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2018-03-30 10:09:00

マクドナルドは3月6日から、チルドビーフ(冷蔵牛肉)を使ったクオーターパウンダーを始めとするプレミアムバーガーの販売を、米国内の3500店舗で開始した。他の店舗では5月までに販売を開始する予定だ。チルドを使用した製品の拡大は、品質向上とメニューの多様化を図ることで、競合チェーンに対抗することが狙いだ。

1年前、マクドナルドは冷凍ではなくチルドの牛肉を使ったバーガーを米国内約1万4000店舗で販売する計画を発表。2018年中旬までに、よりジューシーなバーガーを作ることを表明していた。クリス・ケンプチンスキー社長は、クオーターパウンダーのチルドビーフへの切り替えについて、2015年に朝食メニューの終日提供を開始して以来の劇的な変化だと強調する。

このプロジェクトは、キッチン担当のスタッフとサプライヤーに変化を強いるもので、同社長は「当社のサプライヤーは、冷凍から冷蔵への切り替えを可能にするべく、6000万ドルを投資してサプライチェーンを一新。またオーダーを受けてから提供するまでの時間が長引かないシステムを作り、確認するまでに一定期間を要した」という。

新クオーターパウンダーと「シグナチャー・クラフテッド」プレミアムバーガーは現在、マイアミ、オーランド、ナッシュビルの店舗で販売中。来月中には、ロサンゼルス、ヒューストン、サンフランシスコでも発売する。新たなプレミアムバーガー「ガーリックホワイトチェダー」の発売も発表し、さらに年内にも「シグネチャー・クラフテッド」シリーズを続々と発売していく方針も明らかにした。

 

※2018年3月6日 FOODMARKET.com 2月27日 Meatingplace.com

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