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せいゆう丸釣行記

2015-12-26 03:42:00
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遂にと言いましょうか、いよいよと申しましょうか、いつものポイントにもお魚がいなくなりました。

 

例年この時期になりますと水温の低下によるお魚の活性の降下が顕著になりますが、今年はそれに加えてお魚の密度がかなり減っているので極端にお魚が釣れない感じがいたします。

 

和船のサビキ族はとうの昔にアジ釣りを諦めてさっぱり漁に出て来なくなりまして、イルカ沖や伊比井沖にはお船の姿が全然見られません。

 

仕方なく黄金の瀬やムルギに行って慣れない天秤やフカセをしておられるそうだが、そう簡単にメジナが食ってくれるはずもなく、北西の風でかなりきつい思いをして撃沈せねばならぬ。

 

最近そんな面白くないお話ばかり耳にしなくなりましたなあ。

 

せいゆう丸はいつものポイントで、日にちお刺身程度のお魚は何とか確保してまいりましたが、数日前からいよいよさっぱり釣れなくなりまして、こらえきれずついに昨日いつものポイントを離脱して南限に向かうことにいたしました。

 

途中途中でポイントを探ってみましたがどこの場所もお魚は留守状態で、魚探には海底の砂地や岩礁しか魚探には映らなかったのであります。

 

よその海のことは知らんが、内海界隈のお魚はホント一斉にどこかに移動されたようでして、ついに貧漁警報を発令することにいたしました。

 

警報発令といっても、ただ 「釣れないよー」 というだけでなんてことはないのですが、お刺身が確保できないってことは晩酌の肴がない訳でして、自分にとってはかなり深刻な問題なのであります。

 

 

 

お久しぶりの南限に到着して魚探で探ってみましたが小魚の反応はパラパラあるものの、密度がかなり薄い感じでありまして、結局チダイが数匹釣れたぐらいで、あとは真っ赤なサクラダイ系の小魚が食いついてくる程度で終わってしまいましたね。

 

そんな中、まぐれで天秤仕掛けにアカヤガラのでかいのが釣れちゃいまして、特級の高級食材の確保ができたのが昨日の南限移動の救いになりましたが、このお魚は大きいサイズでしたら市場でもかなりの値が付くそうで、昨日の獲物は夕べの刺身や鍋で、皆さんの舌をきっと満足させたことでありましょう。

 

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そう言えば先日釣れた超珍しいヒゲダイの食リポをメールでいただきましたので、ツバちゃんの食リポと合わせて近々紹介させていただきますね。

 

あららさんの 「宮崎で釣り。たまには遠征したい」 にも紹介してありましたので、こちらも見てね。

 

http://ararafish.blog.fc2.com/

 

 

 

 

話はころりと変わりますが、先日来お話してたバックアップ艇の導入が決定いたしました。

 

せいゆう丸はなんせ30年前に建造された爺ちゃんお船なもので、風邪ひいていつ肺炎併発し寝込むかわからんかったから、こりゃ代打要員が必要かなあと感じておりましたので、ようやくその心配事がなくなりそうであります。

 

修理と整備とカスタマイズにかなりの時間と労力が必要でありますが、せいゆう丸の倶楽部内だけの面白い企画を企てておりますので、どうぞ楽しみにしておいてくださいまし。

 

 

 

それからそれから日向に行く機会がすっかりなくなってしまいましたが、通年でかいキスが門川湾内で釣れるから、こちらもなんとかせんといかんと思っております。

 

毎日毎日時間と仕事に追われておられるサラリー諸氏が、仕事も時間も忘れ去って、お気軽にゆったりまったり過ごせる環境を作れんものやろかと、キャビンの中でいびきをかきながら、あれこれ考えている毎日であります。

 

 

 

貧漁警報発令中ではありますが、今日も飽きずに出漁してまいります。

 

どこに行ってもどうせ釣れないので、もうウロチョロせずいつものポイントに腰据えて、じっくり美味しいお魚来るのを待つことにいたします。

 

ボウズやってもうたら、ゴメン!


2015-12-25 03:55:00
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日記がわりに毎日パチパチしておりますが、さすがに今日は指が重うございます。

 

日に日に釣果が落ちてきているのは分かっておりましたが、一昨日の雨と下り潮が原因と思われる水温の低下がここまでお魚の食欲を低下させるとは・・・。

 

 

 

昨日は一昨日の低気圧通過によるうねりが残っているかも知れんと、1時間ずらして午前8時の出港といたしました。

 

いつものポイントに到着すると魚探には何も反応しない。しかも水温17.5℃と一昨日から2℃近く下がっている。

 

「まあ、餌撒いていればそのうち来るさ」 と、楽観的にしばらく待つも一向に竿が曲がらない。

 

間違って小さめサイズのカンパチが天秤仕掛けに食ってきて船中を賑わせるも、再び沈黙モードに突入。

 

お昼前に自分は初めて見たヒゲダイと思しきお魚が釣れたので、「宮崎で釣り。たまには遠征したい!」 の著者 あららさんにメールしたら、即電話が入ってまいりました。

 

あららさん 「運転してたんだけど止めて電話してんだけど、お髭は長いの短いの?」

 

自分  「短いですよー」

 

あららさん  「多分そのお魚ヒゲソリダイじゃないかな?」

 

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あららさんは本当にレアなお魚がお好きなんですなあ。

 

調べてみたらヒゲダイのほうでした。

 

http://www.zukan-bouz.com/syu/%E3%83%92%E3%82%B2%E3%83%80%E3%82%A4

 

 

 

午後に入ると潮が上り気味になったので南側に船を付けてみると、ようやく2匹のアジ様のお顔を拝見できたがそれで終わり。

 

風が360度変わったりして、とにかくしんどい1日でした。

 

釣れない日があるから釣れた日が嬉しいのでありますが、さすがにここまで釣れないと疲れちゃいますね。

 

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さて、いつものポイントで今日も釣れんかったらどこに行ってお魚探そうかな?

 

チト、ブルーであります。


2015-12-24 04:11:00
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我が家には何故か業務用の厨房機器が色々ありまして、その中で一番活躍しているのがこの真空包装器であります。

 

 

 

昨日は朝から雨が降るとの予報だったので出漁は中止にして、普段できない片付けものを何やかにや、せわしくやっておりました。

 

お休みと言っても目が覚めるのはやはり3時前でして、最近冷蔵庫の中身が少なくなってきた感じなので、マックスバリュー島之内店に半額ハンティングをしに向かうことにいたしました。

 

前日も見に行ってチェックしていたので、多分鶏のモモ肉が半額になっているだろうと目星を付けていたところ、あったあったありました。

 

3パックのモモ肉とムネ肉1パックと手羽先3パックを全部半額でゲットして帰宅。

 

帰り着くと、早速パックしてあるそのままを真空包装用のビニール袋に入れてスイッチオン。

 

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それをそのまま冷凍庫に入れておけば、1年経っても全く品質変わらず美味しく食べられるのであります。

 

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この器械のおかげで、ボンビー且つ托鉢和尚的な我が家の生活が成り立っていると言っても過言ではないであります。

 

冷凍庫にストックしている食材が少なくなれば、おもむろに半額ハンティングに出掛けて手に入れるという、なんか狩猟をしているような生活なのであります。

 

海の上では漁、陸上では半額狩猟と人様からのおすそ分けで我が家の生活が成り立っているのですが、いつからこんな不思議な人生を歩むようになったのでしょうかね。

 

 

 

それはともかく、真空包装がなぜそんなに食品を長持ちさせるかでありますが、そう空気中の酸素を完全に遮断するからであります。

 

我が家の真空包装器は1kwのモーターと真空ポンプで強力に真空状態を作り出し、最後に熱で袋を圧着して袋内の真空状態を保つようになっております。

 

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テレビショッピングで紹介されている家庭用の簡便なタイプもありますが、真空の度合いがまるで違うので日持ちが全然違うみたいですね。

 

もちろん家庭用でも十分長持ちするのでありますが、ランニングコストが結構高くつくようです。

 

我が家で使用している真空包装用の袋は、パオワールドに売ってある100枚入りで1000円前後の専用の物でして、1枚10円そこそこであります。

 

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ところで冷凍焼けって言葉を聞いたことあるでしょうが、お肉などパックに入ったまま冷凍してしばらく経って取り出してみると食材の表面が変色していて、食べてみるとエグい味がしてポイせざるを得なくなることですよね。

 

冷凍は確かに腐敗菌の増殖は抑制してくれますが、残念ながら酸化は防げないのであります。

 

変色はまさに酸化の証でありまして、完全に変質してしまってるからエグい味がするんですわ。

 

ですからフツーのご家庭では新鮮な食材を当たり前に購入されて、早めに食されるのが一番と存じます。

 

我が家のようなサバイバル的生活を目指すことは、間違ってもお勧めできませんがね。

 

 

 

さて、今日から出漁いたしますが、昨日の波の状態があまり良くなかった遊漁船のブログ等を拝見するに、なにやら怪しい匂いがしますなあ。

 

海上では北の風がやや強くと天気予報で言っておりますので、引き返すことにならなけりゃ良いけどなあ。

 

とりあえず行ってみますわ。


2015-12-23 03:47:00
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水温の変化が大きい近頃でありますが、昨日も潮目が来たと思ったら一気に2度ばかり下がっておりました。

 

ほかの時期ではこんな大きな変化は見られませんが、お魚においては物凄いショックなことじゃないだろうか?

 

水温の変化が生き物に与える影響は気温と比べると10倍あるとお魚の専門家が何かの番組で語っておられたけど、数字の信ぴょう性は別にして、お魚には毛皮もないし着物も着とらんから、急激に温度が変化するとかなりこたえるやろね。

 

お船で測定している水温は表面水だから、海中奥深くの水温の変化は分かりませんが、多分それなりに変化しているのではないでしょうか。

 

 

 

昨日はいつものサビキ釣り師達は、沖の黄金の瀬やムルギに出撃されてたようであります。

 

どうもNHKで放映された 「釣り人万歳」 の影響があったのではと思われますが、普段サビキしかしないお方達がこぞって沖の瀬に押しかけて、フカセや天秤でメジナを狙っていたようなので、その中の数隻と電話連絡しましたが、皆さん見事に撃沈だったようです。

 

ジギング船とも連絡取り合ってみると 「皆さん、ウロチョロされてますよー」 とのご返事で、あの一帯で釣れたお船はいなかったみたいですね。

 

サボテンから鵜戸沖を得意とする超ベテランのお船に午後連絡してみると、 「今のところアジが1匹・・・」 とのご返事。

 

「釣れてるよー」 のお返事が皆無の1日でありました。

 

 

 

いつものポイントに到着したのは午前8時前。

 

潮と風が一致していたのでイカリが一発で決まり、午後2時近くまで打ち替えることなくずっと定点に留まっておりました。

 

それなのにデカチンアジアジが船中5匹程度とマダイとチダイが3~4匹、あと実に美味そうな本カワハギとニザダイとツバちゃん数匹で、どうにもならんかった。

 

それ後潟寄り200m地点に移動してようやくゴマサバが10匹くらい食ってきたので、なんとか昨日の漁は成立した次第です。

 

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でも長い1日だったなあ。

 

でもまあ自分はほとんどキャビンのベッドでグーグー寝てたから、早起きによる睡眠不足の解消になって良かったけどね。

 

 

 

最初のお写真はツバちゃん解体の絵でありますが、本当に臭いのだろうかと言うことになり、昨日ご一緒だった例の変なおじさんの目の前でわざと解体してみたのであります。

 

変なおじさんは 「俺に対するいじめやー」 とワーワー騒いでおられましたが、お構いなく包丁とハサミでジョギジョギ。

 

腹わたを取り出してホイっと海に投げると、これがまたうまい具合に変なおじさんの道糸に絡んでユラユラしていた。

 

「ギャー、やめてー」

 

おちょくると大層おもしろいお方であります。

 

お腹の量は半端ないくらい出てきますが匂いはまるでしないので、変なおじさんに匂わせたが 「匂わないね」 とのこと。

 

大きいツバちゃんを2~3枚持ち帰ったお方からの食リポートを待つことにしております。

 

 

 

今日は降水確率90パーセントとのことで、昨日の午前中に休漁することを決定。

 

隣の旧せいゆう丸に山積みしてあるゴミをエコクリーンに持って行って処分したり、宿題が溜まっているので今日も1日バタバタと動き回ることでありましょう。


2015-12-22 03:30:00
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師走も押し迫ってきますと、毎年のことですが内海界隈では何艘もお魚求めて釣舟が出船いたします。

 

別荘前・イルカ前・オネの瀬・伊比井・サボテンなどの各ポイントに、数隻の釣舟が集結してサビキでアジやチダイを釣るのであります。

 

「あそこは昨日入れ食いしたげなよ」 などの情報が入りでもしたら、狭いポイントに5~6艘ものお船が押し合いへし合いするよな状況になるのであります。

 

 

 

ところが今年は状況が一変してしまいまして、ここ数日1隻の釣舟を確認することが出来なくなりました。

 

噂によると有名なサビキの名手があまりにアジが釣れないので、とうとうサビキを諦めて天秤仕掛けでチダイなどを釣っておられるそうな。

 

市場価格が例年と比べて全体的に下落しているそうで、釣れないわ、安いわのダブルパンチで皆さん完全に戦闘意欲喪失しておられるらしい。

 

最近流行りのジギングや鯛ラバのお船が沖に走っていく姿は時たま見かけますが、アジ釣り船は鵜戸沖に走るお船以外は休眠しているようですね。

 

 

 

さてと、昨日はなかなか良く釣れたほうじゃないかな?

 

朝まで雨が残る予報だったので出港時間を1時間ずらして午前8時、いつものポイントにトコトコ向かいました。

 

去年まではポールポジション取らんがため夜明け前に出船しておりましたが、 「もう誰か来とるやろか?」 と思いながら出てみるとだーれもいらっしゃらない。

 

なんか気が抜けますがね、ここまで船が出てこんごとなると。

 

前日久しぶりにカンパチのお姿を見られたので、昨日は太めのサビキ仕掛けでアジ子を釣ってカンパチに食わせる作戦でしたが、なんせアジ子が少ないので餌が釣れない。

 

餌がなければ目的のお魚は永遠に釣れないので、カンパチ諦めて順次天秤に切り替えておられたが、お一人だけ諦めずにプルプルさせていたら小さいながらカンパチが釣れましたね。

 

天秤にはパラ・パラっと時たまではありますがデカアジが食ってきまして、昨日下ろしたての30号3.9mの柔竿にあたりが多かったですね。

 

確か前回硬めの竿であまり釣れなかったと記憶しておりますが、 「やっぱり柔竿が釣れますね」 と嬉しそうに感想を述べられておりました。

 

お昼の間は全く釣れない時間帯がありまして少々退屈するのですが、お昼過ぎからまたパラパラ釣れ始め、結局3時半に納竿するまで結構釣れましたよ。

 

中には40cmクラスのデカチンアジも数匹混じり、 「ああ、またサバや!」 と無造作に上げてみるとデカチンアジで、慌ててタモを取り出し慎重に取り込むような面白い場面も見られましたなあ。(笑)

 

デカアジ・デカマサバ・デカゴマサバ・チダイ・ハゴイタハゲ・カサゴなどが釣れましたよ。

 

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自分的に一番魅力的に感じたのはマサバのデカイ奴。

 

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特にお腹あたりの霜降りの身が美味いでしょうね。

 

でも多分昨夜の間に釣り師の胃袋の中に収まったことでありましょうなあ。羨ましいのであります。

 

 

 

今日まではお天気良くて出漁しますが、明日は朝から雨模様。

 

しばらくの間は朝から雨降るときは、体調悪くせんごとお休みしたいと思いますがね。

 

 

 

 

 


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