Welcome

古本屋日誌

2020-07-31 16:12:00
今日1時10分から神戸地裁で雇用延長裁判の判決がありました。

原告は非常勤講師の社会の先生で、神戸に本社のある中学受験の進学塾で働いていますが、60の定年以降時給は2割減となり、勤務時間の減少もあって年収は6割程度になっています。

講師の仕事はもっぱら授業なので定年後も何も変わりません、それにもかかわらず一方的に時給を下げるのはおかしいではないかという主張です。

さて今日の判決ですが、裁判官の横田は原告は会社から提示された時間給に納得して契約のサインをしたと認められると述べて控訴を棄却しました。
しかし裁判では提示された時間給には納得していない旨を述べた録音が証拠として提出されて審議されていました。また、もしサインしないなら首になるということも述べていました。

それにもかかわらず納得してサインしたと認められるなどと述べるのですから不思議な裁判官だな。だいたい時給に納得していたら裁判に訴えたりするわけがないだろう。
棄却するにしても、もっとまともな理屈を考え出せないものだろうか?

iPhoneから送信

2020-07-30 15:24:00

明日午後1時から神戸地方裁判所で、雇用延長時の時給減額裁判の判決がある。

被告は神戸に本社のある中学受験の進学塾で、この会社では講師と呼ばれる非常勤の先生の定年は60なんだが、それ以降64まで再雇用となる。

ところが時間給が2割減、勤務時間も減り、年収は6割くらいになってしまう。勤務時間の減少はいいとしても、講師の仕事はもっぱら授業で、これは定年前もその後も全く変わりのない業務だ、それにもかかわらず時給を2割も減らすのはおかしいと社会の先生が提訴したものだ。

先日の証人尋問の最後に裁判長が「職員の時間給と講師の時間給はどちらが高いのですか?」と塾側の証人に聞いて「それは講師の方が高いです」との答えを得ていた。

しかし正社員である職員の給料を時間給で表すことはないし、ましてやそれをバイトである講師の時間給と比較してもなんの意味もない。だいたい保険やら年金やらが会社負担になっているし、ボーナスや退職金もある正社員の方が待遇が良いことなど当たり前ではないか。

私はこの的外れな質問をする裁判官に一抹の危惧を覚えたなあ。
「確かに定年後の講師の時間給は減額されているが、それでも正社員の時間給と比べたら上であると認められる、従って2割程度の減額は社会通念上正当だと思える」などとバカなことを言い出すのではないかと恐れているのだ。

iPhoneから送信


2020-07-29 20:02:00

岩波文庫はだいぶ前はもちろんカバーなどつけずにセロファン紙をかけて販売していた。

岩波新書もカバーはなくなんか裸本みたいな体裁だった。

こういう昔の文庫や新書はなかなか売れていかない。どうしても新しいものカバー付きの方が人気があってまあそりゃそうだろう。

だからカバーのない古い本はお客さんが持ってきても買い取らないかやむなく引き取っても処分してしまうことが多い。

そのため大阪、京都、神戸の巨大なエリアで考えてみてもその手の品揃えが豊富な古本屋はちょっと記憶にない。

実際には岩波新書の赤版では「支那思想と日本」や「人体と結核」「チベット」青版では「大工道具の歴史」「にっぽん部落」黄版でも「近代民主主義とその展望」「個人主義の運命」など価値のある本がいくらもあるが、めんどくさいので取り置いて販売するようにはなってない。

でも大学の正面にあるような、文系の学生にテキストを売るような古本屋なら「基本書の需要がある」として扱っている可能性はある。

またどういうルートで本を仕入れているのか定かではないがとにかく本を読んでほとんどただで仕入れることができる古本屋もこういう一昔前の本を扱っている可能性がある。

iPhoneから送信


2020-07-28 16:25:00

恒例だった下鴨の古本まつりが中止となった。

いろんな人に話を聞いてみたら下鴨神社が夏の祭礼を中止している、御手洗神事とかも行わないのに、古本まつりだけやるというのはちょっとどうかという事情があるようだ。

またもし古本まつり会場でコロナ感染者が出てしまった場合、そのことが公になって下鴨神社の名前が出てしまう。これが神社に対して申し訳ない、そういうことになったら、これからの古本まつりの開催に差し障りが出るのではないかとの心配もあるようだ。

それはさておきこのところ目の調子が悪く、飛蚊症が悪化している。右目なんだが、黒い丸のようなものや、まさしく蚊のようなものが目をさえぎるように視界に入る。もともと20代の頃からその状態だったのだが、このところひどくなっている。

萱島の眼科に行けばいいのだが、今日は京都と高槻に仕入れの用事がありやむなく高槻の眼科に出向いて眼底検査などを受けた。この検査は瞳孔を大きくしないといけないため、直前に特別な目薬を刺して瞳孔肥大させる。そのため「車の運転なんかは避けてください」とのことだ。

結果「網膜に薄いところがありますね、近眼が強いからどうしてもそうなりますね、1週間様子を見てみましょう」とのことだった。
瞳孔散大とは死者の特徴ですね、検査後もしばらくその状態が続いていてほぼゾンビの状態が続いています。

「万物流転」「逝くものはかくのごときか、昼夜をおかず」

つまり老化は食い止められません。

iPhoneから送信


2020-07-27 20:23:00

下鴨の古本市は中止となり、四天王寺の秋のはどうなるのかよくわからない。
一応天満宮の古本市は開催とのことで予告があるようだが、天王寺さんはまだアナウンスがない。
知り合いの古本屋に聞いてみたら「8月中旬に天王寺さんから開催に関しての何らかの結論が出るて聞いとるわ、まああれやな大阪も第二波が来とるゆう感じなんや思うで〜」とのことだった。
天王寺さんは弱法師のお寺だがそんなことにはお構いなしに春の古本市は中止となった。祇園祭もそもそも夏の悪疫退散の祭礼であるにもかかわらず、悪疫に恐れをなして取りやめとなった。
それはそうと少し前に親指の付け根に湿疹がでて痒なってしまい、近所の皮膚科に通ったことがあった。診察を待ってる時にえらい肩口をかきむしっているじいさんがいて
「どないしましたんや❓」と聞いてみたら
もろ肌脱いで、「肩のとこ、ミミズ腫れができてしもて、往生しとりますんや」
「あーそれ帯状疱疹ちゃいますか❓わしも前にわずろうたことありますよって、何となく分かりますんや。ほっといたらひどなって、痺れが残ることもありますんやで」というと向こうは

「先生は『ちょっと腫れてるだけや、シップ貼っといたらようなる』ゆうてはりますんやけど、もう一月になるんやけんど、ちょっともマシにはなれしませんねん」などという。
「そら、どないしても帯状疱疹ですがな、ここはえらいヤブ医者ですな、医者変えたほうがよろしいで」
とはゆうたはものの、考えたら自分もヤブ医者にかかってるわけで、説得力はゼロでした。


iPhoneから送信


1 2 3 4 5 6 7