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2015-07-30 13:29:00

インド  2015/07/29(水曜日)
消費者信頼感、インドが世界最高を維持[経済]

ニールセンが27日に発表した今年第2四半期(4~6月)の消費者信頼感指数で、インドは前期から1ポイント上昇の131となり、世界60カ国・地域中でトップを維持した。2011年以来で最高値を記録した。

同社インド地域担当のピウシュ・マスール社長は「消費財への支出額が、前期からやや拡大したほか、職を失うことに対する懸念も弱まっている」と説明した。政策金利が引き下げられたことで、住宅ローンへの関心が高まっており、経済の見通しについては楽観的な見方が強まっているという。

世界全体では、フィリピン(122ポイント)が前期から7ポイント上昇し、2位に浮上。これにインドネシア(120ポイント)が続く。アジアではタイや中国、香港、ベトナムが悲観と楽観の境目の100を超えた一方、シンガポールやマレーシア、台湾、日本、韓国などが100を下回った。

アジア・太平洋地域では、支出を節約する際の方法として最も多かったのが、「衣服の購入を抑える」で46%。これに「家庭外での娯楽を抑える」が41%、「ガスや電気代を抑える」が38%などで続いた。

一方、アジア・太平洋地域の消費者が将来的な懸念として最も回答が多かったのが「マクロ経済の動向」で29%。「健康」が27%でこれに続いた。「ワークライフバランス」が26%と上位に入ったことが、他の地域と比較した際の同地域の特徴という。