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2017-08-27 10:00:00

2017/08/24(木)

茨城県産の梨、高島屋で販売イベント

日本産梨のベトナムでの販売が始まった=23日、ホーチミン市

日本産梨のベトナムでの販売が始まった=23日、ホーチミン市

 

ホーチミン市1区にある「ホーチミン高島屋」で23日、茨城県産の梨「幸水」の販売イベントが開催された。主催した青果の卸売り大手、東京青果(東京都大田区)は、9月2日からベトナム国内のスーパーなど30店舗を通じて日本産梨の本格販売を開始する。

東京青果はイベントに合わせて18日に約1.3トンを茨城県から空輸で出荷し、この日は2玉セットで約23万ドン(10米ドル、約1,100円)で販売された。

ベトナム政府は今年1月に日本産梨の生果実の輸入を解禁しており、今秋は初めてのシーズンとなる。試食した男性は、「ベトナムには日本の梨のような果物はなく、おいしい」と顔をほころばせた。ベトナム国内では韓国産の梨が既に流通しているが、日本側の関係者はNNAに、「日本産幸水は甘みとしゃりしゃりとした食感がある」と説明し、ベトナム市場の開拓に期待を示した。

日越間の経済連携協定(EPA)が適用されれば、日本産梨に関税はかからないが、解禁時の合意に従った防疫上の条件に準拠する必要がある。

9月2日以降は、幸水を含む4品種の茨城県産梨90トンをハノイやホーチミン市のロッテマートやビッグC、ビンマートなどの一部店舗で10月中旬までかけて販売する。