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2023-07-01 20:30:00

【経営者のプロデュース化】【2】

 

[1] 名プロデューサーとしての企業方針の策定

「プロデュース」と簡単に言っても、誰しもできるものではないし、さらに卓越した「名プロデューサー」になるためには、「ポスト・コロナ時代」に向けて、「新しい企業方針」を策定して、「企業戦略」を確立しなければならない。

(1)新しい企業方針の策定のためのポイント

「企業方針(企業の将来像・企業ミッション・企業戦略)」のなかで、「企業の将来像」と「企業ミッション」というのは、一度策定すると、よほどのことがない限り変更をしないものであるが、「企業戦略」は、「社会的経済的環境の変化」に基づいて策定していかなければならない。

「企業戦略」を確立するためには、「優れた企業戦略」を策定することである。「優れた企業戦略」というのは、「社会的経済的変化」に「適応」するだけでなく「創造」をしていかなければならない。つまり、「未来価値創造」を具現化することであるから、目的地までの最短距離を描くことがポイントになる。

  不可欠な要件 

「経営者の役割」としては、「名プロデューサー」の「不可欠な要件」を具備していなければならない。

・社会的経済的環境の変化をたえずウォッチングすること

・社会的経済的環境の変化に「適応」させ、さらに「創造」が可能なこと。

・企業の社会的役割を確立できること

・企業の将来像を描けること

・確固たる経営理念を確立し徹底させること

・実現可能なビジョンを描けること

・産業としての位置づけを確立できること

・過去を捨てる勇気があること

・卓越したリーダーシップが発揮できること

・優れたコミュニケーション能力があること

・現場とスタッフの最重要の思想が持てること

・お客様のウォッチングとインタビューを積極化できること

・お客様の「課題の解決」と「要望の発掘」ができること

・お客様の「参加・共創」を構築できること

・お客様に「サプライズ」を提供できること

・お客様に「感謝・至福・共感」を提供できること

・全員参加マネジメントを可能にすること

・スタッフに「エンパワーメント力」を具備させること

・スタッフと関連業者との「共感経営」ができること

  未来価値の創造

「経営者」は「名プロデューサー」の非常に重要な「機能」としては、「未来価値の創造」をすることである。

・未来価値を描けるか

・目標を明確できるか

・現実的に可能なことは何か

・目標を達成するために何が必要か

・乱気流とカオス時代の心構えができるか

・ポスト・コロナ時代を予測できるか

  企業戦略の役割

「経営者」は「名プロデューサー」として「企業戦略の役割」を十二分に認識していなければならない。

・企業戦略は乱気流とカオス時代に有効になる認識があるか

・企業戦略はポスト・コロナ時代の決め手という意識はあるか

・計画と実行が、変化に適応と創造することができるか

・経営者と全スタッフがともに取り組めるか

・企業戦略は、常にアップスケールできるか

・創造性を発揮できるか

・創造的破壊とイノベーションを自ら実践できるか

(2)企業戦略の思考力

「経営者」は「名プロデューサー」として、「企業戦略」を確立するには、どのような「思考力」を具備しなければならないかを明確にしておくことである。

  企業戦略確立前の思考力

・企業戦略確立前に徹底的に思考すること

・頭脳を柔軟にすること

・考え抜くことが企業戦略確立への最短距離と位置づけること

・選択肢を検討すること

・企業戦略確立前に、「お客様発」の「課題」と「要望」を聞くことができるか

②戦略的思考力の具備

・全体像を展望すること

・ウォッチング力とインタビュー力を深めること

・お客様発の「参加・共創」を徹底すること

・創造的破壊とイノベーションをすること

・反対意見を重要視すること

③企業戦略のコミュニケーション

・経営者自身の声でコミュニケーションすること

・トップ・マネジメント・クラスを説得すること

・スタッフ全員にもコミュニケーションすること

・反対者がいることを前提にしてコミュニケーションを行うこと

・全スタッフからの意見に耳を傾けること