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2016-05-28 21:56:00

中国  2016/05/27(金曜日)
すし具材のあじかん、広州に巻きずし店開設[食品]

すし具材などの生産販売を手掛けるあじかん(広島市西区)は26日までに、広東省広州市に巻きずし店「巻楽」をオープンした。同社にとって海外初の飲食店開業で、アンテナショップと位置付けて中国で巻きずしの普及を後押ししたい考えだ。

同店は広州市天河区の繁華街にある正佳広場で18日から営業を開始。店内では、客席で巻きずしを食べることができるほか、食材の販売なども行っている。巻きずしは持ち帰ることもできる。価格は太巻きが15~88元(約250~1,480円)、細巻きが10~12元。

26日に現地で開かれた開業式典で、あじかんの中谷登代表取締役社長は「店舗では巻きずしを食べられるだけでなく、実際につくることができる体験教室も開催する。楽しみながら日本の文化を知ってほしい」と述べた。

店舗運営を手がける味堪(広州)餐飲管理の桂英副総経理によると、すしの具材は全て山東省の自社工場で生産したものを使用している。同工場ではこれまで日本への輸出向けに生産を行ってきたため、食品の安全基準や品質などが日本と同じ水準だという。「店舗開設で巻きずしのおいしさが多くの消費者に伝われば、中国市場でのすし具材の販売にもプラスに働く」として、今後の市場開拓に意欲を見せた。



<広東>