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せいゆう丸釣行記

2015-12-21 02:41:00
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昨日は前日の厳しい北東からの残り波があるかもと思っておりましたが、幸いにも朝から穏やかな海況でありました。

 

ただ最近貧漁が続いているので 「今日もダメやろか?」 と、少々ブルーな気分での出港でしたが、いつものポイントに到着すると潮はほとんど動かないか僅かな上りでありまして、水温は19度付近を指していて 「あれ、ひょとすると良いかも?」 。

 

 

 

ところでなんですが、かかり釣りでの操船のことをチトお話させてもらいますけど、一番重要な作業に船の位置取りがありまして、要するにお魚が一番多くいらっしゃる地点のチト上流側に船を上手に構えてやれるかなのであります。

 

潮の流れがある時にお魚の群れの真上に付けてしまうと、仕掛けを投入したら潮の流れで餌の付いた針が群れのずっと向こうでプラプラしてしまうから意味無いのですよね。

 

だから群れのチョイ上流側に付けてやると、仕掛けの餌が群れの真ん中に到達するって寸法なのであります。

 

意外かも知れませんが、30m前後の水深の場所に打つイカリのロープの長さは、水深の倍の60mを超えるんですよ。

 

ですからチトした潮や風の向きで数十メートル、いや場合によっては100mも位置がズレてしまうんですよね。

 

「今日はそっちの側が良く釣れるわ!」 とか 「あっちの船の方に魚が居るわ」 などのお話を聞くことがありますが、お船は陸上と違ってジット止まっているように見えても常に左右に10mくらいは振っていますので、お隣の位置での釣果には関係ないですがね。

 

自分がキャビンで昼寝している時は船が比較的安定している場合か、打つ手がなくてふてくされるかのどちらかでありまして、しきりに船の前に移動繰り返している時は、ロープワークで出来るだけ定点に船を維持している時なのであります。

 

経験と感覚でしか語れないことではありますが、自分はいつもテレーっとしているようでも、実は頭の中は海の中のことを常に想像して動いているのだと理解して頂ければまことに幸いでございます。

 

 

 

さあて、昨日はベテランのお方達ばかりでしたので何か面白いことやってくれるかもと期待しておりましたが、やっぱり出ましたカンパチ君が。

 

 

 

今季はどこもアジ子がいなくて、カンパチなどの青物と遭遇するチャンスがまるでありませんでした。

 

去年の今頃は青物と格闘の日々でありまして、自分は50~60本程ゲットしておりました。

 

ただ残念なことに宮崎のブリは気が抜けるほど市場価格が安いので、そう言えば去年は切り身で売っておりましたなあ。

 

昨日は、いつも穏やかなお顔をされながら心ブレることなく頭をフル回転してお魚と向き合っておられるお方が、ついにカンパチの4kg弱を手中にされましたよ。

 

なかなか釣れない青アジの子をせっせと釣っては生け簀の中で活かして、鼻のチョン掛けの泳がせ釣りをされておられたが、まだそこら辺に居たのですねカンパチさんは。

 

もう1匹小ぶりのカンパチを釣られて、最後の最後に仕掛けをイカ釣り用にチェンジして見事に1ハイ手に入れておられた。

 

また他のお方の名竿 「海春」 の穂先が海中に突っ込んでグニャリと曲がりながらもようやく上がってきたのは、4.5kgのりっぱなコロダイでありました。 

 

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昨日はありがたいことにデカマサバ・デカゴマサバが結構釣れまして、午後になると潮が下り始めたので場所を変えてデカアジもそこそこ釣れちゃいました。

 

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最近極貧漁が続いておりましたので、なんかホッとした1日でありました。

 

 

 

今日は夜明け頃まで雨模様の予報でしたので、時間を遅らせて8時に出港しようかと思っております。

 

雨が止めばのお話ですけどね。


2015-12-20 03:22:00
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昨日は何も考えんでいつものポイントに進んでいくと、潟はベタ凪ぎだったのが段々北東からの風と波が高くなってまいりました。

 

GPVで波・風の状況を見確認しなかった訳ではないのですが、ここまで北が吹くとは予想しておりませんでした。

 

チト厳しそうな気配ではありましたが、漁が出来ない程ではないのでそのまま続行。

 

水温計は20度近くを表示していて、前日より2度近く上昇しておりました。

 

走行中に分かっておりましたが潮は上りで、しかも結構な速さで北上している模様でして色は綺麗な澄んだブルーでありました。

 

ただ風が北から、潮は南からとなりますと最悪の取合せでありまして、案の定北東からの立った横波を受ける羽目に。

 

しばらく漁をしておりましたがアジを数匹確保したところで危険な状態と判断しまして、200m程岸寄りの潟に移動することにしました。

 

 

 

この場所は前日女神様がひたむきに釣りをなさって、ツバちゃんの猛攻を受けながらもイサキを釣り上げた場所でありまして、夏の盛期にはイサキの数釣りが楽しめる面白い所であります。

 

また、たまにアジのデカいのが回ってくる場所でもありますので、波を避けつつ磯魚を狙う感じで船を付けてみました。

 

思ったとおりいつものポイントより波は落ちはしましたがやはり厳しい状況は続き、さらに風波が強くなり昼過ぎに止めて帰港いたしました。

 

 

 

なんか消化不良と言いましょうか、久しぶりに北東からの風波にやられた1日でありました。

 

アジ・サバ・ニザダイ・イサキなどが釣れましたが、最近貧漁が続きますがね。

 

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しかしながらあのツバちゃんはどうしてこんなに増えたんやろうかね。

 

毎日10匹近く釣れちゃうんだよ、しかも2kgオーバーを含めて。

 

カワハギ類の異常発生は大歓迎だが、ツバちゃんが釣れてもどうにもならんが、昨日は 「これは大物を取り込む時のトレーニングだあ」 と、ツバちゃんと格闘しておられるお方がいらっしゃった。

 

世の中にはどんな場面に遭遇しても、前向きに取り組む愉快なお方がいらっしゃいますがね。感心するわ。(笑)

 

 

 

さて今日までは何とか天気は持ちそうですが、今夜から明日の朝は雨模様であります。

 

冬場の雨はたいそう辛いものがありまして、気力はあるのだけど寒さが徐々に体力を奪って、風邪など病気の原因になる場合もあります。

 

特にご高齢のお方は要注意であります。

 

春先きの暖かくなる頃までは雨天の釣行は控えようと思うとります。

 

お遊びがお仕事の差支えになったら本末転倒でありまして、そんな雨の日に当たったお方は気の毒ですがきっぱりと休漁にしますので、ご理解くださいな。


2015-12-19 03:33:00
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半年ぶりの女神様のご登場でありました。

 

確か6月中旬頃に黄金の瀬でイサキを爆釣されたと思いますが、今回は若奥様になられてのご登場であられました。

 

当然自分はテンション上げ上げでありまして、そんな調子でいつものポイントに到着すると 「ゲゲ!まっさらじゃん」。

 

魚探に映る画面は砂漠のように殺伐としており、生命体反応があるようには見えない。

 

水温は19度近くでしたから問題ないように思えましたが、それはあくまで表面海水温でありまして底の方の温度は分からない。

 

仕掛けを投入してしばらくするとデカアジ数匹とマサバ・ゴマサバが食ってきたものの続かず、沈黙のお時間だけが過ぎていったのでありました。

 

そんな中感心なことに、この女神様は黙々と餌の付け替えをキチンとされて、5~6分の位のインターバルで繰り返し仕掛けを投入されていた。

 

終漁の3時半までずっとだよ。

 

あたしゃ感動しましたな。

 

大体1時間くらい何の反応もないと、「ああー、何も来んわー」 とおっしゃって他の事を始めたりするものだが、女神様は違っておりました。

 

デッカイツバちゃんの襲撃にあってガッカリされる場面もございましたが、良型のイサキを唯一人ゲットされ、ひたむきさが報われた場面もありました。

 

船釣り2度目のこの女神様は、次回以降お魚の食いが立った時には竿頭になること間違いないと確信したのでありました。

 

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さてさて、昨日はツバちゃんの猛攻撃に加え、デカいボラの大集団が通過するなど散々な1日でありました。

 

ボラの集団は沖から押し寄せて来て、多分数キロにわたって何万か何十万か分かりませんが、とにかく大集団でぴょんぴょん跳ねながら大位移動するのであります。

 

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船の下を通過した時の魚探の画像がこれ。

 

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5~15mの間にビッチリと写っているのがお分かりでしょうか?

 

 

間もなく内海に出立しますが、今日はどんなお魚と会えるでしょうかね?

 

もうツバちゃんは出てこんで良かよ。(笑)

 

 


2015-12-18 04:34:00
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寝坊したので簡便に。

 

昨日は随分と寒かったです。

 

しかし海の中は前日より1度上がって19度台。

 

いつものポイントに船を付けるとちょっとだけお魚の反応がありました。

 

ウミネコのカー助も早々やって来て、マーガリン入りのパンをパクパク食っている。

 

釣れない時間帯もありましたが、時々思い出したように食ってきたりして、船中デカアジ30匹弱 デカサバ5匹前後 チヌ クロエバ チダイ などが釣れてました。

 

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今から出立しますが、昨日より寒いみたいですね。


2015-12-17 03:57:00
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「船長さん、あれダメだったわ。捌きかけたんだけど、腹わたがメチャクチャ多いし、なんか匂いがするしで諦めたわ」

 

先日ツバメウオのツバちゃんを釣り上げて持って帰られたお方からの電話でありました。

 

自分はツバちゃんを日南の大島沖で30年程前に釣り上げてからずっとお目にかかったことなかったので、美味いのか美味くないのかハッキリと覚えてなかったのでありますが、おぼろげに身が硬かったことだけは記憶しておりました。

 

ですから 「このお魚美味しいんですか?」 と聞かれても、「んーん、多分・・・」 としか答えられんかった。

 

でもそのお電話をいただいてからは 「臭いそうですよ」 と答えるようにいたしました。

 

よって一昨日釣り上げられた7~8匹のツバちゃんは全員海にお帰りになり、その後通常の生活戻られたことと存じます。

 

ところがところが、世の中には不幸と言いましょうか不運と申しましょうか、めぐり合わせで実にあわれなお魚がいるんですなあ。

 

 

 

昨日は一昨日と比べると強風であおられ船の位置が数十メートル変わる影響もありましたが、食いがあまり活発でなかったようで、午前中はパラパラ食ってきたものの午後はまるでダメでありました。

 

それでもデカアジが多いお方で10匹くらい釣っておられたので、数日はアジ三昧を楽しめるはず。

 

その他に丸太のようなサバやチダイ・イサキ・オニカサゴ・サンノジなどが釣れておりました。

 

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そしてドラマは最後の最後に起こったのでありました。

 

超ベテランさんが握っておられた名竿 「春海」 がグニャリと曲がって竿先が海中に突っ込んでおりました。

 

「これはかなりの大物だあ」 と直感したものの、なぜか不安が頭をよぎる。

 

 

 

はい、上がってきたのは完全2kgオーバーの立派なツバちゃんでありました。

 

船中 「ありゃまー」 だったのですが、リリースされようとしてツバちゃんを掴んだその時 「それください」 ってお方がいらっしゃった。

 

そのお方、なんでも前回の釣行の時にお刺身したら結構美味しかったらしく、自分で釣られたミニツバちゃんとその立派なツバちゃんをクーラーに入れてご満悦でおられてました。

 

まあ、お気の毒なツバちゃんもいたものですねえ。合掌・・・。

 

でも捨てられるんじゃなく美味しく食べていただくのだから、天寿全うということでそれはそれで良かよね。

 

 

 

今日も西風強いみたいですが、いつものポイントでデカアジ狙って出漁いたします。

 

 


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