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2013-12-29 10:27:00

日本各地の地域産品を展示・販売するアンテナショップ「MONO SHOP(モノショップ)」が27日、バンコク都内の商業施設「セントラル・ワールド」にオープンする。単独での海外展開が難しい中小・小規模事業者の販路開拓支援を目的に、日本の全国商工会連合会が設置を決めた。

セントラル・ワールド5階のアトリウムゾーンに、約80平方メートルの店舗を設ける。日本各地の中・小規模事業者が加工・製造した食品・工芸品など約1,000アイテムを取り扱い、店舗に加え、バンコク都内でのイベントを通じた製品の販売やPRも実施していく計画だ。店舗は1月下旬のグランドオープンを予定している。

店舗運営・イベント開催などは、このほど設立したバンコクMONO事務局が担う。タイの流通関係者などからの評価をモニタリングし、定期的に結果を出品企業にフィードバック。タイで売れる製品への改良のヒントとなる情報を提供し、出品者にとって有益な足掛かりとなるよう支援する。タイ国内にとどまらず、東南アジア諸国連合(ASEAN)でのビジネス展開も見据え、BツーB(企業対企業)取引につなげる狙いだ。

店名「MONO」は、M=ものづくり、O=おもてなし、N=にっぽん、O=おもしろい――から命名。バンコク初の日本のアンテナショップとして、日本の文化や食品に関心の高いタイの消費者に、目新しい日本の地場商品を紹介していく。

全国商工会連合会は日本に東南アジア販路開拓支援事業・事務局を設置。バンコクMONO事務局に専任の日本人2人を常駐させている。