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せいゆう丸釣行記
かあちゃんに 「ソーダカツオでシーチキン作ってね。」 と頼んでたが、自分の言葉足らずで昨日夕方には作りあげてしもてた。
本当は 「ソーダカツオでシーチキンを作るところを写真撮りたいので、帰ってきたらお願いね。」 の意味だったのですが、そんな訳で残念ながら途中の写真がありません。
でも作り方はとても簡単な話で、要するにたっぷりのサラダ油の中にソーダカツオの切り身を入れて、絶対に沸騰させて水分を飛ばさないように、たまに小さな気泡が 「プツ・・・・プツ」 と出る程度に極弱火で30分程度加熱して、粗熱を取ったらすりこぎで油ごとグチャグチャに潰して好みの塩加減で塩コショウするだけなんですわ。
缶詰のシーチキンの美味しいところはサラダ油と、塩味の効いた魚から出た汁が絡まったところだと思うが、コツはカツオの身の水分を絶対に沸騰して飛ばさないことだけなんですなあ。
こうしてたまねぎのスライスにソーダカツオのシーチキンを乗せて、マヨネーズをかけるだけで美味しいサラダの出来上がりです。
そしてかあちゃん得意のお好み焼きが昨夜のメイン料理でありました。
さてさて昨日は午前中日差しがあったのでライフジャケットを干したり、はたはた君の前進後進レバーとスロットルレバーの位置を変えたりしてましたが、昼前には突然雨が降ってきたのでキャビンの中でゆっくり来年の予定を組んだりしてました。
今日はせいゆう丸の中間検査が9時30分から始まって、波が無ければそれから沖に出てみようかと思っておりますが、そう言えば今日という日は歴史に残る1日になるでありましょうが、歴史上初めての米朝首脳会談がシンガポールで行われますね。
トランプさんが愛想つかして途中で席を立つのか、それともジョンウンさんがちゃぶ台をひっくり返すのか、はたまた玉虫色の妥協で終わるのか予想もつかないけど、シーラカンスのように生き残った独裁者による政治を貫いてきた北朝鮮もいよいよ変わらなければならない時期に来たのだろうかなあ。
果たしてどんな結果になるのか興味はつきませんわ。
小型船舶は3年毎に検査があるのですが、今回は定期検査の間に実施される中間検査でありまして、車で言えば3年毎に車検を受けなければいけないことになります。
車を車検場に持ち込む車検とは違って検査官が各港にやって来て検査するのですが、保安備品が揃ってるかとか、航海灯がきちんと点くか程度の検査ではあるのですが、長年検査の様子を見ておりますと本当に隅から隅までチェックするお方もいれば、かなりテキトーに検査されるお方もいらっしゃって、随分と様々であります。
今回の検査で修理しなければならなかった箇所は夜間航行の時に点灯させる航海灯なんですが、自分は夜間に航行することが全く無いので、いつの間にか球切れなのか点かないままになってたので、昨日はその点かなくなった原因を探るところから始めました。
航海灯も最近では白熱球からLEDに変わりつつあり、今回修理ついでに知り合いから頂いたLEDの両色灯を取り付けることにしました。
両色灯(舷灯)は夜間に航行している船がどちらの方向に頭を向けているかを判断するための灯火でありまして、赤が見えたらその船は左を向いてると判断でき、緑が見えたら右を向いてると分かります。
両方の色が見えたらこちらを向いてることになりますわな。
昨日は台風の影響で外は雨がバシャバシャ降ってたけど、配線の点検はキャビンの中の作業だから濡れることはありませんでしたが、白熱球と違ってLEDにはプラス側マイナス側がありまして、 「なんで点かんとやろか?」 と頭を捻ってしばらく考えてたら、ふと線を反対に接続してたのに気が付いて配線し直し、無事点灯となりました。
ボートオーナーのほとんどは、ボートショップに全てをお任せして自分で特に何もする必要の無い経済的に裕福なお方達なんだろうと思いますが、こうしてあれこれ自分でやってみると自然と理屈が身に着くし、洋上で何かあった時にそれなりの対処が出来るので、特にこれから船で遊びたいと望んでいるお若い方達は、是非〃自分で何でも出来るようになって欲しいものですねえ。
さてと台風5号はそろそろ通り過ぎようとしてますが海は大シケ状態だろうから、今日も船の整備でもするとしましょうか。
梅雨の凪ぎの日の海は気持ちが良かねー!
昨日は心配した雨も全然降らずに、実にゆったりまったりの釣り日和を楽しむことが出来ました。
出港時間はいつもより早い6時前。
昼から台風からのウネリが出てくるかもと予想して午前中勝負のつもりで出てみましたが、午後になってもさほど波に変化はなくて納竿するまでゆらゆらと気持ちよかったですわ。
結局1度もイカリを打ち替えることなくポツリポツリとアジ・サバ・ソーダカツオ・マダイ・カイワリなどが喰って来てくれて、一晩のお刺身を楽しめる程度には釣れてくれましたねえ。
それにしても餌釣りには華が無さ過ぎですなあ。
釣れてるお魚のサイズがマキ・シャカ釣法のそれとは比べようが無いくらい小さいし、釣れた時に船中でわざわざ 「獲ったどー!」 と雄叫びをあげてるような写真を撮ることもないし、静々とお刺身を釣るだけなので地味と言えば地味な釣りだわな。
マキ・シャカのファンにおかれてはそれってスポーツの位置付けらしいので、ひょとするとマキ・シャカは近い将来オリンピックの正式種目になるのかも知れんなあ。
その頃は餌釣りは完全に衰退してしもて、餌釣り人口はゼロになってしまうかも。
だから少しでも餌釣りを長らえるように、毎日頑張らんといかんわな。
昨日はたはた君は黄金の瀬にイサキ狙いで出撃したけど、残念ながら数釣りには至らなかったようだ。
まあひと切れのイサキのお刺身は食べられるでしょうが、この時期でこの釣果は信じられないですわ。
黒潮が接岸しない影響は大きいですなあ。
ただ情報によると深場にはジワジワ来ている感じなので、台風が去った後は沖の深場のイサキの巣床を狙ってみるのも良さそうですねえ。
いやー、 「半分、青い。」 は面白いねえ。
せいゆう丸でお魚釣りをされるサラリー諸氏や爺っちゃま達も結構毎朝観ておられるようで、昨日も携帯のワンセグテレビで見終わりデッキに行くと 「今日はどうなった?」 と聞かれたけど、わざともどかして教えないようにしております。
でも結構皆さんネタバレのサイトを見ておられるようで、ストーリーを大まかご存知のようですわ。
さてさて朝ドラの話は置いといて、昨日は時折シトシト降る梅雨空のもと、沖に船を出してみました。
午後になると南の風が出て来て波が出ましたが、午前中は超ベタ凪ぎで快適でしたね。
出港時間は6時30分の予定でしたが少し早かったかな?
とりあえず一昨日調子が良かった潟に付けてみたけど潮がまるで動いてなくて活性が悪いようで、お魚が居るにはいるけど全く口を使ってくれず早めに見切りをつけて南に下る。
それにしても漁船が1隻も見当たらず、普段この時期は野島漁港の漁船が沖に向けてシイラやカツオ漁でトローリングの長い竿を左右に突き出してルアーを引っ張りながら走る姿を良く見かけるのですが、今年は黒潮が接岸しないからなのか全くその姿を見ることは無いですねえ。
というか、熱低が台風に成るのかどうかまだ分からない段階の数日前にはもう既に避難港に逃げ込んでおられたから、もう漁をするという意欲を完全に失っておられると言って差し支えないでしょう。
そんな訳で昨日はまあ一人旅ということで、あちらこちら普段あまり寄り付かない場所を探索しながら南下すると、ボワりとした魚影を発見してすかさずイカリをドボン。
昨日は皆さん天秤大好きなお方ばかりだったのでサビキ釣りは全然されてなかったけど、どちらかというと効率の悪い天秤でもそれなりに喰って来てくれて一晩のお刺身が十分楽しめる程度に釣れてくれましたわよ。
ソーダカツオも釣れてましたが、身の量が多いので余ったら是非〃シーチキンを作ると良いね。
作り方はクックパッドにも掲載されてるし、忘れてなければ明日のこの欄で作り方を紹介すると思いますけど、最近どうした訳か缶詰の値段がバカいきお高くなっちゃったので、カツオのシーチキンを沢山作ってタッパに入れて冷蔵庫で保存しておくと、いつでもサラダに自家製シーチキンをたっぷり乗っけてマヨネーズをかけて美味しくいただけるから絶対オススメですよ。
さあて今日まで何とか沖に出られそうだが、多分午前中勝負になるでしょう。