釣倶楽部　せいゆう丸　

自分に予知能力があるとは決して思ってないけど、去年の今頃だったかな　「このおっさん終わりだね。」　とこき下ろして書いたのが、昨日電撃辞任なさった前国税庁長官の佐川さんのことでしたが、見事に当たってしまいました。

辞任というか事実上の更迭であり、あわれにもトカゲの尻尾だったというお話なんだなあ。

近畿財務局の職員が自殺していたというショッキングなニュースが流れた昨日でしたが、文科省で去年同じように事実上更迭された前川喜平さんとのあり方があまりにも対照的に感じられ、ますます佐川さんに哀れさを覚えましたなあ。

前川喜平前文科省事務次官は、天下り問題の責任を押し付けられて辞任なさったけど、このお方は加計学園問題で認可に否定的な立場を取り続け　「行政のあり方を歪められた」　と語っため官邸から睨まれ、「出会い系バー」　に出入りする事務次官などと読売新聞に情報をリークされデカデカと新聞に載った上、菅官房長官から　「恋々と事務次官の職に留まろうとしている」　などとフェイク情報を流されたのですが、現在は自由人となり自主夜間学校と呼ばれる学校で高齢者を対象にボランティアで勉強を教えていらっしゃるそうだ。

http://news.livedoor.com/article/detail/14121618/

お役人の仕事している時より今の方が断然楽しいとおっしゃってるみたいですが、最高の官僚としての責務を中途で辞めなければならなかったのは断腸の思いだったでしょうが、こちらから見ると不思議なくらい潔くて、今でもこのお方の生き様が格好良く見えてならない。

一方　「佐川君の答弁は冴えてるね」　と、去年３月の切り捨て口調で国会答弁した佐川理財局長をそう評した安倍さんだったけど、国税庁長官に昇格させ世間から批判を受ければ　「適材適所」　とかばい続けてきたものの、最近になると決済書の書き換え問題が浮上しさすがに世論の圧力を感じずにはいられなくなったのか、　「あの時丁寧に答えていればこうならなかった」　と言ったとか言わなかったとか。

結局トカゲの尻尾切りで佐川さんは腹を切らされて、昨日で肩書きが何にも無い只の人になっちまったんだなあ。

官邸に尾を振って可愛がられたのも束の間、用無しと判断されて哀れにも棒で叩かれた犬のようなものだわな。

さあて今後どんな展開になるのか知らないが、自殺者まで出したとなると大阪地検特捜も中途半端な決着は付けられなくなっただろうから、政権を大きく揺さぶることになるかも知れないから目が離せませんなあ。

いやいや、大事なのはそんな政治ネタのことより海のことで、今日までは北風が強くて沖に出られませんが、１日早めの明日からは出られそうだから、頑張ってお魚と捕まえに行かないといけませんね。

昨日はおふくろの病院でこの欄をお休みしてました。

もう随分荒天で沖に出てないのでネタがなくなってきてはいますが、何か書かないといけないからネタ探ししているけど、これといって面白い事柄に出会えませんでしたねえ。

ただワイドショーで俄然息を吹き返したが如く取り上げ始めたのが例の　「森友学園問題」。

去年の丁度今頃でしたっけ、この問題が発覚してからゴタゴタしたけど、結局籠池夫妻が詐欺容疑で逮捕され、現在も大阪拘置所に収監されてお日様が見れない独房に長期間ご滞在のようです。

一方ここで何度も取り上げた当時の理財局長だった　「佐川さん」　はご栄転の国税庁長官に就任なさったが、その動向には不可解なことが多く、今でもホテルを転々として逃げ回ってると報道されている。

そしてここに来て森友学園に国有地を森友学園に売却するにあたって、近畿財務局の決済文書が書き換えられたのではないかとの疑惑が浮上して大騒ぎになっていますなあ。

戦後GHQが日本に乗り込んで来た時に、我が身を守るために軍やお役所が必死になって関係する文書を燃やしたり捨てたりしたらしいが、どうやらお役所の　「書類は一切ありません！」　と言い切る体質には、その頃の　「捨てた者勝ち」　の記憶が７０年経った今でも、お役所には綿々と受け継がれているのかも知れないね。

ところが今回は捨てる行為よりまだ卑しい　「改ざん」　「書き換え」　を堂々とおやりになった疑惑があるとのことで、ネタ元の朝日新聞もいい加減な情報として流しているとは思えないので、社運を賭けてかなりの自信のもとに３月２日の新聞に掲載したのだろうから、信ぴょう性は高いんじゃないかな。

書き換えてなければ　「書き換えるなんてとんでもない！あなた達役所をなんとお思いなんですか？」　と官僚さん達が猛反発しそうなものだが、　「現在捜査中だから、捜査にどのような影響を及ぼすか予見出来ないので、答弁は差し控えさせていただきます。」　と国会中継で何度も聞かされたものだから、すっかりこのフレーズを覚えてしもた。

多分決済書には　「特殊性」　とか　「便宜を図る」　的な文言があちこちに記載されてたので、去年問題が発覚した時に慌てて決済書を作り直して、持ち回りで印鑑もらって差し替えたのではないかと個人的に想像しているが、あの頃佐川理財局長が不審な動きをしていたとの報道があったけど、そんな姑息でずる賢いことを指揮してたのじゃないだろうか？

ここ数日で大きな転換期を迎えると思いますが、安倍政権の存続もそうですが霞ヶ関の信用と信頼を完全に失墜させる事態になりつつあり、こりゃ国際的にも信用を損なう非常に不利益なことになりそうです。

まあネタがないから適当に書いてみましたが、長いこと日本人の心の中にモヤモヤして何となく歯切れの悪いこの問題がどう決着するのか目が離せませんなあ。

春の嵐がどうやら収まりそうで、ひょとすると日曜日は出られるかも知れないけど、今のところ微妙な感じです。

長く厳しい冬の季節もここ数日暖かくなって、ようやく寒さのトンネルを抜け出ようとしております。

昨日も強烈な北東からの強風がずっと吹き続き、海上に見られるお船はタンカーくらいだったかな？

先ほどカレンダーの変更をしましたが、残念ながら日曜日まで　「荒天でおやすみだよ」　と書かせてもらいましたわ。

カレンダーと言えばここ数日レンタルボートの予約がパラパラきて、確か９月まで週末土曜日を中心にチラホラ入ってまいりました。

季節風の強い冬の時期はプロでもしんどいから敢えて　「おやめください」　と申してきましたが、春過ぎて安定したお天気位が続く時はイサキ狙いで出撃するのは面白そうですし、送り出すこちらも安心しておられます。

現在事情があってレンタルボートは　「はたはた君」　の１隻だけになってますが、近々内海に２７フィートの船外機和船１隻と、青島に２４フィートのディーゼル和船１隻の準備を進めております。

面白そうなのは青島に予定してる和船で、海水浴場沖でのキス釣りや、加江田川河口付近でのヒラメ釣りやタチウオ釣りなど、ゆったりまったりの釣りが出来そうで、青島方面の手軽な釣りを開拓してもらえると嬉しい限りであります。

海のお遊びを続けるうえで大事なのは、気軽に手軽に楽しめることでありまして、１人１日遊んで３，０００円程度が自分の遊び代の基準だから、できるだけその目標に近付けられるよう頑張らんといかんなあ。

それと大事なことの一つに、多様な釣りをすることかな。

毎回同じ釣り方と釣り魚ではいつかは飽きが来るのは当然でありまして、特にお若い方は青物にお熱になる傾向がありそればかり狙ってる感じがしますが、年中青物がそこら辺りにワンサと居る訳でなく、初夏のイサキ・夏のキス・秋の青物・冬のデカアジ等々、季節に応じた釣りを楽しむのも釣りの醍醐味だと存じます。

せいゆう丸は、相変わらず釣れる魚を釣るだけの食料確保が第一目的としたお船だから、あまり開拓精神に溢れてる訳ではありませんが、それでも毎日平均して釣れるようそれなりの努力はしているつもりです。

それから自分ではないけど、夏の夜釣りを本格的に始めるお船がそろそろスタンバイするみたいですが、こりゃいよいよ海の気軽で手軽なお遊びが過熱してきそうですなあ。

明日はおふくろの病院で今晩親宅にお泊りするから、明日のこの欄はお休みになります。

それでも、ネタの仕入れだけはキチンとしておかないといかんえね。

久しぶりの凄まじい大雨と雷でしたなあ。

夜明け前からGPSデータの移行作業を引き続きやってようやく完了して、新しい　（と言っても中古品ですが）　GPSがフルに使えるようになりました。

GPS本体そのものはお金さえ出しさえすれば誰でも簡単に手に入りますが、ポイントの位置情報を示す中身はそうたやすく手に入るものではありませんで、自分のデータは釣り師匠が１０数年かけてコツコツと記録したものを譲り受け、それに自分のデータをプラスし、さらに近頃新たに発見したポイントを追加して出来上がった、門外不出の超貴重な財産なのであります。

最新のGPSにはNEW　PECと呼ばれる詳細な海底地形図が組み込まれているからある程度の目安にはなるけど、それはあくまでも目安でありまして、そこから先のディープでコアなゾーンに達するには長い経験に基づく知識が必要とされます。

おかげなことに自分のGPSデータには過去の経験がビッチリ記録されているし、シケでない限り毎日沖に出るので日々の経験値が加算されていくから、進化し続けてると思います。

そんな超貴重なデータでも、毎日全部のポイントを回れるものでないので長らく目にしなくなることも多々ありまして　「あれー？　これってどんなポイントだったかなあ？」　と頭を捻ることもあるから、たまにこうしてじっくりとデータの移行をすることによって少しずつ思い出すことができますがね。

思い出される記憶は良く釣れた時のことではなく、他の船では釣れて自分の船だけ釣れなくて悔しい思いをした時のことがほとんどで、その悔しさは何年経っても強烈に記憶に残っているものであります。

そんな記憶とポイントの位置情報が重なり合い始めて、ようやくお刺身程度のお魚を安定して捕れるようになった気が致します。

で、昨日はデータの移行作業が一段落したので、最近お風呂沸かしの手作りボイラーの２機のうち１機が不調になったからボイラー乗せ換えの仕事をしておりました。

自分のお家は集合住宅だから、お風呂沸かしは都市ガスしか使えないので冬場になるとガス代が半端なく高くなるため、数年前から手作りの灯油ボイラーで冬場だけお風呂を沸かすようにしております。

カロリーで計算し比較すると、宮崎の都市ガスは灯油の約４倍の単価になってるのが現状なんですが、それは利用者数と設備費との兼ね合いでそうなってるみたいだが、実際東京ガスだと宮崎ガスの単価の半分なんだそうな。

それでも灯油の２倍の単価になる訳で、いかに灯油がエネルギー源として安いかが分かりますねえ。

そんでもって最近次第に春めいて暖かくなって来たため、この冬活躍してくれたファンヒーター２台のうち１台を分解して心臓部の燃焼筒を取り出すことにしました。

餌食になったのが長年働いてくれた、この小型のトヨトミのファンヒーターであります。

外側の板をはがされて

だんだん哀れな格好に。

遂に目的の心臓部の燃焼筒だけを残す状態まで分解してしもた。

ちなみにこれが燃焼筒の内部で、異常燃焼を感知するセンサーがこの小さな棒なんですけど、センサーの表面に白いシリコン粉がビッチリこびりついているけど、これがひどくなると　「エラー５」　が出て勝手に止まってしまいます。

そうなると修理となる訳ですが、修理するより新しく買ったほうが安いとのことで、これが原因で捨てられるファンヒーターはかなり多いそうですが、こんな分解作業がお好きな方はやってみると面白いですよ。

それで準備が整いいざボイラー台に設置してスイッチオンしてみるら、なんと黄色い炎が吹き出すだけで完全燃焼してくれなくて慌ててスイッチを切りましたが、良く良く調べてみるとこのタイプのファンヒーターから空気を送る構造が変更になってて、燃焼筒が単独で燃焼できないことが分かり、今日以降ファンヒーターとして再び組立直さなければならないことになりましたわ。

これらを再び組み直さなければならないと思うと、憂鬱になりますがね。

まことの　「骨折り損のくたびれ儲け」　でありました。

先ほど午前４時に更新されるスパコン予想の長期予報を確認しましたが、今週は１１日の日曜日まで全滅確定のようです。

多分変わることは無いと思われますので、釣りの予定を変更して別のお遊びを早めに計画してちょうだいな。

結果的に　「あれ？今日は出られたね。残念！」　くらいが丁度良いと常に思うようにしてますが、昨日は　「出なくて良かった！」　の日でありました。　

堀切峠を通過して海況を観察したのはまだ辺りが暗い時間だったけど、明らかに北東からのウネリ混じりの波が押し寄せていたので、一昨日に中止を決めてた判断が良かったと安堵いたしました。

自分としては　「残念！」　で済まされるけど、その日を待ちに待ってたお方にとっては簡単にそうはいかないから、荒れた海を見て逆に胸を撫で下ろすことも多々ありますがね。

昨日沖に出たのは、友達の漁師とクラブの会長さんと　「困った吉園さん＋篤姫」　だったけど、吉園さんが　「気分が悪くなった」　と言ってたから相当な波高があった模様。

それでも吉園さん達は秘密の場所でかなりの数のデカアジを釣ったうえ、それを餌にして２０ｋｇ位のオオニベを釣り上げたらしいけど、このお方は自動車整備のみならず釣り師としても只者ではなさそうですなあ。

そもそも釣りがさほど好きではない自分は、あんな波のある時に竿を出すイメージなんぞ一切湧くことありませんが、毎日仕事に追われているとリフレッシュで沖に出るだけで元気が出てくるみたいだから、船の使い道としては危なくない限り正しいと考えます。

さてとこうしてピコピコしている間に遠い所で雷がゴロゴロしてて、かなり強い雨が降ってるみたいですけど、今週は間違いなく全滅になるでしょう。

こんな感じで低気圧や前線が次々に日本を通過するから、波が収まる合間が無いので長期間沖に出られない日が続く訳ですわ。

このような時は朝ドラの　「わろてんか」　を観たりしてゆっくりしてるのが一番なんでしょうが、性分的に長い時間じっとしておられないから、今日もゴソゴソ活動して回るのでしょうかねえ。

ところで今日・明日には、例の　「財務省によろ森友学園の土地の賃貸と売却契約の決裁文書を書き換えか？」　問題について動きが出てくるみたいですが、朝日新聞の報道の信ぴょう性がどれだけあるかは知りませんが、もし何らかの手が加わってたのが事実だとすると、昨日NHKの国会討論会で野党の面々がおっしゃってた通り、今の安倍内閣はぶっ飛んでしまうかも知れませんねえ。

というか、そうなると行政に対する国民の不信が一気に高まり、　「消えた年金」　の時のような動きになりゃせんじゃろうか？

今こそ、人目を避けて逃げ回ってホテルを転々とされてるらしい現国税庁長官で、その当時の理財局長であられた佐川さんの自らの口での説明が求められる時だわな。

安倍さんから　「あいつは切れ者で優秀だね。」　と絶賛された佐川さんが、トカゲの尻尾切りになる哀れな場面をひょとすると近いうちに見ることになるかもなあ。