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2015-08-04 18:02:00
台湾のコーヒーを愛する日本人男性が、その芳醇な味わいを世界に広めようと尽力している。2013年には自身のコーヒーブランドを設立。台湾のみならず、日本などでも販売を行い、ファン獲得に乗り出している。
伊藤篤臣さんは6年前、コーヒーチェーン店での仕事をきっかけにコーヒーに出会った。自らの目でコーヒー農園を見てみたいと思い訪れた中南部・阿里山で初めて味わった現地産豆の浅煎りコーヒーは、口の中にレモンティーやパイナップル、ウーロン茶の香りが漂い、感嘆させられる味だったという。そこで自分で焙煎を行い、世界へ販売していこうと決意した。商品に使っているのは直接農家から購入した良質な豆だ。
専門家の韓懐宗さんによれば、台湾のコーヒー年間産出量はわずか800トンで世界全体の約0.01%にすぎない。しかし韓さんは、品質は素晴らしいと話す。台湾の人にも国産コーヒーの味わいを試してもらえればと期待を示した。(中央社フォーカス台湾)