インフォメーション

2017-02-19 10:49:00

英国で、家計に占めるアルコールやたばこへの出費が縮小している一方、外食は拡大傾向にある。政府統計局(ONS)が16日発表した年次家計支出調査で、こうした事実が分かった。
ONSによると、2016年3月末までの1年間のアルコールとたばこへの出費は週平均11.4ポンド。同調査が始まって以来で初めて12ポンドを割り込み、2000年代初めの20ポンドから半分近くまで落ち込んだ。一方、レストラン・カフェ・ホテルに費やされたのは週平均45.1ポンドと、過去5年で最高水準に達した。
家計支出全体では週平均528.9ポンドで、前年と同水準だった。
項目別で支出額が最も大きいのは運輸と住宅・燃料・電力で、それぞれ週平均72.7ポンド、72.5ポンド。これに、娯楽・文化(68ポンド)、食品・非アルコール飲料(56.8ポンド)が続く。一方、最も支出額が低いのは教育で、週平均わずか7ポンド。保健も7.2ポンドにとどまった。
英国の家計支出は2012年には507.2ポンドまで落ち込んだが、その後は緩やかな回復傾向にある。