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2014-05-30 23:32:00

今回は「ハイ・クォリティ・オブ・ライフ」の続きについて考え方を説明しよう。

 

マ-ケティング戦略の確立(16

 

⑩ エレガント・マ-ケティング(elegant marketing):優雅な

 「エレガント」というのは、店の雰囲気が優雅で、それに応じた商品とサ-ビスを提供しているというコンセプトが一杯で、お客様は心から優雅に感じられることである。

 「エレガント」というのは、店に一歩は入ったときから、店の雰囲気から優雅に感じられ、お客様のご案内、着席のお手伝い、メニュ-のお渡し、メニュ-の説明、ワインや料理の奨め方、注文の受け方、商品の提供方法、デサ-トの奨め方、会計、お見送りのすべてが優雅さがあふれていることである。

 

※エクセレント・サ-ビス

 「エレガント」というのは、店側の接客サ-ビスがお客様に優雅さを感じられるような「心からのおもてなし」をすることである。

 

⑪ ニュ-・ラグジュアリ-・マ-ケティング(new luxury marketing):新しい贅沢

 「ニュ-・ラグシュアリ-」というのは、「プレステイジ」にはなかなか行くことができないが、たまには通常行く店のワンランクやツ-ランクを提供するというコンセプトである。

 アメリカの市場でワンランクやツ-ランク上の商品やサ-ビスを求める一般生活者の行動が増大している。つまり、高額品にはなかなか手が出ない生活者層が同じカテゴリ-でも高品質、ハイセンス、魅力的な商品やサービスを求める傾向が高まっているので、それを提供していくマ-ケティングが重要になっている。

 

※エクセレント・サ-ビス

 「ニュ-・ラグジュアリ-」というのは、「ワンランクやツ-ランク上の高品質」ということである。「個客」は、平均的生活層が、同じカテゴリ-(レストラン)でも「高品質の接客サ-ビス」「ハイセンスな店舗」「魅力的な商品」を求めるもので、「満足」なら「感激」を、「感激」なら「感動」を提供していこうというものである。

つまり、お客様の「ご要望」を提供していこうという「接客サ-ビス」である。この意味するところは、「個客」に対する「接客サ-ビス」では、商品の質以上の「感動」を提供していかなければならないということである。

 

⑫ プレステイジ・マ-ケティング(prestige marketing)(名声の高い)

 「プレステイジ」というのは、名声の高いということである。店舗は豪華で、スタッフも優雅で、提供する商品は世界でNo.1の品質を誇るものばかりでなく、高価格でお金持ちを訴求するコンセプトである。

 アメリカのビバリ-ヒルズの「ロデオ・ドライブ」、フランスのパリの「サントノ-レ」に立ち並ぶ世界有数のブラント・ショップや、「ラグジュアリ-・ホテル」と称せられて

いるホテルのことである。

 

※エクセレント・サ-ビス

 「プレスティジ」というのは、「名声が高い」ということである。お客様を王侯貴族のようにもてなし、お客様が心に秘めておられる「ウォンツ」を先読みして、「お客様が感謝」される「ミステイ-ク(神秘性)」を提供していくことである。

つまり、「お客様が「ご要望」されることを「痒いところに手を伸ばす接客サ-ビス」で、さらに「びっくりするくらいの接客サ-ビス」を提供することである。