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せいゆう丸釣行記
タイトルのこの言葉は昔から良く聞いたものですが、今年は春に入る前から不安定なお天気が続いてて、なかなか海に出られない状態にあります。
ほとんどのお方は陸上の生活をなさっておられるので、快晴になるとさぞかし海も釣り日和で良かろうと思われるみたいですがとんでもない、海はそんな訳にはいきませんで、一旦波が出ると無風になってもエネルギーを放出しきって波が収まるまでには相当時間がかかるのでありまして、波が落ち着くまでじっと待つしかないのであります。
よってこの時期は波が落ち着く前に次の低気圧や気圧の谷がやって来るからまた海がシケることになり、ずっと沖に出られない日が続くことになるのですねえ。
釣りがしたくてたまらないお方の中には 「船長!多少波があってもワシは行くからな。」 と勇ましくのたまうお方もたまにいらっしゃいますが、そんなお方にはゴムボートをレンタルしてあげて自分で漕いで沖に行かれると波の怖さが分かってもらえると思うけど、波の恐ろしさは自分で船を動かして体験してみないと絶対に分からないと思いますねえ。
どんな勇ましいことをおっしゃる方でも、多分白灯台あたりで引き返して来られると思いますが、人間には体験しないと絶対に分からないことが沢山あるようで、人の予見とか予知能力なんてたいして機能しないものですわよ。(笑)
そうそう、今や危ないお方の代名詞ともなった 「三半規管が壊れた世界の冒険王」 さんですが、一昨日自分たちが帰港した後に慌てた様子で沖から帰ってこられたので理由を尋ねたら、黄金の瀬でイカリ綱が瀬切れしてイカリを無くしてしまったので帰って来たとのことでした。
予備のイカリを積んでなかったのかと聞きましたら、ちゃんと積んでたらしく予備のイカリを投入したけど何とロープを結ぶのを忘れてて、そのまま海底に落ちて行ったとのことでした。
そんでもって急いで帰って来て、港に係留してあるお友達のお船に積んであったイカリを取ってまた沖に出て行かれたけど、後で聞いたら沖に戻って釣れた魚はイサキ1匹だけだったそうで、もう何がしたいのか理解不能なのであります。
その時の時刻は既に2時を過ぎてたので普通であれば 「今日は散々だったね。」 と反省しながら帰宅するものだろうが、このお方の再度沖に行こうとする心理は自分には到底理解出来ないですがね。
黄金の瀬往復でガソリンを20リットル近く消費するはずだから約3,000円のイサキになったでしょうが、このお方には 「今日はこの辺でやめておこう」 という思慮深い大人の知恵が欠けてるのかも知れませんねえ。(笑)
今日も風が強い1日になりそうでお休みになりましたが、お天気みたいなので橋の下の天然ドックで整備でもしましょうかね。
まずはこのお方。
この欄で度々登場される 「タコ釣り名人」 さんですが、実は昨年の暮れ辺りから突然両手の握力がほとんど無くなり、脳神経外科で診察を受けたところ頸椎の難病と判明し、先月の始めに手術を受けたばかりで、確か現在はリハビリ中だったはずなんですが、昨日なんと蒲江の 「山本真珠釣り筏」 に出没してタコ釣りしてたみたいだわ。
元海洋生物だったらしいこのお方のリハビリは、タコ釣りするのが一番効果があるのかも知れませんねえ。
さてさて、昨日は北風が結構吹く予想が出てたので中止を覚悟しながら夜明け頃に堀切峠から海況を観察すると、あれあれ?ベタベタの凪ぎになってて最高のコンディションになってるではないか。
前日に中止を決めてたら多分相当悔やんだろうが、一応堀切からの観察で釣行を決めるとしていたので、余裕を持って8時30分の出港と皆さんにご連絡。
潟に出てみると風も波も全く無い梅雨時期を思わせるような穏やかな海でしたが、潟付近にはお魚が居なかったようでしばらく沈黙の時間が流れましたが、先に黄金の瀬に出撃していたお友達の情報で沖も穏やかな状況と判明したので、ほぼ1ヶ月振りに沖のアジの巣床に行ってみることにしました。
冬から春にかけては沖は風が出やすくてとんでもないことになるから最近ご無沙汰してましたが、この時期にアジが居ついているかどうか興味があったので意を決して沖に向かいました。
スパコン予想ではお昼までは北風が強く吹く表現になってましたが実際はほぼ無風で、逆にお昼が近くなるにつれて風向きが東に変わり風速も強くなりましたので、スパコン予想も間違うこともあるんだなあと思った次第です。
ポイントに到着するとお久しぶりの、実に久しぶりの大きなボワリとした群れを発見してイカリをドボンして仕掛けを投入すると、デカアジさんが 「こんにちは。おひさしぶりです。」 とご挨拶してくださった。
波が高くなってきたこともあり午後1時で納竿しましたが、ポツリポツリではありましたがひと晩のお刺身が楽しめる程度のデカアジやマサバがそれなりに釣れちゃいました。
ところで昨日、今年8月から先の怒涛のようなスケジュールのご連絡を頂いたので、先ほどカレンダーの更新を一生懸命していたところ、10月13日(日)のせいゆう丸の予定が全く無かったことに気が付きまして、ひょとすると間違って削除してしまったかもと不安になりました。
もしその日を予定されてたお方がいらっしゃいましたら、ご一報くだされるとありがたいです。
さあて今日は低気圧が九州南部を通過するようで、荒天になる予想だったのでお休みすることにしました。
ほとんど出られる日は無いと思ってましたが、ありがたいことに合わせて3日間沖に出られたので、少しゆっくりお休みを楽しみたいと思います。
今から出立して半額ハンティングした後、内海に向かいイソヒヨドリのヒーちゃんと野良猫のノラとカラスの夫婦とトンビ達に朝ごはんを食べさせねばなりませんわ。
ああ、忙しい忙しいですなあ!(笑)
昨日のせいゆう丸は南限まで探索を続けたもののサッパリお魚を見つけられず、お昼頃には思いもよらぬ大雨とジェット機が近くを飛んだような雷鳴に恐れおののき、すたこらさっさと逃げ帰りました。
一方無駄な汽笛を鳴らすことで有名な 「ポッポ屋のKちゃん」 さんが、はたはた君に乗って近くの潟にへばり付いてましたが、イシダイにマダイにアジが釣れて結構な釣果になってました。
もうこれほどお魚が居なくなる時期は、あちこちウロウロせずに同じ場所で釣り糸垂れてたほうが良い証明になったようです。
今日は北風がかなり吹いてるようなので多分中止になるでしょうが、とりあえず堀切峠から観察して判断することにしますわね。
今週は全滅かと思いましたが、今日と明日はひょとすると沖に行けるかもね。
風向きが西っぽいので潟に張り付いていればどうにかなるかも知れないけど、問題は果たしてお魚が居てくるかどうかだわね。
皆さん誰もの情報は 「魚が居ない、潮が動かん。」 と口を揃えておっしゃってるので多分そうなんでしょうが、沖に出たからにはせめてその晩のお刺身くらいは釣れないと格好がつかないので、過去のことを思い出しながら釣れる可能性が高い場所を探してみないといけませんわな。
ところでお天気スパコン予想の情報をよりタイムリーに得るために、つい先日遂にタブレットを導入しましたが、10インチの画面なので良く分かりますねえ。
今までガラケーの小さな画面でその確認をしてましたが、小さすぎて良く見えなかったのと、想像以上にパケット通信費がかかってたので意を決して契約しましたが、どうやら正解だったようです。
天気予報とヤフーニュース以外は見ることないので2GBの契約にしましたが、1ヶ月通してみないとそれで足りるかどうか分からないのが現状ですわ。
ワイマックス系のUQも検討しましたが、結局ガラケーと同じauで契約しました。
さてと話は変わりますが、最近荒天でお休み続きで暇なものだから、あちこちで色々なお方とお喋りする機会があってたいそう勉強になるのですが、その中で興味深い予測話しがありまして、それは何時起こるのかは分からないけどチョトした些細な出来事をきっかけに世界恐慌に陥るのではないかという、まあ憶測のお話でありました。
1929年10月24日(木曜日)に、ウオール街のニューヨークの証券取引所で株価の大暴落が起きたことをきっかけに世界大恐慌に陥ったことは皆さんご承知のことでしょうが、それは1920年代に入りアメリカ経済が好景気になったものの過剰な生産力で売れ残り商品がおびただしく増え、それが引き金となり株価の暴落に繋がったのが原因と言われてますが、まあバブルが弾けたと言えば分かりやすいかもね。
2008年のリーマンショックも、アメリカ国内の住宅バブル崩壊でリーマン・ブラザーズが経営破綻したことで生じた金融危機だったので、好景気と恐慌は表裏一体の存在なのかもなあ。
翻って今現在の状況はどうなってるでしょうか?
アメリカトランプ大統領の保護主義政策・中国の景気減速・北朝鮮の非核化の懐疑性・プーチン大統領の大国回帰への野望・中東の不安定化・印パのカシミール紛争等々、リスクは大なり小なりだがハプニングの種はいくらでもある訳で、株価が高値に留まっているとチョトした不安定要素で一気に暴落する危険性を抱えているから、油断はならないかも知れないね。
そこらあたりは経済の専門家の分野だから、にわか仕込みの知ったかぶりの話で恥をかきたくないのでやめておきますが、ただ肌感覚的に分かっていることはこの先、いつかは不景気に直面する時があるであろうということなんですわ。
別に危機を煽ってるわけではなく、ただ歴史がそれを証明しているだけの話で、南海トラフと同じように 「いつかは必ず起こり得る」 と身構えていたほうが良いでしょうなあ。
ではどうやって身構えておくかということになりますが、自分が最悪の事態に陥るであろうとの想像力を日々養うことに尽きると考えてます。
誰しも今の状態を維持するか、もしくはより良い生活が続くと思いたいもので、ほとんどのお方が最良の状態を想像して家を購入したり自動車などの高額商品を買い換えたりするものですが、未来永劫その状態が維持出来るとは限らないのが現実だから、最悪の事態を想像して身の丈に合わない借金を負わないことが大事でしょうよ。
もちろん先のことを見越しての、考え抜かれた将来への投資を否定してはなりませんが、ただ単に便利だとか快楽をとか面白さのためにいたずらに債務を負ってはならないと申しているのであります。
最悪な将来の自分を想像するのは随分嫌で結構難しいことであり、ついついそんな考えに蓋をしたくなるものですが、敢えて想像してみると ・・・ 「不景気になって会社が傾き、リストラされて雇ってくれるところもなく、家での居場所を無くす」 「大病を患って仕事を失い生活がままならなくなる」 「交通事故に合い身体に障害が残り仕事が出来なくなる」
考えるだけでも吐き気がしてくるような嫌なことですが、現実にはそんな目に遭ってる人は沢山いらっしゃるはずで、泣く泣く家を手放さざるを得なくなったお方も相当いらっしゃるでしょう。
似たような考え方に、労働安全を管理し維持するうえで非常に有効な手法として 「危険予知活動」 というのがありますが、これはまさしく最悪な状態を日々想像する訓練のことで、労働災害を未然に防ぐ非常に有効な手立てなんですが、早い話 「君子危うきに近寄らず」 を頭に叩き込ませることで事故を未然に防ぐ訓練ですので、それを応用して自分の人生の危険予知訓練が出来るようになると良いかも知れませんねえ。
とは言うものの最悪の事態を考えることが出来ず、結果こうしてしがない自由人になった自分が偉そうに言える話ではありませんが、何も考えずに組織を離れたところまでは良かったけど、そりゃ経済的に随分と苦しい5年間をごして来ましたが、それまでの長い会社員人生では決して経験出来なかった、非常に意義深い時間を過ごすことが出来たと思ってますわよ。
完全に借金ゼロだったので何とか切り抜けられましたが、もし借金あったら組織を飛び出すことは絶対にしなかったでしょうが。
ウダウダとくだらないことを書き並べましたが、将来の年金問題をはじめ何となく将来の自分に不安を抱えてる若いサラリーのお方達には 「ずっと順風満帆ってことは決して有り得ないし、挫折の時はあるよ。」 との自分の経験上の思いが伝わると良いがなあと考え、つらつら書き記した次第です。
でも心配ないよ。
挫折は強くなるための肥やしに必ずなるからさ。(笑)
土曜日で風や波が出そうな時には決まって潟に大きな船が来てるものですが、昨日もやはり朝早くから来てたようだ。
平日にはほとんど姿を見ないお船なんですが、その日の潮の傾向を掴むのに自分が指標にしている場所なものだから、調子が狂って後の組立がしにくくなるのであります。
仕方ないので南に下ることにしましたが、北東からのピッチが短い尖った波が押し寄せて来てたので、帰りの事を考えてイルカ岬沖辺りで南下をやめたけど、下り潮と北風とウネリが相まってイカリが外れまくってどうにもならない。
潟の磯場に掛かってみたもののサンノジのサンちゃんか鳩ポッポのイラしか釣れず、潮がおかしな具合になってきたので再び潟の磯場に戻り掛かってみることにしましたが、これがビンゴでありました。
この場所は夏の始め頃にイサキの大きなのが出没する良いポイントなんですが、冬場はあまり釣れないので期待はしてなかったけど、不思議なことに完全な磯場なんですがアジが天秤でポツポツ釣れ始め、ようやくひと切れのお刺身を楽しめる程度に釣れてくれましたわ。
幅広で特大のデカチンアジ(軽く40cm超え)も数匹釣れてましたが、一昨日出た船がほぼ全滅だったことを考えるとこの時期にしては良かったほうかも知れませんねえ。
それにしても昨日の波質がいやらしくて、10日近く振りの沖行きだったため気分が悪くなり、ずっとムカムカしてて我慢してましたが、波がますます高くなり雨がすぐそこまで来てたから1時にやめて帰港しましたが、濡れることなくグッドタイミングでありました。
さあて、今日は雨模様でシケなのでお休みしましたが、明日と明後日はひょとすると出られるかも知れないけど、最近水温がググっと下がり全く釣れる状況に無いので、坊主をいつも覚悟しておかないといけませんわな。(笑)