釣倶楽部　せいゆう丸　

前日から　「海上は北の風がやや強く」　と、いつもの嫌な予報が出ていたし、おまけに強風注意まで発令されてたので、十中八九無理だと観念してた昨日の漁でありましたが、夜明け前に堀切峠から観察してると、まだ暗い中漁船が次々と沖に出て行くではないか。

「あれれ、大丈夫かも？」　

夜が空けて海況を目視できる時間になったので再度堀切峠から波を確認すると、確かに北からの波とうねりがあるものの尖ってなくて割と丸い感じだったので、沖に出てみることにしました。

いつもの潟に到着して探索したけど潮が動いてないからなのか、反応が悪いので水温計を見てみると　「１５．３℃」　を示しておりました。

波にはなんとか耐えられそうでしたが、潮が動かず低水温となるとどうにも対応のしようがなく、これといった釣果なかったので早めに沖に向かうことにしました。

沖は当然のことながら潟より波が高く、上の潮が下り気味でしたが下の潮が動いてない感じで、あちこちイカリを打って仕掛けを投入するけど全く喰ってこない。

さらに悪いことに海面だけ下り潮が速くなり、水深が深いうえ北風と下り潮のダブルパワーでイカリが何度も外れてしまい、イカリの打ち替えの作業をするばかりでありました。

遂に深場を諦めて、再度潟に戻って粘りの釣りとなってしまったが、努力も虚しく数匹を追加するのみで終わってしもた。

アジのサイズ自体はそこそこ大きくて４０ｃｍに近いのも釣れてたが、後にも先にも有り得ない位の貧漁をやらかしてもうて、家に帰って家族とお刺身ひと切れずつしか食べられなかったかもね。

天気予報とスパコン予報では明日は無理のようですが、明後日からしばらく漁を楽しめそうにあるものの、低水温にお魚がいつ頃に慣れてくれるか心配であります。

今までが例年より水温が高かっただけに、ダメージが大き過ぎて回復が遅れるかも知れませんなあ。