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せいゆう丸釣行記

2014-07-03 15:07:00

漁から帰ってきてテレビを見たら、今朝がた長崎で50年に一度の記録的な大雨が降ったそうな。

 

昨夕からかなりの雨が降り続き、さすがに漁は無理かなあと思いつつ寝床に入ったのが午後7時過ぎ。

午前3時頃そろそろ起きなければと、うつらうつらしながら外の雨音を聞いていると、自動車が通過するのにタイヤが雨をはねる音があまりしない。

 

「いってみるか」

 

雲はビッチリ垂れ込めているが、雨は今のところ降っていない。

いつもよりチョット遅い6時前の出港。それでも航海灯をつけなければならないほど暗い。

港を出る頃には少しうねりを感じ始め、沖に出ると結構なうねりがせいゆう丸を右左に揺さぶる。

 

燃料食わないし漁をするには最高な自分のパートナーではあるが、この横揺れはどうにかならんのかい。

そうでなくても船酔いしやすいのに。コノヤロー。

 

相棒のせいゆう丸に毒づきながら、エンジンのポンポン音も心地よく、昨日よく釣れた漁礁に向かうも船足に全く変化を感じない。

 

「ひょっとして潮止まってる?」

 

最近は上潮は下っていても下潮は基本上りが続いておりました。しかし今日はいつもと何か違う。

 

漁礁の南側に船をつけ魚探で探るけど、魚影が全くない。

北側に移動してみるとビッチリのアジ子と思しき魚影を確認。

 

ただ魚体のサイズを示す数字が出てこない。

また中層を我が物顔に闊歩しまくるサバ子の反応も見えない。

 

イヤーな予感が頭をよぎるが、ポイントの北側にイカリを投入し、仕掛けを急いで作り海中にドボン。

 

仕掛けは見事に真っ直ぐ下に向かって落ちて行き、振っても振っても赤ちゃんアジが1~2匹、「ちっちゃくてすみませーん」と謝りながら上がってくるのみ。

 

たまに中アジの小型がポツポツ釣れる程度で、昨日の活発な動きが嘘のように静かな海底の様子でありました。

 

最後に赤ちゃんアジにニベが食いついてきたが、既に自分の心が折れていたので、雨の降り始めをきっかけに帰港しました。

 

お魚を捕ることは机上の論理は通用致しません。

行ってみなければわかりません。

「たぶん・・・」とか「おそらく・・・」は通らないんですよね。

 

とにかく行くしかないんですよ。楽しいけどね。