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せいゆう丸釣行記

2017-09-06 03:04:00

昨日は不純物の混じった燃料を濾す作業をしておりました。

 

長年ドラム缶に入っていたらしくサビのようなゴミが結構見受けられたけど、量が量だけに生半可なやり方では時間が掛かるだろうし、その前に燃料をこぼして辺り一面汚してしまう恐れがある。

 

さあてどうしたものかと考えておりましたところ、突然ピンと閃いた。

 

水没したエンジンに装着されてる燃料のエレメントをケースごと外し、それにバスポンプで燃料を送り込んで一気に濾過する方法であります。

 

バスポンプは冬場に自宅で灯油ボイラーで沸かすのに使っていますが、1シーズンで信頼性がなくなるので毎年買い換えることにしてまして、ポンプは自宅にゴロゴロ転がってるので躊躇なく使用することに。

 

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オイルのペール缶に注いだ燃料とバスポンプが見えますが、黒い粒つぶの金属ゴミと思われる異物が確認出来ますね。

 

 

 

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ペール缶に燃料を入れてポンプで燃料エレメントに送り、排出ホースをポリタンクに突っ込んで濾された燃料がこちらに送り込まれる単純な仕掛けで簡単と言えば簡単なんですが、実際に思い付いて着手するまでには 「ああでもない、こうでもない。」 と試行錯誤しながら取り組むのが実に面白いですね。

 

ドラム缶に8割くらいの量を濾すのにさほど時間は掛かりませんでしたが、床も汚すことなく綺麗に濾過作業を終えることができました。

 

 

 

港を後にして車で帰宅途中ニュースを聞いていたら、大手生命保険会社が定年を4年後には65歳に引き上げる話題を取り上げてましたが、その理由が人手不足によるものと説明してたけど、ホンマかいな?と首を傾げてしまいました。

 

そういえば公務員も定年を65歳に引き上げる検討に入ったとの報道が先日ありましたが、実のところは人手不足なんかが理由でなくて、社会保障の財源が少子化と高齢者の増加で賄いきれなくなりつつあるのだとハッキリ説明すればよいものを、 「1億人総活躍社会」 とか 「働き方改革」 とか耳触りの良い言葉で誤魔化すからおかしくなっちまうんだわ。

 

誰もがもはや年金に頼った老後を送ることは出来ないだろうなあと薄々感じ取ってる訳だから、現実を直視して若い世代から老後のための自己防衛的人生設計の教育を徹底することが大事じゃなかろうか。

 

100年安心年金とか根拠のないことを放言せずに、 「現実はこうなりますよ。ああなりますよ。だからこうしたほうが良いですよ」 と正直にシミュレートして伝えてくれるほうがよっぽど親切ってものよね。

 

政府だってお役所だって、都合悪くなると 「想定外だった。」 と涼しい顔して遠くを見つめるだけだからね。

 

 

 

自分みたいに自分の意思で勝手に自由人になればこそ、定年を意識することなく勝手気ままに生きて行くからどうでも良いけど、 「あともうちょいで自由になれる。」 と指折り数えて定年の日を待ち焦がれてるお方にとってはハラハラドキドキかも知れんね。

 

でもね、よほど辛くなければ仕事ができる間はしてたほうが良いみたいだわ。

 

人生のパートナーさんも多分強くそう願っておられるはずだよ。

 

 

 

さあて今日から沖に出られそうですが、ほぼ1週間振りになるからすっかり状況が分からなくなったので、近場から探索してお魚を探すところから始めないといけないなあ。

 

お魚探しの技術が問われる日になりそうだわよ。


2017-09-05 02:54:00

昨日は、シケ明けで条件が超悪い中にスズキくんをレンタルされた 「ポッポ屋」 のK氏チームでありました。

 

一昨日のヨットの達人さんから 「お魚何も居ませんよー!」 の情報を直接貰ってたそうで、ほとんど覚悟を決めての出港でしたが、皆さん自ら鼓舞するが如く妙にテンションを上げる痛々しい出立を見送ったが、自分の瞼の裏には帰港時のガックリと肩を落とした姿が、浮かんでは消えしていたのでありました。

 

 

 

午後早めに帰港する連絡が入ったので、 「この涼しい日にこの時間に帰ってくるとなると、やっぱり・・・。」 と予想してた大貧漁と思いきや、ビッグサイズのオオモンハタやマダイやニベやマアジなど、結構沢山釣って帰って来られました。

 

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ほとんど坊主を想定してましたが、何がなにがシケ明けの悪条件の中でこれだけ釣ってくれば上等ですわ。

 

早めの帰港はウネリで気分が悪くなったからだそうな。

 

 

 

ところで、ブラウン管式のGPSの使い勝手について聞いてみますと、スッキリと分かり易く表示されるので随分良かったそうな。

 

自分がまだ探索してない場所もかなり入力してあるから、忙しい自分に代わってスズキくんでシュッと走って探して来てくれて、倶楽部の共有情報にしてもらえると嬉しいなあ。

 


2017-09-05 02:52:00

懇意にしてもらってるお知り合いの農家さんからお電話頂き 「古くてサビが混じった燃料は要りませんか?」 と、嬉しいご連絡がありまして、朝一でスズキくんを送り出して頂きに向かいました。

 

何年前のか分かりませんがドラム缶に8割程度燃料が入っていて、汲み出すと確かに怪しいゴミが浮遊していたのでそのままでは使用不能と判定しましたが、エレメントで漉してやると使えるレベルと思われたので、とりあえず頂いて再び港に戻る。

 

今日は雨に雷との予報でしたので沖に出るのは中止したので、早速その燃料を濾す作業をすることにしました。

 

その方法については明日のこの欄に書きますわ。

 

 

 

さてさて、昨日はたはた君で沖に探索するつもりでしたが雨がポツポツしてたし、大事な整備するのを失念してたのでそれを慌ててやっつけることにしました。

 

 

 

船には電蝕というやっかいな現象がどうしても起こるのですが、メカニズム的には良く分かりませんけど、電位差とかイオン化傾向とか呼ばれてる異なった金属が海水の中に存在した場合、相互に影響し合って生じる腐食現象らしい。

 

良導体の海水に露出しているドライブは、鉄やステンレスやアルミなどの金属で構成されてるけど、海の中に漬けておくと低電位の金属から虫食いのように腐食していき、使い物にならなくなっちゃうそうな。

 

そんでもってそれらの金属よりさらに低電位の金属をドライブの近くに装着して、真っ先に腐食させることでその他の大事な金属の腐食を防ぐべく、ベラの前に犠牲になる亜鉛板を取り付けてあるのですなあ。

 

アノードとかプロテクションジンクとか呼ばれるこの犠牲亜鉛には溶けることだけが与えられた任務で、ドライブを構成する上で何ら仕事を与えて貰ってない、本当に溶けることだけを任された可哀想な部品なのであります。

 

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橋の下の天然ドックで船をお座りさせてペラを外すと、釣りの時に巻き込んだPEラインやハリスがグチャグチャ巻き込んでいたけど釣り座の関係で仕方ないんだわ。

 

 

 

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左が新品の犠牲亜鉛で、右が約半年使用したボロボロの亜鉛ですが、重さは新品と比較して約半分に減ってました。

 

亜鉛を止める4箇所の穴も腐食で大きくなってて、もう少しですっぽ抜けて脱落してペラと喧嘩する危ない状況でした。

 

 

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新品の犠牲亜鉛を取り付けた写真ですが、周りの金属の為に溶けて流れて行く運命なのであります。

 

 

 

 

 

これで大方せいゆう丸の急を要する整備が終わったので、赤サビが凄く目立つようになったエンジン本体のサビ落としと塗装もそのうち行いたいと思います。

 

これから本格的な台風時期になるので嫌というほど時間があるから、普段やれなかった修理や整備をちょびちょびと進めたいと思います。


2017-09-04 03:05:00

お休み4日目。

 

いつもの通り、まずはトンビとカラスと野良猫とチヌとフナムシに餌を与えて、次に自分の朝ごはんの焼きそばをこさえてムシャムシャ。

 

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動物といえども待っててくれてるのは嬉しいもので、 「今日は何食べさせようかな?」 と餌のメニューを考えるようになってもうた。

 

 

 

で、昨日はタンク本体を座金で固定し燃料タンク問題を完全解決し、改めて試運転してバッチグー。

 

あとは車とせいゆう丸のエンジンオイル交換したあと、GPSのデータを移すなどして一応昨日の作業を終え、お昼ご飯を食べたあと下の港に行ってみたら、なんとヨットの達人さんが沖から丁度帰ってきたところでした。

 

一緒に乗っておられたお方達は現役のヨットの達人らしく、彼らの車はトレーラーを引っ張り小さめなヨットが載せてありました。

 

お話しを伺ったらウネリだけで大したことでは無かったようですが、ヨットマンと我々とは大したことの感覚の次元がまるで違うから鵜呑みにしたら大変なことになるけど、やはり沖にはお魚がまるで居なかったようです。

 

かなりあちこち移動して探ってこられたらしいけど、潟も沖にもまるで魚影が無かったとのこと。

 

やはりシケ明けはお魚が集団疎開するのでしょうね。

 

 

 

そうこうしてると、ヨットの達人さんのお船の横に見かけぬお船が係留してあり、たまたまいらしたオーナーさんとお話しをさせて貰ったけど、内海には係留場所がまるで無いため普段は陸上保管してて、沖に出るときだけユニックで降ろしてもらうそうですが、なんか勝手が悪そうですね。

 

レンタルボートを活用して技術と自身が付いてから、場所探しと船の購入を考えた方が良いかも知れないね。

 

 

 

今日は所用があり沖には行きませんが、海況良ければスズキくんがマキ・シャカで出撃するそうなので、沖がどんな具合かじっくり見てきてくれると良いなあ。

 

 


2017-09-03 03:32:00

お休み3日目。

 

 

お休みと言っても普段と何も変わることなく、毎朝4時には内海に向けて車を走らせガチャガチャ修理や整備をして、疲れたらベッドにゴロリと横になって週刊文春を読んだりお昼寝したりと、およそ現代人の忙しい毎日とかけ離れたのんびりとした時間を送っております。

 

港に到着すると一番にすることが、トンビとカラスと野良猫とチヌとフナムシへの餌やりであります。

 

夜明け頃になると彼らは船の近くに待機していて、トンビは国道の橋を照らす照明の上に、カラスはワシントニアパームの支柱に、野良猫は車の横に、チヌとフナムシそこら辺にわやわやといつも居ます。

 

 

 

「ホーイ!ホーイ!」 と声かけながらパンやおかずの残り物を堤防の上に投げてやると、それを見ていたトンビが猛ダッシュして飛来して、急降下爆撃機みたいに羽根を畳んで一気に降下し鷲掴みで獲物を確保し再び上昇して空中でムシャムシャ食べておられる。

 

カラスはトンビが怖いからその間傍観してるが、隙を見て残り物を片っ端に咥えて竹林の中に飛んでいく。

 

野良猫は自分と一定の距離を保ちながら、何か貰えることを期待するような目でこちらを見ているので、パンや残り物を与えるとすぐに飛びつきその場で食べていらっしゃる。

 

チヌとフナムシにはパン屑を与えるのですが、それぞれの動物に特有の動きがあって面白く、暫く観察していると時間があっという間に経ってしまいますがね

 

 

 

そんな中、昨日はパンもおかずも無かったのでカップラーメンの残りをカラスにでもやろうかと堤防のコンクリートの上に置いたら、トンビが飛来して 「グワシ!」 とラーメンを掴んで近くに降り立ち美味しそうにラーメンをすすっておりました。

 

「あれ?トンビって基本肉食じゃないかい?」 と思いつつ観察してたが、食べ終わると再度ラーメンにアタックしてまた同じ場所に降り立ちムシャムシャお食べになってた。

 

ラーメン置いてた場所はもう麺があちこちに飛散して酷い状況になってたけど、後始末をカラスとカニとフナムシがやってくれて、翌日には何も残らないのにはいつも感心させられますわ。

 

 

 

ところで昨日は燃料タンクの漏れ対策の修理をしてましたが、昨日PCがフリーズして書けなかった内容をチョイとご紹介しますが、燃料タンクのサイズと空きスペースの寸法を測るとタンクを取り出すのにはエンジンを降ろさなければ不可能という結論に達し修理を断念し、空きスペースに小型のFRP製の燃料タンクを据えることにいたしました。、

 

昔船外機で使用していたガソリンエンジン用のFRP製のタンクなんですが、ディーゼルエンジンで使用する場合それ用に改造しなければなりません。

 

ディーゼルエンジンには燃料の行きと戻りがありまして、行きが1本、戻りが2本のホースがタンクに装着されるように細工して、漏れないようにシールテープを巻き、さらにコーキングで塞ぐ作業なんですが、やってみると結構大変でしたが昨日試運転まで出来たので、もう安心なのであります。

 

燃料の量は今までの半分程度になりましたが、毎日燃料補給してるから別に問題はないと思います。

 

 

 

今日はそのタンクとエンジンルームに固定するための工事をしますが、後は橋の下に移動してペラの前方に取り付けてある犠牲亜鉛の交換くらいでしょうかね。

 

明日はスズキくんはマキ・シャカで出撃されるみたいだけど、せいゆう丸は明日までお休みして所用を済ませ、時間があればはたはた君でキリキリパーを引っ張りながら新しい場所の探索したり、潮の速さを確認したりしたいと思いますが、海流の情報を確認すると今になってようやく黒潮が接岸したけど、恐らく超激流なんじゃないかな?

 

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これが7月4日の黒潮の流れです。

 

 

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これが8月29日の潮の流れであります。

 

 

赤色が強いところは激流を表してますが、多分今現在堀切峠から見えてる黒潮は超激流なんじゃないかな?

 

シケ明けは潟では喰わないし、沖に行けば激流で釣りにならないしで、数日は貧漁が続く気がしますがね。

 

 

 

そろそろ内海に向けて出立しましょうかね。

 

 


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