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せいゆう丸釣行記
ツバメウオってご存知でしょうかね。
体はうちわのように広くて、お目目がクルクルしてておちょぼ口。
実に愛くるして、水族館で良く見かけるお魚であります。
昔、日南の大島の裏の稲ヶ瀬という場所でイサキに混じって釣れたことはあったけど、それからあまり見かけなかった気がいたします。
それが最近やたらと釣れてくるのであります。
昨日は朝のうち小雨でしたがさほど寒くはなく、時間を1時間半程遅らせての出港でありました。
そう言えば去年の今頃、いつものポイントのポールポジションを獲得せんがために夜明け前に出港していたものだが、最近この周辺でお魚が全く釣れなくなったためか釣り舟が出て来なくなり、おかげさまで競争することがなくなりました。
昨日も朝のうち小雨が降っていたのもありましょうが、港を出てぐるりとあたりを見渡しても漁船以外釣り舟の姿を認めることができませんでした。
唯一漁友MA氏がサゴシを狙って微速で進んでいるのが確認できたが、ホントにあとは誰も出てこない。
出港時間が遅かったため時合いを過ぎておりましたが、割と速い下り潮だったためかポツリポツリとデカアジのお姿が現れ始めました。
そのような中、どうした訳かアジ釣り派とツバメウオ釣り派に分かれちゃいまして、釣れてくるお魚がハッキリと異なってしまったのでありました。
可哀想なことに、釣れども釣れどもツバメウオばっかりのお方達がいらっしゃいまして、さながらツバメウオ釣り競争の様相を呈しておりました。
このお魚、面積が広いもんだからメチャクチャ引いてくれて、おまけに潮流があるものだから中々上がってきてくれない。
中にはこんなドデカイ、多分2kg近いツバメウオ君だったと思いますがやっとこさ船中に引き上げられ、皆で大笑いしておりました。
ところで肝心のアジでありますが、数えとらんから分からんけど、多分船中で60匹は釣れてたと思います。
中にはこんな40cmのデカチンアジも数匹混じってましたね。
ただ昨日は船中ムラが大きくて自分的には頭の痛い1日でもありました。寝てたけど・・・。
理由は分かりませんが前と後ろとでまるで状況が異なり、何とか平均化すべく色々と手だてをするのですが最後まで解消できず、チト消化不良気味でありました。
竿の柔さ・仕掛け・竿を出す方向等々変わった要素がないのですが、釣果がまるで違ったのは事実。
潮の色とか温度とかアジが好む何かがあったのだと思いますが、残念ながら昨日の時点では分からんかった。
でもでも、夜のお刺身程度は十分確保できたと思うので次回を楽しみにしていただきたいものです。
デカアジ・デカサバ・チダイ・ハゴイタハゲ・イサキ・チヌ・ニベが釣れましたよ。
この場所もいつかは食わなくなる時が来るかも知れんけど、大事に大事にお付き合いさせていただきたいものですね。
おすそ分けでいただいたアジを、帰って早速かあちゃんがお刺身にしてくれた。
さっきまで泳いでいたお魚が、こんなお料理になるのだから漁師冥利につきますなあ。
お刺身でいただいて、残りはアジ茶飯しで満腹でありました。
明日は 「嵐を呼ぶ男」 さんとお会いする日でありますが、案の定お天気崩れて南東からの強烈な風が午後あたりから吹く予報であります。
何でやろうね?
でも嵐を呼ぶことはもう嫌というほど分かったから、そろそろ 「凪ぎを呼ぶ男」 に変身して欲しいものであります。(笑)