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2013-09-28 22:51:00

英国  2013年9月26日(木)
英で飲食店が一斉値下げ、VATに抗議[社会]

英国で25日、数千軒のパブやレストランが一斉に7.5%の値下げを行った。飲食店に課されている割高のVAT(付加価値税)に対する抗議活動の一環。

今回の値下げキャンペーンは1日限定。現在、パブやレストランでの飲食には20%の標準VAT税率が課される一方で、スーパーなどで売られているほとんどの食品は非課税だ。活動家らはこれを不公平だとして、5%の軽減税率を適用するよう要求。そうすれば、向こう3年で15億ポンドの税収増と60万人の雇用創出が可能と主張した。ただ、政府はこの予測を否定している。

かねてVATの不公平さを訴えてきたパブチェーン大手JDウェザースプーンのティム・マーティン会長は、「われわれが指摘したいのは皆がパブと同じようにVATを支払っているわけではないということだ。スーパーがアルコール販売で恩恵を受ける一方で、パブはより多くの税金を支払っている」と語った。