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2013-07-31 11:58:00

インドネシアの飲食業界のトレンドをリードしてきたイスマヤグループが、セノパティ・エリアに新しくスイーツの店をオープンしました。「スイーツをこよなく愛するフランス人姉妹が作った夢のケーキ屋さん」をコンセプトに掲げるこのお店、ジャカルタでは今までなかった味付けに加え、ブランディングにも心配りが行き届いていて、必ずまた来たくなります。

【リポーター】ウィナ・ウィラニサ
24歳。ジャカルタ在住。ニューヨーク市立大学・メディアコミュニケーション学部卒業。PR会社勤務。年収は約3万5000ドル。外交官の父、専業主婦の母、学生の妹の4人家族。父の仕事の都合で幼少期を海外で過ごしたため、母国の文化に関心を持ち、インドネシア舞踏(Saung Budaya)を習っている。いつも持ち歩いているものは、iPhone、iPad、メイク用品、USB-HDD、ポータブル充電器、Chapstick(リップクリーム)。コスメでは、Bobby Brownのジェルアイライナー、Bare Mineralsのファンデーション、URBANDECAYのアイシャドウがお気に入り。1カ月のお小遣いは、200ドルから300ドル。主に、洋服や化粧品に使う。趣味はショッピング、海外旅行、映画鑑賞、ボランティア活動。週末はプールでのんびりしたり、買い物をしたりして過ごす。最近はダイエットのためにジムにも通っている。ジャカルタはレストランや、ファッションショップなど、新スポットがどんどんできているので、友達と一緒にお気に入りの場所を探すことにはまっている。

 みなさん、こんにちは。ウィナです。はじめまして。

 私はインドネシア生まれですが、父の仕事の都合で、ニューヨーク、フィンランド、ニュージーランドなどで暮らした経験があり、今はジャカルタのPR会社に勤めています。趣味はジャカルタの新スポット探しです。毎日が新しい発見にあふれている私の国。だけど何が本当に流行っているのか、実態は日本の皆さんはあまりご存知ないと思います。これから、たくさん情報を発信して、皆さんにジャカルタのことをもっと知っていただければうれしいです。よろしくお願いします。

 ジャカルタ・リポート第1弾の今回は、ジャカルタのスイーツ界に新登場した最先端のお店、“コレット・アンド・ローラ” をご紹介したいと思います。

 コレット・アンド・ローラは、インドネシアの飲食業界でも最も有名な企業グループの1つ、イスマヤグループが手がけ、2013年5月にセノパティ・エリアにオープンした、出来立てほやほやのケーキ屋さんです。顧客はミドルクラスからハイクラスの、若い会社員や、カップル、主婦など。10代から40代までの女性が中心です。

飲食業界のトレンドセッターが新業態を開店

 ビルの最上階、プールサイドからジャカルタの夜景が一望できる “SKYE”ラウンジバーを初め、欧米人にも人気の“Social House Restaurant”、“Blown fish Night Club” 大流行のクラブ“Dragon Fly”など、クールなコンセプトと斬新なスタイルでインドネシアの飲食業界の流行を次々と創り出してきたイスマヤグループ。打って変って、今回は”Life can be bitter, so CAKE me away to…Colette &Lola!!” をコンセプトに、「甘~い、甘~い」お店の登場です。

 店内は「スイーツをこよなく愛するフランス人姉妹が作った夢のケーキ屋さん」という設定でアレンジされています。一歩店内に足を踏み入れると、そんな姉妹の夢の世界に引き込まれ、暗い気分も一気に吹き飛び、ハッピーになります。

 
ショーケースのデコレーション
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店内の様子
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 写真は店内の様子。乙女心をくすぐるカラフルなカップケーキ、マカロン、ポップケーキ、クッキーやフィナンシェなど、大きなケーキから小さい焼き菓子まで、お店いっぱいにディスプレイされています。かわいくてどれもおいしそう。どれにしようか本当に迷っちゃいます。

 テーブルレイアウトはシンプルですが、十分なスペースが確保されていて、ゆっくりスイーツとお喋りを楽しむことができます。

 
コレット・アンド・ローラのホールケーキ。(左上より) ラズベリーベルベット・カップケーキ、パッションフルーツ・プラリーヌ・マカロン、コーヒー・カルア・マカロン、ジンジャーブレッド・ティラミスケーキ(Smallサイズ)
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 私のお気に入りは、Smallサイズのケーキ。2万5000~2万8000ルピア(240~270円)とリーズナブルなお値段で、少しずつたくさんの味を試してみたい欲張りさんには調度いいサイズ。全部トライしてみたくなります。

 ジャカルタの中流層向けのレストランでデザートを頼むとだいたい3万~7万ルピア(290~670円)かかります。ですから、このような新しいコンセプトで、とてもおしゃれなお店なのに、値段はとても手ごろだと驚きました。

 ちなみに、日本でもおなじみ、チョコレートクッキーのOREOはインドネシアのコンビニで8000ルピア(80円)です。これと比べても、コレット・アンド・ローラのケーキのお値段が安いことが分かりますね。

今までなかった味をリーズナブルな価格で提供

 日本のコンビニでは最近スイーツコーナーが充実しているようですが、インドネシアのコンビにではまだ日本のように、おいしいロールケーキやプリンは売っていません。

 今日はジンジャーブレッド・ティラミスをオーダー。スパイシーなジンジャーとティラミスの甘さはコーヒーとの相性も抜群です。カラフルなカップケーキは2万5000ルピア(約240円)から。さまざまな味が用意されていて、見ているだけで楽しくなります。

 お友達はラズベリーベルベット・カップケーキをチョイス。しっとりとしたスポンジと甘酸っぱいラズベリークリームは、よくある甘すぎるお菓子と違って、ジャカルタでは味わえなかった味です。

 インドネシアの代表的なスイーツには、Klepon(大量のブラウンシュガーとココナッツを使った甘い餅)、Serabi(インドネシアのパンケーキ)、オンデオンデ(緑豆のケーキ)などがあります。これらはどれもかなり甘く味付けされています。

 多民族国家のインドネシアは人種もさまざまで、スイーツに限らず好みの味もさまざまです。人口9千万人以上で、インドネシア最大の民族であるジャワ人は甘党で、ジャワ料理は砂糖で甘めに煮た料理などが有名です。一方、スマトラ島のパダン人は唐辛子を大量に使った辛い料理を好むなど、バラエティに富んでいます。

 この店のお菓子の味付けは、米国でも日本でも受け入れられるものだと思います。見た目のカラフルさとパフォーマンスは、どこか米国的なものを感じました。

 
マカロン(各1万ルピア、約95円)
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 カラフルなマカロンも魅力の1つ。パッションフルーツやコーヒーといったオリジナルのテイストのほか、コーラ、Theビーフなど、びっくりさせられるようなテイストも。サクサクの食感とクリームの柔らかさは、ジャカルタでもベストのマカロンだと思います。

 お持ち帰りボックス、プレゼントカード、お持ち帰りカタログなど、細かいところまで気配りが行き届いていて、絶対にまた来たくなります。

 
お持ち帰りボックス
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ギフトコーナー
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 お洒落なレストランだけでなく、オフィスも多いこのエリア。仕事帰りにお友達と立ち寄る女子が多い様子。この日も閉店間際でしたが満席。実は私のオフィスもこの近く。また来たいと思います。

(リポート/ウィナ・ウィラニサ、コーディネート/田中優未)

Colette Lola Cakes and Dreams
Monday to Saturday 8 AM to 10 PM
Jalan Senopati Raya No. 64
Jakarta 12190
Indonesia
Phone Number: 021 2900 7997
www.colettelola.com
Ismaya Group : http://www.ismayausserver.com/