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2013-08-30 18:18:00

◆”健康的な食料品店”のトップにホールフーズ


米国消費者は食料品購入に、“より高品質”“安全な品揃え”“ナチュラルな食品”が重要な判断基準となっている。米国消費者の食系流通チェーン各社に対する意識調査の結果によると、「ナチュラルやオーガニックの品揃え」として米消費者の支持をもっとも獲得したのは、ホールフーズマーケット(82%)だった。上位にはトレーダージョーズ(71%)、Publix(24%)が続いた。「高品質の食品」では、ホールフーズマーケット(79%)、Publix(58%)、トレーダージョーズ(53%)が選ばれた。調査項目は他に「アクセスの良さ」「低価格」「店員の丁寧さ」「会計の迅速さ」など。消費者の満足度(CS)は総合得点でトレーダージョーズがトップ、ホールフーズマーケットは3位となった。ホールフーズマーケットは米国の自然・オーガニック食品の流通大手。1980年の創業以来、「ホールフーズ、ホールピープル、ホールプラネット」をモットーに拡大を続けてきた。米国・カナダ・英国に350店舗以上を展開し、年間売上は110億ドルを超える。


一方、トレーダージョーズは1958年創業、西海岸を中心に360店以上を展開する。“世界中から探した珍しい食品の直接調達と販売”をコンセプトに、独特な製品を揃えている。取扱品目2,000品以上のうち、プライベートブランド商品が8 割を占め
る。グルメ層やこだわり派をターゲットとした店づくりを称して「ニッチマーケット」といわれていたが、手頃な価格帯で人気が上昇し、「メインストリーム」に成長を遂げた。


調査を実施したMarket Forceのマーケティング担当J. E. Harris氏は「流通各社は競合店との差別化を図り、特徴を打ち出している」と分析、米消費者の多くは食品NYのトレーダージョーズ店での買い物を楽しんでいるとした。


健康産業新聞1493号(2013.8.7)より一部抜粋