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2015-04-26 00:21:00

ドイツでベーカリー、精肉店、洋菓子店の数がほぼ半減している。これらの商店の店舗数は1995年時点では5万5,955店に上ったが、2014年には3万565店と45.5%減少している。緑の党が先に提出した質問への一部回答として、連邦議会が16日公表した。
 商店数の減少に伴い、従業員の数は1995年の57万1,518人から、2014年には53万52人に減少。ただ、商店数に比べると落ち込みは緩やかだった。
 政府は、食品業界に構造変化が起こっていると指摘。背景には、消費者の購買行動の変化や産業・技術の進歩による競争の激化があるという。こうした中、個人経営のベーカリー、精肉店は大手に吸収統合され、「支店化」が進んだとしている。一方、洋菓子店では同様の変化は見られないという。
 オンライン統計会社Statistaによると、ベーカリー、精肉店、青果店などの専門店で買い物をする消費者の数は年々少なくなっている。2014年には4,782万人と、1年前から1.1%減少した。