまたフカセの技を見せてくださいね。お願いしまーす。
ところでまた台風の季節がやって来ましたね。
例によって漁船が既にビッチリと避難しているため、せいゆう丸は入りも出もできません。
また一週間は冬眠(夏眠)生活に入らなければ・・・。
市場を覗いていると、宮崎沖の漁がかなり好調のようです。
アジ・イサキ・チダイ・メジナなど、クーラー2~3杯持ち込んで出荷される方もいらっしゃるそうな。
当然価格も下落する傾向に有り、釣っても釣っても手元に残るお金はあまり変わらないかも。
自分みたいなヘボ漁師は、クーラー何杯も釣ったという記憶がなく、せいぜい年に一度クーラーボックスが満杯になるのが関の山でしょうかね。
明日のお店に出荷するお魚が確保できたら満足するタイプだからしょうがないか。
でも釣れた魚がお店で完売すると嬉しいですよ。
自分が釣った魚を、奥方がどんな料理をされ、ご家族がどう味わったのか想像するだけでも楽しいものです。
さて4日(金)の漁は、朝のうち保険のつもりで漁礁にかかり、その後およそ1年ぶりの黄金の瀬で漁をしてみました。
先輩漁友から「沖は潮が動いていないので駄目だよ」、のありがたい情報をいただいておりましたが、宮崎沖の状況を考えるとアジ・チダイは飽和状況のようだから、旬のイサキを狙ったほうが良いと判断し、8キロ沖まで船を進めました。
確かに潮が動かず、しばらく黒いお目目をした黄色い熱帯魚ばかりが仕掛けにかかっていましたが、潮が少し動くとイサキの小型やメジナが食ってきました。
あとゴマサバやヒラソーダも釣れて、出荷分は確保できました。
今日も黄金の瀬に向かう予定です。
漁から帰ってきてテレビを見たら、今朝がた長崎で50年に一度の記録的な大雨が降ったそうな。
昨夕からかなりの雨が降り続き、さすがに漁は無理かなあと思いつつ寝床に入ったのが午後7時過ぎ。
午前3時頃そろそろ起きなければと、うつらうつらしながら外の雨音を聞いていると、自動車が通過するのにタイヤが雨をはねる音があまりしない。
「いってみるか」
雲はビッチリ垂れ込めているが、雨は今のところ降っていない。
いつもよりチョット遅い6時前の出港。それでも航海灯をつけなければならないほど暗い。
港を出る頃には少しうねりを感じ始め、沖に出ると結構なうねりがせいゆう丸を右左に揺さぶる。
燃料食わないし漁をするには最高な自分のパートナーではあるが、この横揺れはどうにかならんのかい。
そうでなくても船酔いしやすいのに。コノヤロー。
相棒のせいゆう丸に毒づきながら、エンジンのポンポン音も心地よく、昨日よく釣れた漁礁に向かうも船足に全く変化を感じない。
「ひょっとして潮止まってる?」
最近は上潮は下っていても下潮は基本上りが続いておりました。しかし今日はいつもと何か違う。
漁礁の南側に船をつけ魚探で探るけど、魚影が全くない。
北側に移動してみるとビッチリのアジ子と思しき魚影を確認。
ただ魚体のサイズを示す数字が出てこない。
また中層を我が物顔に闊歩しまくるサバ子の反応も見えない。
イヤーな予感が頭をよぎるが、ポイントの北側にイカリを投入し、仕掛けを急いで作り海中にドボン。
仕掛けは見事に真っ直ぐ下に向かって落ちて行き、振っても振っても赤ちゃんアジが1~2匹、「ちっちゃくてすみませーん」と謝りながら上がってくるのみ。
たまに中アジの小型がポツポツ釣れる程度で、昨日の活発な動きが嘘のように静かな海底の様子でありました。
最後に赤ちゃんアジにニベが食いついてきたが、既に自分の心が折れていたので、雨の降り始めをきっかけに帰港しました。
お魚を捕ることは机上の論理は通用致しません。
行ってみなければわかりません。
「たぶん・・・」とか「おそらく・・・」は通らないんですよね。
とにかく行くしかないんですよ。楽しいけどね。
「昨日釣れたから今日も釣れると思うな」
誰が言ったか知りませんが、悔しいけどその通りでした。
一昨日のイサキの入れ食いが、信じられない昨日の不漁。
いろいろ考え迷いましたが、今日までイサキ漁に出るつもりで、午前5時に内海港を出港しました。
船を北に向けポンポン走っていると最近には珍しく下り潮の気配。
基本その場所のイサキは上り潮の時によく釣れるのですが、下り潮で釣れた記憶がない。
「さてどうするか」
結局イサキの漁場に向かう途中、最近ご無沙汰している漁礁の様子を見に行くことにしました。
しかし最近漁礁や沈み瀬は、例のサバ子の大群が漁場を占拠しているので、そのことが頭をよぎるも、ダメもとでイカリを投入しサビキを海中にイン。
サバ子の猛攻をかわし海底に仕掛けが到達すると、子気味良い「クン クン」のアジのあたりが竿先から手元に伝わる。
思わずニヤリ。
お久しぶりね♪と、小柳ルミ子の古い歌を口ずさみながら取り込むと大アジよりちょっと小ぶりな白真アジをゲット。
餌がなくなるまでずっと釣れ続け、9時前には帰港しました。
やはりこまめにポイントは覗いておかないといけないですね。
昨日今日で勉強になりました。
30日(日)と1日(月)は青島境の浅い潟で、イサキ釣りにチャレンジしました。
30日のお客様は自分の父親で、御年88歳。
バリバリ元気であります。
趣味ではありましたが、80歳を超える頃まで自分で船を操船して、タイ・イサキ・メジナ・アジなどを釣っておりましたので、まあ元気といえばかなり元気だと思います。
とは言えさすがに4時過ぎの出港は無理なので、久しぶりに夜明け6時過ぎの出航となりました。
内海港を出て、いつもと反対にポンポンと北進しておりますと、僅かな上り潮を感じなかなかイサキ漁には良さそうな感じ。
現地に着いてイカリを投入し船先にロープを結わえ船尾に戻ると、移動中既に仕掛けを準備していた親爺は早くも餌を針に付けて投入している。
最近あまり連れてきていなかったためか、ちょっとぎこちない様子ではあるがさすが長年遊んできただけはある。
自分も道具を準備しなければと竿を手にした時、「おい釣れたぞ」と、親爺の声。
現地到着数分で良型のイサキをゲットしてしまいました。
急いで仕掛けを用意し投入すると、すぐにイサキ特有の引き込みが。
800グラムのイサキを始め、中小合わせ25くらい釣れました。
午前9時頃になると、下り潮と上り潮の境目が北からだんだん降りてきて、漁場に到達するととたんに釣れなくなり、そこで納竿。
翌日の1日は、夜明け前に一人で同じ場所で漁をおこないましたが、イサキ2匹・ハゴイタハゲ1匹の超貧漁でした。
潮は前日より良かったのですが、魚君はやっぱりわかりませんね。
早上がりして、前日の分と一緒に市場に活かしで持って行きました。
しばらくイサキ漁を続けます。