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2018-01-30 10:38:00

2018/01/29(月)

《日系進出》オカムラ食品がすしネタ工場

オカムラ食品工業(青森市)はミャンマーで、すしネタなど水産加工品の生産を始める。最大都市ヤンゴン郊外のティラワ経済特区(SEZ)に工場を新設、2019年1月の操業開始を見込んでいる。

国際協力銀行(JBIC)と青森銀行が26日、オカムラ食品工業のグループ企業オカムラトレーディング(東京都)に協調融資したと発表した。JBICの融資分は2億2,400万円。

新工場は、オカムラトレーディングが17年9月設立したオカムラトレーディング・ミャンマー(OTM)が運営する。ティラワ特区のゾーンBに立地、年産能力は1,822トン。サーモンを中心に、すしネタの需要拡大が見込まれるアジアなどに販売する。

オカムラトレーディングはデンマークでサーモンを養殖するほか、ベトナムですしネタ生産を委託し、日本の商社やスーパーマーケットに販売している。ベトナムの人件費上昇への対応やリスク分散のため、ミャンマー進出を決めた。