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2016-11-18 17:27:00

2016/11/15(火)

《日系進出》エバラ食品が台湾現法、家庭向け強化

エバラ食品工業は14日、台北市に100%出資の子会社「台湾荏原食品」を設立すると発表した。資本金1,500万台湾元(約5,000万円)で、来年1月の設立を予定。

現在台湾事業は業務用商品の輸出が中心だが、子会社設立を機にスーパーマーケットやコンビニエンスストアを対象に一般家庭用の売り込みを強化する。台湾では比較的甘めの味が好まれることから、まずは「すき焼のたれマイルド」「てりやきのたれ」などの商品を売り込みたい考え。将来的には現地生産も検討するという。

同社は2019年3月までの経営計画で、海外売上高10億円を目標に掲げている。中国では現地生産する「焼き肉のたれ」が万能調味料として一般家庭でヒットしており、台湾でも家庭向けに「たれ文化」を浸透させていきたい考えだ。