インフォメーション

2015-08-29 09:51:00

バーガーキング、マックに休戦を提案(ジョークで)

 
マクドナルドが応じれば、両社は9月21日にアトランタに仮設店を設置し合作のバーガーを販売する
マクドナルドが応じれば、両社は9月21日にアトランタに仮設店を設置し合作のバーガーを販売する 

 ファストフード大手の米バーガーキングがマクドナルドに、社会のために共同戦線を張ることを提案した。ただし、凝った広告の中での話だ。

 バーガーキングは26日付の米紙掲載の全面広告で、それぞれの会社を象徴するハンバーガーのワッパーとビッグマックを統合して「ザ・マックワッパー」を作ろうと提案した。バーガーキングは持ち株会社のレストラン・ブランズ・インターナショナルが保有している。

 今回の広告は、9月21日の「国際平和デー」と、これに関連するさまざまな活動を支援する非営利団体「ピースワンデー」の認知度を高めることが狙いだという。

 ニューヨーク・タイムズとシカゴ・トリビューンに掲載された広告には、「われわれは平和を求めています」と書かれている。「両社に取るに足りない意見の相違があることは分かっているが、いわゆる『バーガー戦争』を停戦してはどうだろう」

 バーガーキングには、人目を引く大胆なマーケティングを展開してきた長い歴史がある。1998年には、USAトゥデイに掲載した広告で左利き向けのワッパーを紹介した。エイプリールフールのジョークだった。2007年には、ワッパーがメニューから外されたと店員に告げられた客の反応を動画に撮影した。

 今回の広告によると、マクドナルドが応じれば、両社は9月21日にアトランタに仮設店を設置し合作のバーガーを販売する。バーガーキングはウェブサイトを立ち上げ、店構えや包装など提案の詳細を紹介している。

 合作バーガーの代金は現金ではなく、顧客の知り合いの誰かに対する「beef(不満を言うこと)」をやめると宣言することで支払うことになる。