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2016-03-12 14:41:00

中国  2016/03/11(金曜日)
食品卸の国分、上海の物流会社に出資[食品]

酒類・食品の卸売などを手掛ける国分グループ本社(東京都中央区)は10日までに、上海市の低温物流業者である上海恒孚物流(上海市嘉定区)の増資を引き受け、同社を関連会社化したと発表した。増資引受後の国分グループ本社の持ち株比率は29.88%。

上海恒孚物流は、上海エリアに2カ所の低温物流センターを持ち、約80台の配送車両を活用して食品サービス業者・小売業者などに低温物流サービスを提供している。15年の売上高は3,300万元(約5億8,000万円)。国分グループ本社は中国で展開する子会社の上海国分商貿、上海峰二食品などと連携させ、中国事業の拡大を図る。

増資で調達した資金は上海市嘉定区に設ける物流センターの設備投資に充てる。冷凍、チルド、定温、常温の4つのエリアを持ち、延床面積は2万平方メートル。今年9月の稼働を予定している。国分グループ本社は「拡大する上海エリアの食品サービス市場、小売り市場の成長機会を捉えていきたい」と意気込んだ。