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古本屋日誌

2019-05-13 16:27:00

今日はえらく暑い日で荷物をせたろうて歩いているだけで汗してしまいます。

このところ郵送料金や宅急便の料金は値上がりが続いていて、これは今までが安すぎたこともあろうし、労働者の環境や待遇を改善する上で避けては通れないことなんだろう。

うちの店はクロネコヤマトや郵便局や佐川急便、その他いろいろお世話になっていますが、いつも気になるのが荷物をいちいちはかりで重量やら厚みを一通一通測っていることです。素人目に見ても文庫本がほとんどで重さなんか誤差くらいしか違いはないし、厚みなんか見たらわかるだろうと思います。

実は以前は大体の感じで重さや厚みをパッと見て推理して、さっさと処理する係の人がいっぱいいたのに、今はなぜか影を潜めています。いちいち測っても郵便局やクロネコヤマトの儲けが多くなるわけでもないし、目分量でやるのに比べて大幅に時間がかかるので、実は合理化になってない。

新しい秤を入れたから使って見たいとか、実は秤に仕掛けがあって中身を透視できるとか、何の役に立つかはわからんけど細かいデータを集めてビッグデータを形成したいとか、いろいろ理由があるのかなあ。

 


2019-05-12 10:27:00

「ヤングマガジン」に三田紀房が「アルキメデスの大戦」をずっと連載している。三田はバカな生徒をあれこれ仕込んで東大に合格させる漫画でなかなか面白かったが、本格的な歴史物に乗り出したことになり、金も儲けるが、やりたいこともするという天才のスタイルを身につけつつある。

東大の理学部、数学科を中退して海軍に入った櫂少佐が密かにすすめられている戦艦大和の建艦計画に異を唱え、阻止するために尽力する。推進側の出してきた費用の見積もりが異常に低いのを怪しみ、持ち前の数学的センスを駆使して、正しい費用を割り出し、そのデータを突きつけて問題点を指摘する。ところが敵もさる者、いつかな引く気配もない、そこで櫂少佐は………。

てな感じのストーリーで興味が尽きない。確かに日本海海戦ではあれほど策がはまり、バルチック艦隊を全滅に追い込んだのに、その36年後のレイテ沖海戦では戦艦大和の主砲は打てども打てども全く当たらない、それどころか商戦を改造しただけの護衛空母を正規空母だと誤認して、幻の敵影に怯える失態までやらかすんだからどうしようもない。

呉の「戦艦大和ミュージアム」では「戦艦大和に用いられた最新技術は戦後の高度成長の礎となった」などと夜郎自大なキャプションをつけている。これは死んだ2000人を超える勇敢な乗組員へのレクイエムとしては理解できるが、デタラメなであることは間違いない。


2019-05-11 10:32:00

先日昭和19年1月に学藝社から出た大佛次郎の絵本「山本五十六元帥」を入手しました。

160ページある子供用の偉人伝なんですが、山本が海軍航空隊の訓練を推し進め、事故で亡くなる兵隊が出て周りの反対が強くなっても聞く耳を持たなかったと書いてある。さらに航空兵の言葉として「戦争が始まったら飛行機ごと敵の航空母艦に体当たりをして一度に沈めてやるぞ」とあってこれは日本を守ることだけを考えている立派な若者だと大佛次郎は書いている。

昭和19年1月発行ということは原稿はもっと前にできていたわけで、すでに特攻を思わせる話が載っているのでびっくりしました。確か神風特攻隊はレイテの攻防戦からですから昭和19年の終わりくらいですからね。それがアメリカとの戦争を始める前から航空母艦に体当たりをしてやるというんだから不思議な話です。

先に中公文庫から出た「トーキョーレコード」にも開戦前から特攻隊を日本は考えていたと書いてありましたから、やはり本当の話なんでしょうね。

 山本は航空隊の訓練でうら若い前途洋々たる兵隊が死んでいくのを見ても中止にはせず、ますます励むように訓示したとある。それでいて亡くなった兵隊の名前をメモに書き留め常にポケットに忍ばせて悲しんでいたともある。

まあこれはマックスウェーバーの「職業としての政治」にある例の「それでもなお❗️❗️」の精神ですね。政治家たるものの心構えを説いた教えだが、戦争という究極の政治に臨むものとして山本の姿勢は当然です。


2019-05-10 17:46:00

ベストセラーになった橘玲の「言ってはいけない」は才能が明白に遺伝していることや犯罪者は脳の機能にそもそも問題があるケースも多い、つまり病気なわけだから有罪だとし裁判で裁くのはおかしいことを指摘して、もっともな話だと思いました。

その橘が「週刊文春」で「楽しい人生百年計画」の連載を始めた。2回目はナンパの話で学生を使って男が女にまた逆に女が男に、デートしないか?自分の部屋ですごさないか?ベッドを共にしないか?の3つの質問をした。

デートしないか?のお誘いには男女ともに五割くらいがOKして、大差は無かったが、いきなりのベッドを共にしないか?の誘いは男は75%がOKしたのに対して女は0%、大きな差が出た。橘は男はできるだけたくさん子孫を残したい生き物だから生殖のチャンスを増やそうとするが、女は見境なく交わってしまうと妊娠のリスクもあるので慎重になるとわりと当たり前の、よく言われていることを書いていた。

大学時代、同志社大学の神学部の友人がいたが、まずまずの甘いマスクで、四条河原町などでしょっちゅうナンパをしていていつも「これから俺とねーへんか?」と口説いていたが、それなりに上手くいっていたのを目撃していたから、この実験結果には少し疑問が残るな。

でも男は「生理ちゃん」にも書いてあるが、自分の責とは関係なく自動的に女に目がいって交わりたいと思ってしまうのだから、困ったものだ。

 

 

 


2019-05-09 12:16:00

寝屋川市駅は仕事であれこれ利用する駅なんですが、斜めに走る高架線路を京都方面に少し行った八幡西町の交差点は西へ行くと鳥飼大橋、東へ行くと寝屋川市役所なんですが、横断歩道が設けておらず、古ぼけた歩道橋があるだけで、道行く人はもちろん歩道橋なんかつかわない。

奈良から大阪に抜けて行く国道163号線は近所を通過して行くのだが、巣本交差点から大阪に向かう沿道にかごの屋、ローソン、丸亀製麺、王将、古本市場と櫛比していて、各店舗に車が入れるように一々歩道を削ってスムーズにしているために、歩道に段差が常に生じて極めて歩きにくい。

日本はクルマだけが優遇される異常な社会で、ために交通事故では歩行者が死ぬことが多い。トヨタやニッサンなどは交通事故の元凶であるにもかかわらず、全く自覚はなくドライブの楽しさを煽るCMを流し続けている。