インフォメーション

2013-08-24 23:00:00

米国農務省は、8月12日(現地時間)、2013/14年度の4回目の世界及び主要国の
穀物・大豆に関する需給見通しを発表しました。その概要は以下のとおりです。
-2013/14年度の穀物全体及び大豆の生産量は消費量を上回る見込み-

1.世界の穀物全体の需給の概要(見込み)
(1)生産量
24億2,893万トン(対前年度比 7.8%増)
(2)消費量
23億9,726万トン(対前年度比 4.6%増)
(3)期末在庫量
4億6,214万トン(対前年度比 7.4%増)
(4)期末在庫率
19.3%(対前年度差 0.5ポイント増)

《主な品目別の動向》
〈小麦〉
 生産量は、米国で乾燥等の影響により減少となるものの、ロシア、カザフスタン、
ウクライナ等旧ソ連諸国や、EU、豪州、カナダ等で増加となることから、世界全体
で前年度を上回り史上最高となる見込み。また、消費量もインド、ロシア等で増加
し史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を下回り、期末在庫率は前年
度より低下。
(1)生産量
7億538万トン(対前年度比 7.6%増)
・ロシア、EU、カザフスタン等で増加、米国、インドで減少
(前月に比べ、EU、カザフスタン等で上方修正)
(2)消費量
7億681万トン(対前年度比 3.9%増)
・インド、ロシア等で増加、米国等で減少
(3)期末在庫量
1億7,299万トン(対前年度比 0.8%減)
・中国、中東等で増加、米国、インド等で減少
(4)期末在庫率
24.5%(対前年度差 1.1ポイント減)

〈とうもろこし〉
 生産量は、米国で高温・乾燥の影響により単収が低下した前年度と比べて増加し史
上最高、旧ソ連諸国、EU、中国等でも増加となることから、世界全体で前年度を上回
り史上最高となる見込み。また、消費量も、米国、中国等で増加し史上最高となる見
込み。世界全体の生産量は消費量を上回り、期末在庫率は前年度より上昇。
(1)生産量
9億5,715万トン(対前年度比 11.5%増)
・米国、旧ソ連諸国等で増加、ブラジル等で減少
(前月に比べ、ウクライナ等で上方修正、米国等で下方修正)
(2)消費量:9億3,009万トン(対前年度比7.1%増)
・米国、中国、旧ソ連諸国等で増加
(3)期末在庫量
1億5,017万トン(対前年度比 22.0%増)
・米国、旧ソ連諸国等で増加、中国等で減少
(前月に比べ、米国等で下方修正)
(4)期末在庫率
16.1%(対前年度差 1.9ポイント増)

〈米(精米)〉
 生産量は、インド、タイ、ベトナムで史上最高となるほか、東南アジアを中心に
増加することから、世界全体では史上最高の前年度を更に上回る見込み。また、消
費量もインド、中国等で増加し史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量
を上回り、期末在庫率は前年度より上昇。
(1)生産量
4億7,793万トン(対前年度比 1.9%増)
・インド等で増加
(2)消費量
4億7,528万トン(対前年度比 1.3%増)
・インド、中国等で増加
(3)期末在庫量
1億747万トン(対前年度比 2.5%増)
・タイ等で増加
(4)期末在庫率
22.6%(対前年度差 0.2ポイント増)

2.世界の大豆需給の概要(見込み)
 生産量は、米国で高温・乾燥により収穫量が減少した前年度と比べて増加。ブラ
ジルで収穫面積の増加により史上最高、アルゼンチンで高単収と史上最高の作付面
積により増加となること等から、世界全体で前年度を上回る見込み。また、消費量
もアルゼンチン、中国等で増加。世界全体の生産量は消費量を上回り、期末在庫率
は前年度より上昇。

(1)生産量
2億8,172万トン(対前年度比 5.3%増)
・米国、アルゼンチン、ブラジル等で増加
(前月に比べ、米国で下方修正)
(2)消費量
2億6,872万トン(対前年度比 4.3%増)
・アルゼンチン、中国等で増加
(3)期末在庫量
7,227万トン(対前年度比 16.2%増)
・ブラジル、米国、中国等で増加
(前月に比べ、米国等で下方修正)
(4)期末在庫率
26.9%(対前年度差 2.8ポイント増)


詳しくは、「食料需給インフォメーション」
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/jki/index.html

内「米国農務省穀物等需給報告」
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/jki/j_usda/index.html
でご覧ください。