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2022-04-30 21:28:00
ポストコロナ時代の流通サービス産業の展望(2) |
「ポストコロナ時代」に向けては、まだまだ新型コロナウイルスの先が見えない状況が続いているが、それでも「現在の課題」を明確にして、次の時代に向けて「企業マネジメント」を大転換していかなければならない。
(4)流通サービス産業界の課題
「流通サービス産業界」の共通の「課題」としては、次のことがあげられる。どんな時代でも「企業マネジメントの強化」というのは、「社会的経済的環境」に「適応」と「創造」をしていかなければならない。
しかし、多くの企業は、旧態依然とした状況で、コロナ禍の政府や都道府県の対策を非難ばかりしている。その結果、営業を極小化して、アルバイトを削減して、営業が復活してもアルバイトの確保がかなわず業績をさらに悪化させている。それよりも、「課題」を克服している企業との格差が拡大してしまっている。
◎企業マネジメントの不在
◎企業ミッションのなさ
◎経営戦略・マーケティング戦略の不足
◎財務マネジメント戦略の不足で標準数値確立無視が横行していることが判明
・家賃比率、人件費比率が異常に高い
・利益剰余金の低さ
◎キャッシュフロー・マネジメントのなさ
◎テイアウト、デリバリーの片手間化・告知の不足・常連客のなさ
◎テイクアウト、デリバリーの原価積み上げ価格の設定
◎オフィス街店の不振
◎スーパーマーケット、コンビニエンスストアの人手不足による機会損失
◎コンビニエンスストアの営業時間の単純な短縮化
◎モデルの固執化による活路未発見
◎リモートワーク転換の業務の少なさ
◎リモートワークのシステムのなさ
◎リモートワークのコミュニケーションのなさ
◎人口のローカル移動に対する流通サービス産業の対応のなさ
◎釣銭減少のための円刻み価格の変更
◎企業のデシタル化の遅れ